このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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− みやざき ふるさとの味と技 −
(04.03.13)
県土に大量に植林された杉の木の花粉アタックがピークに達する頃(といっても、私。花粉症ではありませぬ。)。宮崎市の一等地“橘通東”にそびえる“宮崎山形屋”にて『宮崎県産品まつり』が開催された。3月3日〜3月8日という日程。五ヶ瀬川の鮎の甘露煮や日南の飫肥天といった“味”から竹炭、陶器などの工芸品まで、宮崎県内の各所からの出品があった。
3月2日付の宮日の朝刊に、1面ぶち抜きのカラー広告が掲載されていた。『県産品まつり』ということで、県庁楠並木通りのテント市かな・・・とも思ったのだが、『8階催場』という案内に「ん?」となった。デパートでの物産まつりには興味があっても足を向けない方ではあるのだが(だって、何にも買えないんだもん。)、『故郷本格焼酎 試飲即売会』とある。こりゃ行かねばならないじゃないか。
地元民放“MRT”のパーキングに車を停め、真っ白なマスクをかけた人もしばし見受けられる橘通を渡る。快晴で青空が心地よい春の休日であるのだが、花粉症の皆様。お疲れさまです。
某野党が『イラク派兵を許すなー!!』なんて演説会を行っていたが、耳を傾ける暇はない。人だかりが出来ていたので少しは気になったけれども、とにかく8階催場へGo!!なのである。
狭い狭いエスカレーターを上がり、迷路とでも言った方が良いような館内を抜けると会場案内の看板へとたどり着いた。既に良いにおいがしている。気分はウハウハだ。
良いにおいの正体は“飫肥天”、そして“ふぐフライ”であった。片っ端から試食をしようか迷ったけれども、恥ずかしいので辞めた(爆)。会場をくるりと回って、「こげなもんも作っとっちゃね。まだまだ宮崎も知らんことばっかりやねぇ・・・。」と感心する。会場では日向夏の送料無料即売会が行われていた。25玉あまり1箱に入っていて約5000円というのは高すぎる気もするけれども、口の中に急激に広がるあの独特の酸味はは棄てがたい。皮をむいて砂糖をかけて食べるのが日向人流だ。
この画像からは会場はがらーんとしている風に見えるであろうが、実は結構お客さんが入っていたのであった。思い思いにブースで足を止めては試食をしたり、担当の人と会話を交わしたりしている。残念といえば、催場の天井が低いために非常に圧迫感を感じること。建物の構造上どうしようもないのかも知れないけれど、ちょっとジャンプすれば手が届くというのはどうかと思うぞ。ちょっと損しているのかな・・・と感じてしまった。ま、主催の宮崎県もやっと本腰をあげてブランドアピールをやっていることだし、素直に楽しむとしましょう。
ひととおり会場を楽しんだので、下りエレベーターのそばに置かれていた県酒販のブースへ向かう。参加蔵元は県の
物産品館
にも銘柄を出している12蔵。松の露、桜の郷、京屋、姫泉、王手門、明石、古澤、桜乃峰、井上、正春、雲海、寿海などである。新聞広告ではこの12蔵であったのだが、“など”としたのはアカツキがブースに置かれていたため。ドライバーなので香りをかぐだけに留めたが、その香りは人を虜にするまさにそれであった。 係りの人が「飲んでみませんか?」と勧めて来るのだが、飲めないのが悔しぃ・・・。左は焼酎づくりを体験できる“焼酎道場”もやっている北郷町は桜の郷酒造(名)の“無月”のミニペット。おそらくは焼酎を購入した人に配っていたのであろう。初めて見た。それにしても韓国焼酎みたいですねぇ・・・。右はえびの市の明石酒造(株)の“明月”シリーズ。中央の“ほまれ”というのはコナホマレという新品種を使って仕込んだ新商品。香りは結構高い方で、味の方も期待できる。
ファインダーを覗いている間も何人もブースの前に立っては試飲をしていた。このご夫妻。“暁”を気に入ったらしく購入していったが、どう楽しんだのでしょうね。
係りの人にも聞いてみたが、皆さん、結構足を止めて焼酎を購入されていったとか。
場所の悪さは2の次として、いくつかの蔵元の功績によってやっと県外でも認知されるようになった宮崎焼酎ですが、やっぱり基本は地元で飲まれることでしょうから、こういう風な県内へのアピールの場をもっと設けて欲しい物です。
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