このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
霧島酒造(株) 宮崎県都城市
(2012.01.25)
霧島酒造
さんが代表銘柄の風味を一新したのが2009年10月。もう気がつけば2年以上が経過している。リニューアルの内容は米麹を用いて仕込んだ甘藷焼酎に芋麹を用いたそれをブレンドするという物。最初の頃はキレが良すぎる感じがして、
以前
の米麹の銘柄の方が奥行きが強く感じられる様な気がして好みに思えたのだが、味覚というのは日々変化するのか。
職場の飲み会では定番中の定番・・・な白いラベルの霧島焼酎なのですが、リニューアル直後に感じていた違和感というのは段々と感じなくなってきております。それどころか最近は甘藷の風味を直球で感じられるところに好感を抱いていたり・・・。飲み手というのは勝手な物だ。
宮崎の人間の飲み方(とはいっても、最近は市郡の方の飲み方しか見ていないな)というのは企業努力により味付けが変わったとは言っても変化する事はなく、職場の飲み会では空になった生ジョッキに氷をドカドカと入れてロックで・・・という飲み方をされる人を眼前で見ております。曰く、「普通のコップじゃ足りんかいよ。」とのこと。飲酎人口は減ってきていると聞きます(自分より若い世代や女性の方を見ていると、量を飲む人間というのは減ってきていると思います)が、焼酎が地に足を付けた飲料である以上はこういう光景というのは続いていくのでしょうね。
というわけで、私事ながらちょっとした祝い事がありまして、この銘柄の3本くくりをいただきました。神事に絡んでの事なのですが、これまでも紹介をさせていただいたとおり、宮崎では祝い事にくくった焼酎は欠かせません。ビニールの紐でくくる1升瓶の本数はケースバイケースなのですが(たまに、緑色のP箱に“のし”を貼って送る・・・という事もあります)、全国的に清酒が主役を演じる舞台だとしても、宮崎(少なくとも私の周囲では)では焼酎がそれを務めております。
いただきものということで、普段はワイワイガヤガヤ・・・と騒がしく呑まれているばかりの銘柄を自宅で味わう機会を得ました。上記の通り、味覚が慣れてきている事も多大に影響しているとは思いますが、霧島焼酎は霧島焼酎なのだな・・・とホッと思わせる安心感があります。
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