このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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HIKOBAE
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(有)麻生本店 大分県大分郡庄内町
(
2004.11.28
)
湯布院からの帰り道。普段は湯平から国道を下ってきて、庄内町にあるローソンの交差点で大野町の方へ山越えの道を選ぶ。そこからは野津原を抜け、休館したばかり(平成16年9月30日)の“おおいた香りの森博物館”の脇をかすめながら、一気に四辻峠を下る。大学時代、大分市内の国道10号線大分大学付近を先頭にした悶絶の渋滞を何とか回避するがために、数回の大分県山道攻めによって何とか決定したるーとである。大野町から後は一気に三重町へと抜けるこの「庄内町〜三重町」を1時間で結ぶルートは、ストレス無く走ることができ、かつ起伏ある地形を走り抜ける“車を運転する喜び”を堪能できる。
まあ、大雨が続けば災害で通行規制がしかれるような箇所もあり、冬季には路面凍結もしくは積雪もアリ・・・という道なのですけど(笑)。
確かに運転していて楽しい道である。が、時には別の道(この場合は大分市内経由)も通りたくなることも当然のこと。この麻生本店の焼酎もそんな回り道の途中で休憩のために寄ったスーパーで購入した。この焼酎が気になっていたからと言うわけではない。単に目に入ったからである。大分の焼酎はほとんど未体験であったのでどれでも良かったのだ。
藍色のラベルと何処か古くささを感じるデザイン。そして栓に封をする形で貼られた真っ赤な「極めの一滴」の帯。
この焼酎を作る
麻生本店
は明治元年創業の清酒“
ぶんご富士
”や麦焼酎を作る兼業蔵だ。麦焼酎の前は兼業蔵の例に漏れず“
笑顔
”という粕取り焼酎を作っていたようだが、今のところ実物は発見できていない。
麦焼酎は“
奴さん
”という銘柄(この銘柄が“
蘖(ひこばえ)
”へと銘柄変更した可能性もあるが・・・)。他に蔵の女将さんの名を冠した“
麻生富士子
”という麦焼酎の銘柄もある。
この焼酎そのものは常圧と減圧の焼酎のブレンドだ。常圧がメインと言うこともあって期待したのだが、風味としては同じ庄内町の
由布岳
(小野酒造、同じく常圧と減圧のブレンド)と近い。あっさりとしていて飲みやすく、そして甘みが立つ。
やっぱり大分の焼酎らしい味わいだなぁ・・・とロックでばっかり飲んでいたのであった。
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