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英文和訳篇
作 成 2001年2月5日
最終更新
高校のときに、英語構文を暗記させられましたが(俺はしてないかも)、 方言で訳したら面白いだろうなと、冗談を言っていたものです。 さて、実際はどうでしょうか。
It is said thathis father is in hospital.
彼のお父さんは入院しとりるげな
It is said thatは、「だそうだ」「といううわさだ」。恵那弁では一般に「げな」を使用する。例文は次のように書き換えられる。 His fatheris said tobe in hospital now. (彼のお父さんちゃぁ、入院しとりるて)
Havinga slight cold, I went to bed early.
咳気(がいき)背負っとったで、はよ寝床いった。
Havinga slight coldがI went to bed earlyの理由をあらわしている。次のように書き換えられる。SinceI had a slight cold, I went to bed.(咳気背負っとったもんで、はよ寝床行った。)
Waitingfor a bus, I met my friend.
バスを待っとるあいに、連れに会った。
- Waitingfor a busは「時」をあらわす分詞構文である。
- 例文は、WhileI was waiting for a bus, I met my friend. と書き換えられるので、恵那弁では「あいに(間に)」を用いると良い。
- while の代わりにwhenを用いて書き換えられる時は、「ときに」を使うのが普通である。
I wassotiredthatI went to bed soon.
どえらいくたびれとったもんで、すぐに寝床いった。
- so〜that・・・は、「どえらい[doirai]〜もんで・・・」という意味で結果を表す。
- 恵那弁の「えらい」は「疲れた」という意味もあるが、「疲れて苦しい」の意味が強いのでこの場合は使わないほうが自然である。この場合は「疲れる」の代わりに「くたびれる」を用いると自然に訳出できる。
He gave ussucha long assignmentthatwe protested.
彼はたいもないたいへんの宿題を課したもんで、私んたぁは抗議した。
- such〜that・・・は、「たいもない〜もんで・・・」という意味で結果を表す。
- 「たいもない」は「とんでもなく」をあらわすので、「どえらい」を用いたほうが自然になる場合もある。
"Will he come home soon?" "I'm afraidnot."
「彼はじっきに帰ってくるかなも」「来んら」
I'm afraidnotはI'm not afraid... と違い、notだけで後に続く節の代用をする。- 恵那弁では問い掛ける時には語尾に「なも」をつけると話し掛けていることがはっきりする。
- 語尾「ら」は推定・推量を表す。来る筈がないと確信を持っている場合は「来すか[kosukah]」を用いる。
ちょっと、構文は企画倒れだったようです。今度は、イディオムだな。
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阿木村総合案内板
2000年3月29日設置 E-mail:
agi_jin_sa@yahoo.co.jp
2002年1月30日更新
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