このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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毎週末になると天気が悪くなってお出かけしようにもどんより・・・と言った様に春らしい天候が続いていたのだが、気が付けば南九州は入梅となってしまった。
球磨焼酎“繊月”で知られる
繊月酒造
さんがこの時期開催されるイベント“繊月まつり”は、今年は絶妙のタイミングであった。晴天にも恵まれたし、これからしばらく続くであろう雨の季節に突入するのだ。気持ちを明るく持ってその季節に突入したいものである。その意味での絶妙。
さて、5月25日。家族そろって都城から人吉を目指した。
前日、激しい雨が降った都城は朝から蒸し暑い。太陽が昇るに従ってどんどん気温が上がっていくようだ。
車は快調に小林、えびの・・・と走り、一気に加久藤峠を越える。大畑の梅園が見えれば繊月酒造さんのある人吉市街地は目と鼻の先だ。 ちょっと出発の時間が遅かったか、到着はちょうど正午の頃。
例年なら良い感じで蔵の真っ正面の駐車場に車を停める事が出来たのだが、今年は・・・。近くなのだが、人吉市役所への駐車となりました。こればっかりは仕方がないですね。ですが、印象的な外観の人吉市役所やなだらかな曲線を描く人吉城の城壁を近くで見る事が出来たので良しとしましょう。
ちょこっと歩いて会場の入り口で食券を購入。以前からお伝えしている通り、会場内で販売されるほぼ全ての物を100円の食券1枚で購入する事が出来るのだ。
当方、家族連れとはいっても子供は小さいので、とりあえずは500円分だけ購入する事とした。足りなければまた購入すれば良いのである。
とりあえず昼飯である。腹が減って仕方がないので、一気に500円の食券を投入。以下をゲットした次第である。
・焼きそば
・おにぎり2個
・焼き鳥(3本)×2
・猪鹿鍋
焼きそばは鉄板に熱せられて立ち上る香ばしいソースの薫りが堪らなかったから。猪鹿鍋は単純に山の幸を食べたかったから。具だくさん、ジューシーで堪りませんでした。
こちらは炭火で焼き上げられる鮎。
ほとんどの物が100円で買い求める事が出来るメニューの中でこれだけは別格で、300円。
“繊月”のたかんぽ焼酎(竹筒を燗付け)がその横で供されていましたが、合わせたら堪らなく美味いのだろうな・・・と思ったのだが、何故かカミさんに遠慮して自重。
・・・今思えばかなり後悔ですよ。
こちらも100円な“ふき”に“こさん筍”。あ、ウドは売り切れなのね。
煮染めやみそ汁と大活躍な初夏の味覚です。
“こさん筍”とはホテイチクの竹の子の事で、南九州ならではの食材。モウソウチクの竹の子と違って、あく抜きの必要がないので手軽でおいしい食材として重宝します。
会場ではかつて繊月酒造さんのCMキャラクターをつとめた事のある俳優の大和田伸也さんがファンに囲まれておりました。
そういえば、大和田さん。昨年は上戸彩ちゃんとドラマで競演されておりましたね。ドラマの放映がちょうど昨年の繊月まつりの頃でしたので、知人にこのことを話したら羨ましがられました。
会場に設けられたステージでは大和田さんのトークショーを始め、様々な催し物が行われている。
折しも、地元熊本出身の“フォーク歌手”作本光弘さんが生演奏をされておりました。
その脇に並べてあったのが繊月酒造の新製品である深紅のリキュール。
この焼酎屋さんの赤いリキュール。その名も『恋しそう』と言うのである。
繊月酒造さん自慢の米焼酎に赤紫蘇を漬け込んだ商品という事で、もっと酸味が効いた風味を想像していたが、いえいえ。酸味は爽やかに甘みと調和し、7度というアルコール度数も合わせてとても飲みやすく仕上がっておりました。
酸味が加わる事で全くくどいと感じる事もなく、スイスイと試飲をいただきましたですよ。
・・・あ、妻よ。ついつい飲んでしまったので、帰りの運転は任せた。
ふふふ・・・。遂にこの時間がやって参りましたよ。繊月酒造さんの貯蔵の集大成とも言える40年物の古酒を味わう時間。
とにかく落ち着かない感じで会場のテーブルに正座で付きました。
担当の方より、「樫樽に貯蔵した古酒とどちらが良いですか?」と聞かれた物ですから、迷わず40年古酒に行きました(爆)。
味わいは・・・。なんと言いますか、これを飲むためにこの1年間頑張ってきたのだよなぁ・・・と思わず思ってしまいました。アルコールの度数も相当高いはずだが、そんな物はどこに行った?ってな円熟。豊かな風味。
樫樽貯蔵の物もいただきました。こちらも美味いのですが、40年古酒の美味さは尋常ではありません。
しばし、担当の方と雑談をかわさせていただいたのですが、このごろは芋焼酎の侵入が目立つ様で、若い人を中心に飲み屋などで鹿児島の芋焼酎が出る様になっているという事だった。・・・う〜む。何か違う様な気がするのだが。人吉の若者よ。減圧だの常圧だのうるさい事は言いませんので、もっと地元の焼酎に目を向けて下さいな。
ちょっと良い気分になりながら、“
黒麹仕込 峰の露
”と上記の“恋しそう”をお土産に購入しましたが、帰りの車の中。後部座席で睡魔と戦いながらある事に気が付きました。
・・・純子様とお話し出来なかったぢゃないか!! (08.06.07)
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