このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
20度
明石酒造(株) 宮崎県えびの市
(2008.10.06)
うぅむ・・・。気が付けば今年度も後半戦に突入してしまっているわけだが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?私はと言えば、公私ともにどったばたでございまして、充実しているのかそれとも時間に追われているだけなのか良く分からない日々を送っておりますですよ。
“暑さ寒さも彼岸まで”とはよく言ったもので、あんなに猛烈な暑さが続いた宮崎の気候も田圃では黄金色の稲穂が頭を垂れて、夜ともなればスズムシ、コオロギぃ・・・と、涼しく趣ある虫の声が聴こえて参ります。夏の間は結構ロックでガンガン飲んでいたのですが、体も冷えて参りますし、何よりも静かな夜にはお湯割りでしみじみ・・・と焼酎を飲みたいと言う事で、久しぶりに甘藷焼酎を買い求めてみました。
購入したのはこの黒いラベルの銘柄。
明石酒造
の“明月”の黒麹仕込みヴァージョンだ。以前、
25度
の物を紹介した事があるわけだが、全国展開の大手コンビニの店頭に5合瓶が並べてあったりと、どちらかと言えばあまり地元向けの銘柄ではなかったような気がする(その前よりシンプルなラベルでの発売はなされていたけれども・・・)。2006年よりまずは県西の西諸県地区先行販売という形で上の画像のような“赤松に満月”というお馴染みの図案を使用した20度の物が発売され、その後25度の製品もラベル切り替えを行ったようだ。ちなみに20度と25度の差別化は満月の色でなされている。20度は銀箔、25度は金箔。白銀の月明かりというのも静かで良いが、図案としては黄金の月の方が個人的にはしっくりと来ます。ま、店頭ではわかりやすいですけれど。
早速お湯割りで飲んでいますが、以前飲んだ25度のものと比較するとちょっとスマートにも思える。香りや甘みはしっかりとしているので飲み応えが無いという訳ではないのだが、度数のなせる技ですかねぇ。これはついつい飲み過ぎてしまいますね。癖のない焼酎を好んで飲む宮崎県人にも抵抗無く飲めると思いますよ。
ラベルを見て思ったのであるが、都城や蔵のあるえびのでは稲の収穫でこれから忙しくなるのだろうな。都城でも先日の台風の際に倒れた稲を手で刈り取って干す風景が見られるし、日に日に稲穂の黄金色が強くなってきている。秋らしい周期的な天候のお陰で週末ともなれば雨が降る・・・ってな頂けない感じであるが、今年は久々の豊年。作業の後の夜には土地土地の生活酒が振る舞いに供されるのであろうか。その中にこの新しい焼酎も見る事が出来るかも知れない。
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