このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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(12.07.03)
2012年の5月下旬。
転居したのは良いのですが、未だネット環境が整わず、色んな意味で悶々とした日々を送っております。定期購読している雑誌を注文することもできず、巡回していたブログにも目を通すこともできない。ニュースのチェックは新聞やらTVやらで何とかこなすことはできますが、ちょっとの暇つぶしができないことに苛立ちを感じているのですね。
その様な中、本屋で手に取った情報誌に
繊月酒造
さんが開催する“繊月まつり”の記事が載っておりました。そういえば、5月下旬の開催だった・・・と今更のように気付かされるのです。
ゴールデンウィークも荷物の片付けやら・・・であまり家族をかまっていませんでしたので、「ならば!!」とスケジュールを組み込みました。5月20日。堤純子様をはじめ、宮崎で生活をするようになってからここでしかお会いできなくなった方々もいる。当日は朝から雨でしたが、車を走らせました。
到着は11時頃・・・とまだまだ昼にはなっていない。雨も降っていましたので、余裕に座れるだろう・・・たかをくくっていたわけですが、この混雑具合。
なんとかテントの中に席を見つけて陣取った訳ですが、いやはや。皆様、焼酎の入ったカップを片手にいい顔で笑ってますねぇ・・・。
受付で購入した1,000円分の食券を片手に露店の列に並んだのですが、並んでいる間に焼きそばも3回ほど作り直したり・・・と調理の手が追っつかない感じなのだ。
その行列の横を黒いモコモコ物体が俊足で走り去っていく。何かと思ったら、熊本県の観光大使も務めている“くまモン”ぢゃないか!??
その後を追うように子供が集団で走る。どうやらゲスト出演だったのですね。知っていれば待ちかまえて捕獲してやったのに・・・。それにしても、くまモンって、あんな図体であそこまで動けるとは思わなんだ・・・。最後はジャンプしながら小走りで消えていきました。
昨年デビューした宮崎県のゆるキャラ。我らが“みやざき犬”はアレに勝てるのでせうか?
焼きそばの他に鶏の串焼きや鮎せんべい、茶葉の天ぷら・・・と購入。食べかけで申し訳ないのだが、この“つぼん汁”が素朴ながらも美味かった。
鶏肉、ごぼう、にんじん、大根とゴロゴロ具が入ったしょうゆ風味の汁なのですが、元々は祝いの日に食べるハレの郷土料理のようです。
今年はお腹いっぱいになってしまったので購入しなかった鮎の串焼き。奥の方ではもちろん“たかんぽ焼酎”が暖められています。
火に近づくと結構暑いのですが、毎年、この一角には鮎の串を手に焼酎をあおる地元のオヤジさん達が集まっているのですよ。
画像を見ていて思ったのですが、やっぱり無理してでも食べれば良かったかな。
会場ではちょっとしたバザーが開かれているのは毎年の通り。
野菜や海産物の他にも“コサンタケ”や“セリ”が売られているのですが、主婦の方々に人気の様子でした。
その並びに金魚すくいなどもあるのですが、私は長男を抑えるので手一杯。
1年ぶりにお会いした
九州焼酎探検隊
の隊長(相変わらず元気そうで何よりでした。飲みっぷりはさすがです)に近況報告などを差し上げていた最中に会場に轟音がとどろく。昨年も来場者を視覚的、聴覚的に楽しませた
葦北鉄砲隊
の火縄銃。演武の後、並んでの記念撮影を求める方が耐えない様子でした。
昨年はビビって硬直していた長男は・・・と申しますと、近くまで行って演武を眺めていた様子。へぇ・・・。成長してるぢゃん。
そして、麗しの堤純子さまともお話をすることができましたです。笑顔の素敵な女性ですよね。多くのお客さんの相手、そしてあいにくの天気・・・と大変な中、楽しい時間をありがとうございます。このイベント。毎年、心から楽しませていただいております。 嫁に帰路の運転を懇願し、繊月酒造が誇る50年貯蔵の古酒もいただいて参りましたよ。
いつもは自分の順番が巡ってくるのを待つのですが、今回はすんなりと卓につくことができました。
差し出された古酒。
通常のもの、樽貯蔵のもの・・・と順番に飲みましたが、ずずず・・・と染み渡るような前者の味わい。毎年「これのために1年間頑張ってきた・・・」なんて仰々しいことを書いておりますが、決して誇張ではありません。
小さな杯をちびちび味わい、蔵の職員の方から焼酎にまつわる話など聞いているとあっという間に時間が経ってしまいます。
貴重な古酒の時間を終えた後、嫁の携帯に電話を掛けるのですが、妙に話口の向こうが賑やか。
ははぁ・・・んとステージに歩いていって姿を探すのですがこれが見つけられないのですよ。
よくよく探してみると、最前列に座って。“くまモン応援音頭”を聞いておりました。
昼過ぎに蔵を後にしたのですが、その前に直売スペースへ。嫁女が職場にお土産を買っていく・・・というのですよ。
私も“峰の露”の黒麹
5合
を1本購入したのですが、一角に大型のガラスケースが置かれていました。
そこに展示されていたのが、画像の“化粧まわし”なのですが、焼酎“峰の露”の刺繍が入っている。説明書きによれば阿蘇青井神社の奉納相撲で用いられていたものだそうで、繊月まつりの開催を記念して神社側から貸し出されたものとのこと。
糸のほつれが見られたり・・・と結構古いものです。 このような化粧まわしが残っていること自体が驚愕なのですが、繊月酒造さんがその様な時代から人吉盆地の人々の生活に寄り添ってきた事実。貴重な物を見せていただいたなぁ・・・と思います(・・・説明書きもちゃんと撮影してくれば良かったよ)。
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