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八海山(2004/2/6-8)


目次:

往路〜1日目滑走


2004/2/5

今回は年末・年始に一人で参加し、結構良いと思った八海山SSのコースレッス ン(3 日間)に知美と二人で参加する事に。 前回 はシュプール号+北越急行というマニヤックな行き方だったが、今回 は経費削減の為、車で行く事に。

知美の乗るHR-Vで会社に迎えに来てもらい、19:20に大東発。近畿道門真ICか ら高速へ。吹田JCTから名神に入り、20:00桂川PAに到着。1時間前まで会社に いたと思うとなかなか順調なペース。晩飯に麦とろろ定食を食す。美味い。

20:30に再出発する。車の流れは良くて(かなり)快調に飛ばす。中央道に入り 恵那山トンネルを抜けて、阿智PAのセルフGSで給油する。23:00に駒ケ岳SAに 到着し、知美に交代。自分はしばしの間仮眠。

2004/2/6

松代PAに0:25到着。自分に運転交代し、0:40に再出発。ここまでは天候も安定 していたが、まもなく雪が降りだし、須坂長野ICあたりでは凄い吹雪になって きた。信州中野ICからは路面も怪しくなり、チェーン規制が入る。

1:00に豊田飯山ICを降りる。あたりは真っ白。降雪も多く、この先も苦労しそ うな感じ。なんと言ってもこれから全国有数の豪雪地帯を抜けて十日町まで走 り、峠越えをして一旦六日町市街へ下り、さらに八海山へ登って行かなければ ならないのだから…

圧雪路のR117を進む。飯山あたりで現れたパトカーを先頭に、当然ながらゆっ くりと進む。こっちは先を急ぐんだけどな…やがてパトカーは野沢温泉あたり でいなくなり、ややペースを上げ吹雪の中を淡々と進む。時折激しく雪嵐は風 向きによって吹き付ける方向が目まぐるしく変わり、視界の悪さとともに思わ ず酔いそうになる。

栄村あたりは、もの凄い雪でどう頑張っても30-40km/hでしか進めない。吹き つける雪に視界を遮られ、方向感覚を失って気分が悪くなる。時折遅い車を抜 いたり、またまれに自分より速い車を先に行かせる。新潟県に入り、十日町ま でくるとやや小降りとなる。しかしながら新潟県内市街地は融雪装置、それも 噴水状に水が噴出すタイプのもので自車の視界を邪魔し、また低いわだちの部 分には水が溜まって、ウォータースライダー状態となりとても危険。普通の圧 雪路の方がよっぽど走り易い感じ(笑)。

R117からいよいよ峠越えのR253に右折。冬場に通行するのは初めてだ。とは言っ てもいつも中里SSのキャンプに行くときに使うR353に比べると整備された道で 走り易い。吹雪も思ったほどではなく、圧雪路を慎重に登って行くと八箇峠。 トンネルやらスノーシェードを多数越えて六日町へ。

R253の六日町側は険しいワインディングであるが道幅があり、またスノーシェー ドでカーブの部分を通過できるので、ペースを落としていけば怖い道ではない。 関越道六日町ICを横目にR18に出て県道に右折。しばらく進んで広堀川?を渡っ て少し先の左手にあるペンション『やまぼうし』に2:45ぐらいに到着。

車の後部座席をフラットにし、布団を敷いて寝る(笑)。外はしんしんと降り続 いている。

7:30に起きてチェックイン。今回は早めに二人部屋希望ということで予約して いたので新館の奇麗な洋室の二人部屋だ。床暖房も入っていて快適!持参の朝 飯を食って支度する。

9:00のバスでゲレンデへ。受付を済ませ知美と二人で2ペアを滑る。2回滑って 集合し班分けが始まる。ロープウェイを上がってダウンヒルコースでショート ターン。年末の時と同じ場所での班分けだ。今回は人数も少なく、3班に分か れる。自分は金濱さん?という方が講師を務める1班となった。後に聞いたとこ ろ金濱さんは元は安比にいてそちらの出身だそう。1班の受講者は5人。

日付2004年2月6日(金)
場所六日町八海山
天気
気温寒い。
積雪1M以上?
ゲレンデ全面open
リフト0分
リフト券(キャンプ費用込み)
道路圧雪路
駐車場宿からの送迎

とにかく「楽に滑る」事をテーマに滑る。最初はショートターンから。股関節 から力を抜いたリラックスした姿勢からターン前半から雪面を捉えて、後半は エッジを緩めていく。特にターン後半に強くエッジングしないように言われる。 正月にここに来た時と基本的なメソッドは変わらない感じ。

下の緩斜面に移動して直滑降の練習へ。ブーツ前傾角を上体と平行にすること、 骨盤-首の付け根をまっすぐに構えるように言われる。また両脚の付け根から 両肩へと伸びる2軸の意識、拇指球・小指球・踵の3点の押さえをしっかりする ようにして滑る。自分はブーツのタングにスネを当てるように言われる。

次に斜滑降。静止した状態で内脚だけでバランスを取るように片足立ちして、 次に外脚が雪面に付くように内脚を曲げて両足で立つのが基本姿勢。自分は右 谷足の時、内足(左足)にも重みを乗せるように言われる(既知の悪癖)。

12:00過ぎに午前の部は終了。アリエスカで知美と昼食。13:30に集合する。二 人合流して7人となる。

午後からも緩斜面で基礎練。斜滑降から谷開きのプルーク、交互に片プルーク、 初歩的なプルークボーゲン、での回転の導入。自分は左足外足で外傾しないよ う、またその時に重みを拇指球側に乗せて前に押せるようにように注意を受け る。

その後、腰をつけて回しこむプルークボーゲンを行い、さらに発展させてパラ レルターンへ。ターン前半で重みを乗せて横に押してターン後半ではエッジを 緩めて切り換える。自分は右ターンで左腰をもっと前に出す事。その時に外傾 しない事を注意される。

16:00に滑走終了。寒い。2ペア沿いを知美と滑る。16:30の送迎車で宿に帰る。 風呂にさっさと入ってから休憩。さすがに昨日の強行軍が祟ってか疲れている。 18:00に夕食。ここの夕食はコースで美味しい。

夕食後に談話室でくつろぐ。談話室にあるレッスンビデオ『マルティングガニッ クのコブの極意』を観る。コブ滑り自体も凄いが、実は結構笑い所のあるビデ オでそこで知美と二人で笑っていたのだが、同じように観ている他の人は無反 応であった…ひょっとして関西ノリなの?このビデオ。

年末年始はこの談話室、人(特に常連)が多くて使いにくかったのだが、今回は 人が少ないので結構使える。特に部屋にあるマッサージ器はかなり使えた。 23:00に部屋に戻って就寝。


2日目滑走


2004/2/7

7:00起床で7:30朝食。パンをおかわりし、計6個も食べる。8:30の送迎で八海 山へ。持参したDVカメラをロッカーに入れる(¥200)。1ペア沿いを滑って前倉 ゲレンデに移動。ピステンが入っていてとても滑り易い。カービング風に飛ば してゲレンデの一番下まで。トイレ行ってから集合。

日付2004年2月7日(土)
場所六日町八海山
天気晴れ
気温普通?
積雪1M以上?
ゲレンデ全面open
リフト0分
リフト券(キャンプ費用込み)
道路圧雪路
駐車場宿からの送迎

コンディションが良い事もあり、前倉でロングターンを行う。基本は昨日と同 様に、前半に横に押せる位置に移動し、後半はエッジを緩めて切り換える事。 左ターン→右ターンの切り換えで、外足を雪面に付けたまま切り換えて内足に 変えるよう、また左腰をスキーにつけて回しこむよう、またその時に上体をあ おらないよう、アドバイスされる。注意の大半は右ターンに集中している(笑)。 確かに右ターンはスキーが走らないんだよね…

大回りを何本も行って結構ストレス解消(笑)した後、ショートターンを行う。 「楽に滑る」コンセプトはそのままに、ズレを主体にしたもので横滑りの繰り 返しから導入する。横滑りではトップから重みを抜かずに落ちながら切り替え ること、右外足で腰や身体を回さないことをアドバイスされる。

次は縦長にズラしを使ってのショートターン、身体の重みで横に押すショート ターン、それに落差を加えたショートターンを練習する。自分は肩のラインを キープすること、しっかり腰をつけて回すことをアドバイスされる。

午前の部は終わり。前倉を上がってモーグルラインのようなコブを滑って知美 と合流。ゴンドラハウス(無料休憩所)で昼食(牛丼¥600)。水は見当たらない が牛丼を買う時に言ったらいれてくれた。

13:15に集合。2ペアを1本滑った後にビデオ撮影。大回りと小回りを1本ずつ。 その後もショートターン。やはり午前と同様の事を指摘される。以前から分かっ ているんだけど上体のブロックが甘いので、その点は常に指摘される。今シー ズン中には何とか改善したいところ。

その後、ロープウェイを上がり、小チャンピオンを使ってコブに入る。基本は ズレを大きく使い、ドスンと落ちない滑り。あまり曲げ伸ばしを使わないよう、 また上体を被せないように言われる。

小チャンピオン〜チャンピオンの下部を使って、コブを繰り返し滑る。先生が かなり滑り易いラインを選択して滑ってくれるだけではなく、我々が滑る前に コブの出っ張ったところなどを歩いて登って自分のスキーで削ってくれたりす るのには感動。殿様気分(笑)でコブを滑る。顔は怖いけどやさしい先生である。

レッスンが終わってからも、先生が「付いてきたい人は付いてきて下さい」と いうので先生にアドバイスを受けながら降りる。コブの山を乗り越えてからテー ルを後ろに引くように降りる事で早めの捉えができるとの事。自分がやってい るケツに踵を近づけるフィーリングと同じ。

下まで降りた後、先生と別れ、ロープウェイを1本滑り、知美と合流。16:00の バスで戻る。

宿に戻り、疲れていたので少し寝る。17:30に風呂に入り18:00に飯。今日は和 食。デザートも付き、食後は紅茶を飲む。

19:30にミーティングがあるとの事なので同じ宿の受講者と共に、近所のペン ションドルフ(だったか?)まで歩く。ミーティングでは昼間に撮ったビデオを 元に解説があり、自分の場合は右ターンで脚が長く板が遠いこと、切り換えで 上体がターン内側に向くのが早い事を指摘される。

21:30にミーティングは終了し、宿に戻る。22:30に再度風呂に入り、マッサー ジ器に乗って23:00に就寝。


3日目滑走〜復路


2004/2/8

6:50起床。7:30朝食。この日もパンを6個食べる。荷物を談話室に移動して、 慌てて出発。8:30過ぎの送迎車で八海山に。1ペアを滑った後に9:30に集合。

日付2004年2月8日(日)
場所六日町八海山
天気
気温少し寒い
積雪1M以上?
ゲレンデ全面open
リフト0分
リフト券(キャンプ費用込み)
道路圧雪路
駐車場宿からの送迎

この日はまたまた緩斜面での基礎練から。テールコントロールのプルークボー ゲン、それに腰を付けて回すプルークボーゲン。自分はやはり右ターンで外傾 してしまうが、これはやっぱり外脚のみの荷重となっていて内脚が浮いている ためだと判明。内脚を雪面に押しつけたままターンすると、その方が良いとの 評。あとは同じく上体を起こさないように注意する。

次にワイドスタンスで軽いプルークスタンスで、トップを動かして行く(トッ プ&テールコントロール)。次にトップコントロールで大回り。どちらもスタン スを広めるように言われる。

12:00に知美と昼飯。アリエスカで定食(¥1,300)とカルボナーラを頼んで二人 でシェアする。13:00に集合。午前やったような基礎練を少しやった後、ロー プウェイを上がる。トップをしっかり動かして落差を取る小回りを行う。自分 はやはり上体のブロックをしっかりする事、片足だけ荷重して外に出すのを止 めるようにアドバイスを受ける。

この日に積もった荒れた深雪での小回り。しっかり落差を取り、止めのエッジ ングではなく丸く弧を描くことに力点を置いて滑る。股関節を緩めること、右 ターンで板に身体を近づける事をアドバイスされる。

最後に緩斜面に移動し、X脚を直したいという方々の希望により、クローチン グのレールターンで両こぶしで両内膝を押す練習などを行う。レールターンで は自分は右ターンでもっと内向するようにこの日は言われる。右ターンでは左 腰が引けて外向する傾向が強いよう。

15:10に終了。知美が降りてくるのを待つ間、先生と少し話をする。「ターン の基本的なところは今ので良いので、左右の不均等を直すことと、コブを練習 して下さいね」と言われる。

知美と合流し、スーベニアショップでみやげをかって15:30のバスで宿に戻る。 車にずっしり積もった雪を落とした後、風呂に入って着替える。板に素早くホッ トワックスをかけ、僅かな時間だがマッサージ器に知美と乗る(笑)。

17:17出発。やはり雪道だ。R18へ出て六日町IC近くのマクドナルドのドライブ スルーで晩飯購入。運転しながら食べて進む。R253〜R117と走るが、路面の雪 は気にならない程度。十日町あたりの市街地は交通量も多く時間がかかる。 19:15頃ようやく豊田飯山ICに到着。姨捨SAまで走って知美に運転交代し、寝 る。

恵那SAに21:00過ぎに到着。自分に運転交代する。ついでに凍結していたウォッ シャー駅噴出し口もお湯で溶かす。この後は順調に走って吹田ICに0:05到着。 中央環状で0:27に自宅に帰着。やまぼうしから7時間10分…遠いなぁ。


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