このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

宮崎の四季
櫻乃峰酒造(有) 宮崎県日南市

(2010.09.15)
9月に入ってからも、宮崎は連日のように猛暑・・・というか、まさに夏・・・だったわけでして(・・・ん?これは全国的なものでしたかな)。

とは言っても、セミなどはいつの間にやら声を聞かなくなっており、夜にもなれば虫の声が草むらから聞こえてきたり・・・と自然界の営みは通常通りに移ろいでいたように思えます。ただただ、人間だけがいつまでもクーラーとおさらばできず・・・といった感じでしょうか。

かくいう私も、夏の焼酎をいつまでも楽しんでいたわけで、減圧蒸留の芋焼酎の銘柄をいくつか購入し、ロックで飲んでおりました。

近所の酒屋に行くと色々なラベルの焼酎が並んでいるのですが、県産のものを眺めてみても選択肢の多さに戸惑うとともに、うれしさを感じてしまいます。下戸の私にとってはあれもこれも・・・と飲んだことのもないような銘柄ですから、未知の体験というのが楽しみでならないのですね。戸惑う・・・というのは単純に私が優柔不断なだけ。いやはや・・・、贅沢な悩みです。

さて、その様に賑やかな陳列棚の中にオレンジ色のラベルを見つけました。昭和を思わせるレトロな書体、そして左肩の『県内限定』という文字。日南市は
櫻乃峰酒造さんの“宮崎の四季”です。宮崎空港売店でも売られておりますので、手に取った方も多いでしょう。宮崎に土産物として買い求められましたとしても、ぱっと土地を思わせるラベルから良い思い出となると思われます。私だってそうですが、県内限定という文字には非常に心躍らされます。『宮崎』という土地の名が入っているというのはそれだけで特別ですわ。個人的には20度という宮崎焼酎のアイデンティティを堅持しているというのもうれしいですね。

蔵元は減圧蒸留の銘柄を得意としています。代表銘柄の“
平蔵”もそうですし、昔から知られる“だれやみ”にも減圧蒸留版としての“ マイルド ”があったと記憶しております。おそらく、この“宮崎の四季”という銘柄も味わいからは減圧蒸留なのでしょう。ですので、ロックで清涼感を楽しむ・・・という飲み方にとてもマッチしておりました。

それにしても、ラベルに使われた色。銘柄の字体と相まって、いかにも“昭和”といった雰囲気を醸し出しています。なんだか懐かしいな・・・と思ったのですね。この雰囲気は若い目にも新しい感覚ですし、なによりかつてのフェニックスハネムーンの世代の琴線に触れるのではないか・・・と思うのです。古くて新しい。

この焼酎に持っているイメージです。
>Index

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください