このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
|
(11.05.06)
まずは、今回の地震で罹災された方々に心からのお詫びを申し上げます。事態は刻一刻と変化しておりますが、被災地の復興に向けた足取りを応援せずにおれません。
平成22年3月11日。この日を境に世界は変わってしまった・・・という実感を焦燥感と共に抱えております。行動を起こしたいとは思いつつも、被災地から数千キロも離れた宮崎の個人に何ができるのだろう・・・と呆然としておりました。
昨年から今年の春先にかけて、宮崎は全国の皆様に多大なご支援をいただきました。口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火。災禍を乗り越えることができた県民の一人としてこれに応えたいという思いもあります。できることと言えばコンビニのレジ脇の募金箱に釣り銭を入れたり、被災された地域で作られた日本酒の銘柄を見つけては買い求めたり・・・という事しかできないのにいらだちを感じておったのですね。
支援の手も色々な形で現場へと広がっていることと思いますが、今回は酒造、酒店、料飲店といった立場の違う業界ががっちり手を組んだ事例を紹介したいと思います。
それは『
日本酒義援プロジェクト
』という取り組み。
リンク先をご覧いただきたいのですが、お酒が売れるごとに被災地への支援ができるという仕組みになっております。金額としては1升瓶1本につき500円。それぞれが義援金を寄付する形となるのですが、私たちエンドユーザーは酒屋さんでお酒を買ったり、お店で飲んだり・・・という形でこの支援の仕組みに参加することができます。
日本酒・・・と銘打たれているプロジェクトですので、参加の主体は全国の清酒の蔵元の様ですが、ところがどっこい九州の焼酎蔵も参加しております。我らが宮崎県からは銘酒“
旭 萬年
”を醸す宮崎市田野町の渡邊酒造場がこのプロジェクトの趣旨に賛同されています。 さっそく買って参りましたが、瓶に貼られたこのステッカーが支援プロジェクトに参加した蔵元の目印。
義援金500円が日本酒造組合中央会と日本赤十字社等を通じて寄付されることが明記されておりますが、プロジェクトの公式HPに4月30日現在の途中経過報告が掲載されております。
参加蔵元が47蔵。酒販店が120店+α、飲食店+α。ラベルを追加注文されているとの事ですから、プロジェクトの趣旨が参加する酒店や料飲店を通じて広がっている証拠でしょう。
この“旭 萬年”ですが、20度のものがチョイスされている様です。関東価格で2200円とのこと。
蔵自らが全国の特約店に掛け合い、それに応えてくれたお店で手に取ることができます。4月に伺った段階では以下のお店での販売を予定しているとのことでした(すみません、敬称略で紹介させてください)。
・
いむら酒販
(延岡市)
・酒舗いたもと(島根県浜田市)
・
山枡酒店
(鳥取県倉吉市)
・
かどや酒店
(大阪府茨木市)
・
島酒店
(京都市中央区)
・
酒商のより
(奈良市青野町)
・
安田屋
(三重県鈴鹿市)
・
たけくま酒店
(神奈川県川崎市)
・
寿屋酒店
(神奈川県厚木市)
・
とちぎや
(神奈川県藤沢市)
この他にも、江戸川区西葛西の
酒のこばやしさん
も輪に参加されておりますし、私はこの瓶を宮崎市の
なかはら酒店さん
にて購入いたしました。もし、この項を読んでいただいて興味を持った方がいらっしゃれば、是非とも取り扱いのある特約店さんを教えて欲しいと蔵元に問い合わせていただければと思います。
それにしても、このような取り組みがもっと広がればと思います。微力かも知れませんが、私個人としては参加できたことがうれしいです。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
|