このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

松の露
20°
松の露酒造(名) 宮崎県日南市

(07.03.31)
日南市の飫肥城下にある“蔵元” 松の露酒造 の代表銘柄。

このように紹介すると、城下町の中にあるかと思われるが、飫肥の町並みからはちょこっと郊外に位置していたように思える。何度か倉の前を通ったことがあるが、蔵の玄関先には樫樽などが並べられていて、いかにも焼酎蔵といった佇まいなのですね。

本当は35度の一升瓶を購入してから紹介と考えていたのであるが、そのような事を言っているといつまで経ってもレビューを書くことも出来ないので、仕方なく近所の酒屋で購入してきた次第。

松の露”は大学在籍時、寮や研究室の飲み会の酒として度々お世話になた銘柄である。主役はもちろん“ 霧島 ”であることは言うまでもないのであるが、何故か緑色の5合瓶が紛れ込んでいるのである。段々と学生時代の頃の記憶は遠くなってきているが、半ば義務感のように霧島焼酎を飲んでいた男子学生に比べ、女子学生が好んで飲んでいたようだ。そういえば、私が一時期住まわせてもらっていた男子寮よりも国際寮の飲み会での出現頻度の方が高かったりと非常に不思議な銘柄であったようにも思える。

この焼酎についての率直な感想はおとなしい焼酎だなと言うこと。何というか、香り、風味とも日南焼酎に共通するやさしさという物が特に強く感じられるのだ。しかしながら、おとなしい中にも甘みやコクが口の中でしっかりと主張してくれていて、じんみりうまいのである。

国際寮に住む学生(国際寮内には留学生だけでなく、当然日本人学生も住んでいます)にとっての支持率の理由というものはよく分からないけれども、改めてこの焼酎を飲んでみると、女性受けが良かった理由という物が分かった気がした。

松の露酒造といえば、先ほどの焼酎ブームの走りの頃に樽貯蔵の“人夢可酒(ひとむかし)”で全国的な知名度を獲得したのである、どうも宮崎県人の私にとっては、地元の酒販店グループの手による“匠蔵”(日南市と北郷町の 日南焼酎こだわり会 )、“かんな”(宮崎市郡周辺の 二升五合の会 )といった銘柄の印象が強かったりするのですな。

両ブランドについては、都城住まいとなっては購入できる店が近くにないことから、まだ飲んだことがございません。そのうち購入してみますかね。
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