このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
Ver.'06
(有)渡邊酒造場 宮崎県宮崎市田野町
(2007.02.23)
いやぁ〜。旬なネタですので、田野の萬年でもう一回行かせてください。
この銘柄。今更なのですが、
前回
発売は2005年に入ってすぐのことだった。でんぷん用かんしょの新品種“ダイチノユメ”を用いた銘柄と言うことで、(生産量が少なかった事もあって)全国的にも注目。その時も私は、だらしなくおいしく飲み散らかしてしまいました。で、よくよく考えてみると、当時の私は酒造年度というか、酒の造りの年という知識を持ち合わせておらず、恥ずかしくも販売年で一連の銘柄を紹介しておりますね。・・・いやはやお許しくださいな。
さて、昨年の初春には、渡邊酒造場はこの“大地の夢”を製造しなかったために販売がなかったのですが、この焼酎が世に出て以降、宮崎県内でもこのかんしょを仕込みに使用した蔵元が出るなど、『道を示した』といえるでしょう。
私個人としては昨年の製品の販売がありませんでしたから、1年限りの試験販売であったのか・・・と、銘柄の存続が気になっていたのでした。しかし、通常版の
無濾過
が発売されてから、“
大地の夢
”発売の話を酒店の店頭でも聞くようになりました。
さて、ここから本題に入ります。
もう、既に皆様もご存知とは思いますが、前回製品と大きく違うのは黒麹で仕込んであると言うことでしょうか。
前回は、通常版の無濾過(黒麹)に対して“大地の夢”(白麹)という対比で、芋の違い、麹の違い・・・とある意味“深い酒”であったと今となっては思うのでありますが、今年は芋の違いという物を通常版と比べながら飲むことができるのがちょっと嬉しかったりします。
風味としては、前作よりも芋っぽさが出ているかな・・・と感じました。毎年毎年変わるという芋の“出来”にも因るところは大きいと思われますが、前作はどこか颯爽とした飲み心地を持っていたように記憶しているのですね。スマートな飲み口は原料のかんしょの特徴による物と思われますが、今作の黒麹のものは“パッ”と広がる甘みが舌の上に手を添えてくれるように感じられてなりません。
実は、このコンテンツをまとめ手いる最中もこの焼酎の酔いにお世話になっています。つまみは頂き物の白菜の漬け物。私のフェイバリットである長崎は
チョーコー醤油
のプロダクツである“
かけぽん
”をさっとかけ、一味唐辛子をちらしたそれに思わず杯を重ねたい気分になりました。
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