このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
バス旅なのに鉄分多め?
5月末、家族で一泊二日格安パックツアーの旅に出かけました。
行先は郡上八幡と下呂温泉、そして御岳。
晴天に恵まれたのは、超晴れ女の母のおかげです。
定刻通りにバスは出発。ガイドさんの明るい挨拶と旅程についての
説明を聞きながら、バスは高速に乗ります。
高速で見どころは殆ど無いので(笑)早速寝てしまおう、と椅子に
深く腰を下ろし目を閉じると
「寝ていいんですよお〜〜〜(*^0^*)」
という眠気を吹き飛ばす元気な声。
バスガイドさんがニコニコしながら何度も念押しします。
「寝て下さいねぇ♪」
…完全に寝かせる気ねぇな(=_=)#
勿論熟睡出来るはずもなく、かといって完全にバスガイドさんに
支配されることもなく(爆)
うつらうつらしているうちに郡上八幡に到着。
落ち着いた雰囲気の小さな町といった感じです。
ここでは約1時間ほど自由散策です。
ツアー客の殆どが高齢の方で、ゆっくり町を散策するため
町中へ歩いて行きました。
唯一の若者…私と弟(爆)はというと、皆が歩いて行ったのと
反対側にある小さな山の頂上にそびえる城を攻めることに。
その高さに少々おびえつつ、しかし少し楽観的な気持ちで
登り始めました。
…甘かった…
城への道は車一台がようやく通れるほどの狭さで
くねくねカーブしています。
舗装はされていて頂上まで車で行くことが出来ます
が、歩いてくる人のためにくねくねの道を突っ切るような形の
ショートカットの道が作られていたのですが、これが山道で
キツイったらない!(>_<)
漫画の効果音みたいなゼーハーという荒い息と汗だくの状態で
ようやく城にたどり着きました。
苦労して登っただけはあって、景観は良かったですし城もカッコ良かった
のですが、登るだけで時間をかなりくってしまい、郡上の町並みを
散策したかったので、城の中に入ることなくすぐに山を降りることに。
少し早足で降りて行き、町の中へ。
情緒のある古い町並みを歩いて行くと、狭い路地があり、入っていくと
観光マップに載っていた名水“宗祇水”が飲める場所へ。
更にその先にある橋からはキラキラ光る川と
のどかな田舎の風景が望めました。
たった1時間で郡上八幡を堪能するのは無理があり、泣く泣くカット
した場所もありましたが、なるべく駆け足で回れるだけ回って
急いでバスに戻りました。
おみやげ屋にも寄れず不満を言いつつ、後は下呂へ行ってゆっくり
温泉に浸かる楽しみに心を移すことにしました。
気の抜けたからっぽの状態で川沿いに走るバスの車窓を眺めます。
ふと、その川の向こうに小さなレールが見えました。
片方が山沿いというかほぼ絶壁のようで、もう一方はすぐそばに川が
流れていてガードもありません。何かの弾みで車体が横転すれば
即転落です。
まさに“山肌を縫う”ように作られた路線に目が輝きました☆
地図で確認したら、長良川鉄道でした。只見線に良く似ていて
またも乗りたい路線が増えました。
落ち着いた車内で一人静かに(笑)興奮していた私でしたが、気がつくと
いつの間にか下呂に到着していました。
ホテルに荷物を置いて一息。
ふと、部屋の窓から外を見ると、すぐ近くにレールが(゜o゜)!
「あ、高山本線だ!」
時々やってくる列車を眺めて悦に入る私。 家族はそれぞれにしばらくくつろぎました。
普通の旅の話に戻って。
温泉はかなり良かったです。美肌の湯?らしくすべすべしてとても
気持ちいいですし湯上りもさっぱりします。
食事をした後に、みんなで外にぶらっと出てみるか、ということで
下呂散歩。
暗くなった町中を、ホテルの浴衣と下駄をカラコロ鳴らして歩きます。
私たちのように浴衣姿で歩く人はちらほらで、意外とあまり人の姿を
見かけず寂しい、というか寂びれた雰囲気です。
ふと、私たちの目の前に大学生?くらいの男女の団体がいました。
彼らはこちらを見るとカメラを持って父の所へ来ました。
(ああ、撮ってくれってことか)
と思って見ていたら、どうも様子が変です。
彼らが私たちの間に入ってきたのです。
そして
「Cheese!」
一緒にVサイン☆…って、ええっ!?
舞妓はんやないで〜〜〜!と驚きつつ、彼らが日本人ではないことに
ようやく気付きました。
その後も何枚か見知らぬ外国の若者たちと記念写真。
今頃どこかの国のアルバムに私たち家族の姿が収められています(爆)
そんなハプニングを体験しつつ、カラコロと歩いていきますが町は
見事なまでに陰鬱です。オフシーズンとはいえ決して観光客が少ない
わけではありません。最近雰囲気作りのためにわざと“レトロ調”な
景観をつくる町がありますが、ここはリアルな昭和30〜40年代を
体感出来ます。
あまりに何も見どころがないので、特にどこにも立ち寄らずホテルへ
帰りました。ただ、途中銭湯を見つけて「せっかく来たんだしホテル以外の
風呂も入ってみたい」と言って、支度をして銭湯へ向かいました。
そこには「露天風呂」という表示があって、ホテル内には無かった
ので、それも体験したかったのです。
まずは内湯にゆっかり浸かってほっこりした後、露天風呂へ。
ドアを開けると何故か誰もいません。少し冷えた空気にぶるっと
震えて早速風呂の中へ足を・・・・・・・
入れた途端足先から頭のてっぺんまでしびれるような感覚に
襲われました。
「冷た!!」
なんと、その風呂はプールの水が少しぬるくなった程度の温度しか
なく、ほぼ水だったのです。
(や、やめようかな・・・)と一瞬退散しようかと思いましたが
「ええい、いいや、ちょっと入ってやれ!」
と、ご入浴(笑)
少しすると体が慣れてきて、ふと上を見上げると奇麗、とまでは
言えませんが星が出ていました。
空を見上げながらゆっくりまったりとして「なかなか気持ちいいな」
とまんざらでもない気分になりました。
ところが、急に体が冷えてきて寒くなり、ギブアップ。
急いで露天風呂を抜けだし内湯に戻って、解凍(爆)
アホやろ…orz
とりあえず、下呂はそんな感じでした。
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