このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私はこんげして使っています。
今更のような気がしますが、黒千代香についてのおはなし。

これから寒くなってくる季節。やっぱり温かい焼酎が一番でしょう。まあたかが焼酎を飲むだけですからそんなに肩を張ることもないのですが、せっかくだからこの黒千代香を使ってみましょうじゃありませんか。

今じゃだいぶんこの南九州を代表する酒器は浸透し、七輪に乗せられた状態で前日に和水した焼酎入りの黒千代香を出すお店もあると聞きます。しかし、家でこれをやるのにはちょっと度胸がいる・・・。まず火をおこして・・・、あっ!焼酎を和水し忘れた・・・と何とめんどくさいことか・・・。

と言うわけで、普段はポットでお湯割りのお手軽さを愛する私が黒千代香を使用する際にとっている手順のようなものを紹介いたしましょう。
今回は太刀魚のみりん干しをつまみにしました。幸せな夜のはじまりであります。

私がこれ“黒千代香”を初めて手に入れたのはもう5年近く前になるが、火の始末等を考えるとどうにも億劫なので、ずーっとこんげして使っています。燗なら千代香を火にかけて割ることもないし、結構手軽に雰囲気を楽しめる。

結構、いいっすよ。これ。
①まずは材料を揃えましょう。

必要な物・・・焼酎(度数問わず)、黒千代香、人数分の猪口

今回は田野町産のマイ・フェイバリット。渡邊酒造場の“ 旭 萬年(20度) ”をチョイスしました。あま〜い味わいが良いんですよね。
②焼酎を入れる。

当然ながら和水なんてまどろっこしいことはしません。だいたい焼酎5〜6:水4〜5の割合になるように目分量で入れております。

並々注ぎ、生の状態で楽しむことも(爆)。
③水を投入。

“みねらるをーたー”なる豪華な物を購入する経済的な余裕はないため、我が家はもっぱら水道水です。それでも、一応簡易の浄水器は付けていますが。
④鍋で燗付け。

ちょうど黒千代香の腰の辺り。鋭角的に出っ張っている部分まで水を張って、燗を付けます。

火は沸騰しないうちに止めて、後は熱伝導でじんわりと・・・。
⑤できた・・・。ようし飲むぞ(爆)。

焼酎の香りが立ち、千代香に触れて人肌くらいになったところで鍋から上げます。

以前、沸騰させてしまったことがあり、熱すぎるだけで味が抜けた焼酎を飲むハメになりました。
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(04.11.25)

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