このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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(11.02.25)
パチン!!
・・・話をしよう。あれは今から36万、いや1万4千年前の出来事だったか。
まぁいい。私にとってはつい昨日の出来事だったが、
君たちにとっては間違いなく2ヶ月半前の出来事だ。
毎年12月上旬。“
旭 萬年
”でご存知の所の渡邊酒造場さんはその年のかんしょ焼酎の仕込みを終える。年が明けてから始まる麦焼酎の仕込みに向けての充電期間を迎える(当然、蔵の機器のメンテやら原酒の世話やら、焼酎の受注・発送・・・と通常の営業は続いています)のだが、これに合わせて蔵が主催する毎年恒例のイベントが存在する。
つまりは萬年のファンを集めての交流会。「そんなメニューで大丈夫か?」、「一番いいヤツ(肉と焼酎)を頼む。」といった感じで、宮崎が誇る焼肉店“みょうが屋”をだいたい貸し切っての酒池肉林(←もちろん、食品的な意味で)の一晩が繰り広げられるのだ。
例年、数多くの遠方からの方がいらっしゃる中で席に加わらせていただいているのだが、何と今年で5回目の開催である。規模もどんどん大きくなって、最初の頃はお店の座敷を占拠する程度だったのだが、それがいつの間にか座敷に座れない人まで出てきて、お店のカウンターを占拠するようにもなる。
ここみょうが屋の最上級なお肉をほおばりながら、飲む焼酎。そして会に出席された方と交わす馬鹿話・・・と楽しすぎる時間にやられてしまっている私である(まぁ、毎年焼酎にやられてしまって、最後の方は眠りこけているわたしなのですけれどね・・・)。
というわけで、記念すべき5回目の会は12月4日。告知から当日が来るのを首を長くして待ったのですにゃ。 レバー、センマイ、ハツの刺身が先ずは各々のテーブルに運ばれて来る。
これより会の始まり始まり。渡邊幸一郎専務の乾杯の挨拶とともに、爆笑の宴席に突入するのである。さすがに5回目ともなると、参加者同士も親しくなる。宮崎組の場合、この会に出ないとお会いできない方々ばかり。ネットなどで交流が全くないわけではないが、久々に会うはずなのにいきなり冗談から会話が始まったりする。
中にはこんな物(最凶のトウガラシ“ハバネロたん”です)を会場に持ち込む方もおってですね、果敢にも生食に挑戦する輩も・・・。
私も辛い物が好きでやりましたが、・・・むせました。はい。
ね。馬鹿な事ばっかりやっているでしょ?
そして、そのような美味し楽しなシーンに合う酒はといえば、モチのロンな“旭 萬年”なのですね。ファンとの交流が主目的であるので、“振る舞い(ご馳走様でした)”なのですが、これを各々が好きな飲み方で楽しむ。お湯割り、ロックはもちろん、お店にお願いすれば燗も・・・と参加者はどんどん危険ゾーンへと突入。笑いの渦はどんどんと大きくなっていくのだ。
そして、ゲストあり!
2年連続の参加となった“焼酎屋 兼八”で麦焼酎愛飲家を魅了する
四ッ谷酒造
の四ッ谷岳昭専務です。後述の大抽選会に出品された“兼八 森のささやき”を手にもっていただきました。 そして、畿内からの参加者さんと写り込んでいるのは都城市は
柳田酒造
の柳田正社長。
麦焼酎に情熱を傾ける両氏ですので、話題は原料麦に関する物へとどんどんと深く入っていきます。品種の持つ特性、それを醸造した時に焼酎に現れる風貌。目を丸くするしかない私でした。 宮崎では酒を飲んで説教臭くなる行為のことを『山芋を掘る』と言う。無論、この会ではその様な人がいるはずもない。
だが、この人に対しては是が非でも正座をさせて説教して差し上げたくなるものだ。
我らが石原けんじ大佐。その人である。
四ッ谷専務が抽選大会での景品に樽貯蔵の焼酎をご持参されたのは上述のとおりなのだが、さすが大佐というか、こんちくしょう!!!というか。
「あのぉ・・・。これ・・・飲みたい・・・んですが、開け・・・てもいいですか・・・?」と栓を切ったのである。
その胆力、その行為に敬意を表し、大画像で『“兼八 森のささやき”を鯨飲する大佐の御姿を紹介させていただきますが、サービス精神旺盛というか、単に素でやられているのかわからないが、ともかくネタに尽きない人であることは間違いない。
・・・時に大佐。アレは最近どうなっているのですか?(謎爆)
そして、〆のにんにく焼きめし。
既に黒毛和種の一品を腹一杯平らげた後なのだが、不思議と胃袋に消えていく焼きめしなのだ。
香ばしいニンニクの風味、そして牛の脂に由来する奥深いコク。ですので、盛られた皿は悉く画像の通りとなります。
宴もたけなわ。
会は大抽選大会に突入していくのですが、詳しくは書きません(というか、書けません)。ですが、蔵元銘の入ったカレンダー、Tシャツや前掛け等のノベルティ、そして焼酎(←ここ重要)・・・と数々の豪華賞品を巡って、大の大人が怒濤の真剣勝負を繰り広げるのである。
毎年、その勝負はエスカレートをしていく一方であり、父ちゃんはその姿を子供に見せられないよ。だから、来年も一人で参加、おいしい思いをしたいと思います(爆)。
まぁ、ごーつくばりの私ですので、焼酎なんて獲得できるわけもありません。
神は見ている・・・。
その様な感じで今年獲得できたのは此奴なのだ。
ライターぢゃん・・・って。・・・ふふふ、これはねぇ。
シュポっとノック式の点火機構を親指で押し込んでやるのだが、出てきたのは真っ赤に揺らめく炎ではなく“アーチ爪楊枝”。
喫煙人口の減少に伴っての、ライターの製造メーカーとのコラボらしいです。
いやぁ・・・、アイデアとはこのような物を言うのであって、目から鱗が落ちましたよ。ポケットに忍ばせても邪魔になりませんしね。だれがこの構造物から爪楊枝が出てくるなんて思おうか。
意表を突くアイテムですので、折を見て活用させていただいております。
最後になりましたが、この会の主催者にご登場願いましょう。
渡邊幸一郎専務です。
瓶を挟んで頬を寄せ合っているのは宮崎市の方なのですが、まさか!そのようなご関係???というのはウソです(専務。普通に妻帯者ですがな)。
毎年毎年、この様な会に参加させていただいて感謝感謝・・・なのですが、蔵にとっては飲み手の声をダイレクト聞く事ができる貴重な場なのだと思います。冒頭で“充電”と書きましたが、その意味では(手前味噌ですが)言い得て妙。
肯定否定。両側面の声というのは上がるでしょうが、それを次の仕込みの糧にされるのである。今更、言うまでもない事でしょうが、この会は回数を重ねる意味があります。
そのような訳でして、幸一朗専務。ありがとうございました。
そして、参加された皆様。来年またお会いしましょう。
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