このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

駅の機能 −街における機能

ゴルンノヴァ(中3)


・はじめに

今回、私に割り振られたのは「駅の機能」、それも都市や町から見た駅の役割でした。
難しいテーマだけに、資料もなかなか見つかりませんでした。
数少ない資料で書きまし たので幾分間違ったところもあるかもしれませんが、最後まで読んでいただければ嬉しい限りです。

・駅とは

駅の事を説明しようとすると「列車が発着する場所」と説明するのがいちばん簡単な表現だと思います。
しかし、これだけでは説明が不十分ですし、何よりこの文章のテーマである「町から見た駅の機能」からは少し遠い表現です。
ですから、この説明に「人が集まり、散っていく場所」というのを付け加えたいと思います。
なぜこの言葉を付け加えたかと申しますと、まず今回説明する「駅」というのは、貨物駅などは含みません。
なぜなら、貨物駅には貨物がやってきますが、その貨物自体は駅周辺の地域にはあまり影響を及ぼさないと考えたからです。
次に、駅があることによって人に動き(流れ)が生まれ、駅は常に新しい人を供給していると考えたからです。

・駅の分類

駅には、その駅がある場所によっていくつかの場合分けがされると考えることができます。
私は、都市の中の駅・郊外の駅・田舎の駅と大雑把ではありますがこの3つに分 けました。
なぜこの3つに分けたかといいますと、現在置かれている状況や駅としての成り立ち、
そしてできた理由も異なっており、分類するのにちょうど良いと考えたから です。
この3つを元にして駅の機能について述べていきたいと思います。

・駅の機能・(都市の中の駅)

都市の中にある駅というのは、大抵の場合、利用者が多く、その利用者たちによってもたらされるお金も大変多いものです。
それに、都市と呼ばれている町のほとんどが、ある程度発展しており、
さきほどのお金を活かしきることのできる施設を周辺に持っています。
これらの施設が先ほどのお金を有効に活用することによって、人がさらに集ま り、もたらされるお金が増え、
そのお金を施設が活用して、人がさらに集まって・・・といったような地域経済の活性化という良い循環が生まれていきます。
日本という国は 車社会として発展しているとは言っても、都市における交通事情というものは決してよいとは言えませんので、
先ほどの循環を生み出す人を集めるのにはやはり鉄道の力、そしてその基点となる駅の力のしめる割合というのは大きいと思われます。
以上のことを踏まえますと、都市の中の駅の機能とは周辺地域活性化にもっとも必要な人を集めることであると言えるでしょう。

・駅の機能・(郊外の駅)

郊外の駅周辺には住宅地や、ちょっとした工業団地があることが多いようです。
このような、団地などがすぐそばにある駅では、利用者は駅周辺に住む人か駅周辺で働いている人に限定されがちです。
ですから、不動産会社などが宅地や工業団地を分譲するなどしないとなかなか利用者は増えませんし、
逆に周辺地域に縁の深い人が主に使うのですから利用者が大幅に減ることもありません。
私の挙げた3種類の駅の中では、最も利用者数に変動が少ないと思われます。
これではあまり発展は望めませんし、駅の機能も都市の中の駅ほど多くはありません。
挙げるとするならば商店の分散を避け、町自体が寂れるのを避けることと、町の人の移動の通過点であることぐらいしかないと思います。

・駅の機能・(田舎の駅)

田舎の駅というぐらいですから周辺の町や村にはほとんど影響を与えないと考えられます。
こういった駅の機能として考えられるのは、周辺住民が遠出する際に列車を待つところ(つまり普通の駅)としての機能や、
子供の遊び場・住民の語らいの場を提供するといった機能です。

・ あとがき

短い文章でしたがいかがだったでしょうか。
私自身が読み返してみても、あいまいな表現が多くわかりにくいかなと思いました。
しかし、今の私の駅に関するイメージといったものをできる限り書き込んだ文章だと思います。
この文章を書けて私は大変うれし いです。

最後になりますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
これをきっかけに新たに鉄道に興味を持っていただければ幸せです。

前ページパンフレットTOP次ページ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください