このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

駒
Koma 25°
- 長期熟成 -

柳田酒造(名) 宮崎県都城市

(2005.04.06)
都城市へと向かう場合、大学の頃は国道269号を使用していた。田野町の萬年の煙突の下をかすめ、しばらく進むと急に山道が続く。青井岳越えが待ちかまえているのだ。急なカーブの連続を昇って、下って・・・、日豊本線の有名撮影地である鉄橋の下をくぐる。そうして都城盆地へと下りてくるわけだが、いつだったかこの青井岳越えをしている最中にラジオから“あり得ない”女性の声が聞こえてきたことがある。スピーカーからは某宮崎のtopDJの声が聞こえていたのだが、思わず鳥肌が立ったことがある。折しも急な左カーブにかかるところ(お地蔵さんの付近といえば分かる人は分かるでしょう)。スピード落としましたよ、怖いので・・・。

まあ、住まいが宮崎市北部となってしまった今となってはこの269号を使用することは少なくなったが、この他にも蛇行運転を繰り返したり、急に速度を落としたり後続車をからかう様な運転をしていたマーチをクラクション一発でぶち抜く・・・といろいろ思い出のある国道である。

都城市へと入った国道269号は都城駅を右手に見ながら、国道10号へとぶち当たる。国道10号は都城市内中心部を串刺しにするような形で末吉やら財部の方面へ抜けているのだが、その途中、ちょうどアーケードを抜けた辺りの鹿児島方面に向かって左手にある茶色いタイルの大きな建物が都城市役所だ。

この“”を醸す 柳田酒造 さんは市役所の裏路地にある。 先日 蔵元へお伺いした際にも事前にチェックを入れたにも関わらず迷ってしまった。ぐるりと住宅地の中を周り、何だか空がひらけたな・・・と思ったら柳田酒造さんの工場然とした作業場であった。

柳田酒造は私が焼酎を飲み始めた頃には既に麦焼酎一筋の蔵元であると紹介されており、自社のホームページでも軽快な味わいの“駒”のイメージ造りをしっかりと展開されていた。そうはあっても麦焼酎といえば大分、壱岐というイメージが先行してしまい、なかなか購入までは至らなかった。だがその後、その大分の麦焼酎の味わいを特徴づける“イオン交換濾過”という技術の普及が同蔵によって行われたことを知り、ぶったまげたのであった。・・・私の知恵って浅はかなのね。

まだ肌寒いというのに、ロックで戴きながらこの項を打っている。ほんのり甘く、そしてほろ苦いこの焼酎を飲みながら、酔っぱらって暴走気味の脳みその手綱を握っているのですね。蔵元のホームページでは“黒丸”と紹介されているが、レギュラー品とは原酒の長期貯蔵という点で区別されている。この真っ黒な瓶の焼酎が持つスムースな飲み口は人によって評価が分かれると思う。人それぞれだし、酒それぞれ。

う〜ん、美味いよなぁ・・・。それにしても酔っぱらったなぁ・・・。
>Index

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください