このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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(06.07.03)
4月下旬のある晩、
石原けんじ大佐先生
より我が携帯電話に着信があった。
聞けば、鹿児島市役所のトイ面に広がる名山町の名店“
鷹
”において、薩摩精酎組の“電脳参謀”
Aptiva野郎師
(以下、あぷさん)と飲んでいると言うのだ。
その際、あぷさんと電話をお代わり頂いてお話しする機会を得たのであるが、「GWは待ってるからねぇ!」と鹿児島へのお招きをいただいたのである。・・・よくよく思えば、あぷさんのお母様が経営される“鷹”にお伺いしたのは
昨年のGW
以来である。それを考えた場合に、いても立ってもいられなくなって二つ返事で応じたのは言うまでもないのであった。期日は5月3日。指折り数えて眠れぬ夜を過ごしたのですね。
・・・かくして、5月の大型連休に突入す。
我らが石原けんじ大佐先生も参加を希望しておられたのだが、仕事の都合がどうしてもつかず、欠席となった。んんん・・・?確か昨年もそんなことがあったような(爆)。 5月3日に鹿児島入りした私ら家族であったのだが、家の都合で夕方にちょっと留守番をしなければならなくなった。子供をちゃんと風呂に入れることとする。
約束した時間にギリギリ間に合うか・・・といったタイミングであったのだが、あぷさんの「まってるよぉ。」という電話と子供を抱きかかえて風呂から上がったのがちょうど同じタイミング。
ドタバタと鹿児島市役所前に降り立ち、市電通りを横断して名山堀へと入り込む。毎度のことであるが、官公庁が集中していたかつての賑わいは感じられないけれども、一帯の風情には「ため息が出る」という1フレーズでは語り尽くせない感慨を覚える。狭い路地に並ぶ飲食店と商店。蛍光灯の緑色の明かりに照らされそうとしている薄暮のコンクリートの路面。
だがだが、感慨に浸っている暇はない。“さつま小鹿”の文字が入った『小料理屋 鷹』ののれんをくぐる。
・・・おや?何だか店内は満員ではないですか。んん?見覚えのある方が座っていらっしゃる。あの
焼酎台帳
の管理人をされている台帳管理人さんではないですか。いやはや、お久しぶりです。 それにしても、確か記憶では川辺のキャンプ場でご一緒して以来ではないですか。お話を伺っておりますと、相変わらずお仕事が忙しい様です。・・・ですが、鹿児島の生活を彩る食を取り上げたHPの新しいコンテンツ『
鹿児島食探訪
』。続編切望致します(爆)。 ・・・何気なく店のカウンターに置かれた怪しげな“ブツ”。
我々男性諸氏にはよぉく見覚えのある(爆)ものなのですが、これはどうやら酒器の様でもあるし・・・。
かようなものは全国津々浦々の温泉保養地にある“秘宝館”に御鎮座ましますものなのであるが、ご持参されたのは、
・・・人吉から来られたブロガー
nobuさん
ですた(爆)。
何でも、この酒器を作っている柴立姫(しばたてひめ)神社は・・・だそうで、ここで語るには・・・な伝承を由緒に持つ神社だというのだ。うむむ・・・、これは何ともはや。でも、こうして見ると意外とやらしくないですよね。かつての性におおらかであった時代を思わせるというか・・・。 そして、有名サイト“
焼酎回廊
”でブログを公開されているronさんが奥の座敷に座られて、台帳管理人さんと焼酎談義に花を咲かされている。
私などはあぷさんらの「啓蒙としての焼酎サイトの役割は終わり、今からはブログの時代じゃ・・・。」という話を黙って聞いていたのであるが、確かにおっしゃられるとおりなのかも知れない。私の拙いサイトにリンクしてくださっている
酎州大分さん
や
うにさん
、
しょちくれさん
・・・。(私の酎飲ペースが遅い事も大きく影響していると思うが)気軽に飲んだ銘柄のレビューをアップし、一度立ち上げると何かしらの脅迫概念が自然と働くのでしょうね。更新も皆さん、精力的にされている。
やはり、これまた日々ブログの更新にいそしんでおられるという
めだかさん
と話ながら、焼酎ネット新時代に納得。 それにしても、皆さん。本当にお詳しいですね。指摘される様に今やブログ全盛の時代なのかも知れません。
あぷさんには「焼酎サイトらしいことをやっているのは君の所だけだよ。」と言われてしまったのだが、鹿児島の焼酎と比較すると宮崎の焼酎はどこかフラフラとしているようなイメージを持っている。宮崎県自体が強烈な農業、畜産県であるだけに、それら産物がブランドとして先行し、宮崎県産の焼酎が県物産としての絶対的な地位を確立できないことにも因るだろう。宮崎焼酎が持つ魅力は偉大な先達のご活躍で全国に知れ渡っているが、それでもまだまだ掘り下げることができるのではないだろうか。そう思って止まないのである。
好きなことを好き勝手に発信しているだけの私が言うようなことではないと分かっているのですけどね。
薩摩酒造の新商品“きばいやんせ”を飲みながら頂戴した鰹節のせ冷や奴が何とも美味かった。
甘みが足りないと「砂糖屋が遠い」などと言う鹿児島の味覚を象徴したような甘辛い地元の醤油との相性がよい。
う〜むむむむ・・・。退治致しました。ごちそうさまでした。
真ん中は
平均的日本人さん
。やはり、鹿児島焼酎の話題、どうしようもない馬鹿話で持ちきりであった。
なんだかんだ言って、鷹にお邪魔させて頂いているのはもう5年くらいだろうか。今や、色々な人が焼酎を飲み、そして自分なりの楽しみ方を見いだされている。本当に先のブームを経て「時代は変わったなぁ・・・。」とぼやいてみたのだった。
散会後、あぷさんと台帳管理人さん、私は鹿児島市の内陸に向かうタクシーへ乗り込む。他の方は天文館パトロールに行かれたのだろうか。
あぷさんがタクシーの運ちゃんに聞く。
「運転手さんはダレヤメの焼酎には、何を飲まるっとですかぁ?」
「何でも飲みますが、“白波”とかが多いですね。」と運転手さんは答える。
以前、このようなやりとりがタクシーの中で繰り広げられたが、その際はそのころ薩摩半島で猛威をふるっていた北薩系の銘柄の名前が挙がった。地元も人それぞれなのだろう。
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