このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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1995 Sep./Oct.

宇高連絡船 伊予丸

 

 本州と四国をつなぐメインルートとして、78年の長きにわたって走り続けた宇高連絡船の、最後に活躍した4隻のうちの1隻がこの伊予丸です。厳寒海域で長距離航海となる青函連絡船に比べ、温暖な瀬戸内海をいく宇高連絡船は、船体もオープンな構造であり、さながら遊覧船といった感じもありました。また、正面に大きく開いた車両甲板口のため、船体前面が平面という、非常にユニークな形をした船でもありました。

 宇高連絡船は、世紀の大事業である瀬戸大橋(児島・坂出ルート)の完成により、廃止となりましたが、その後も讃岐丸が大橋観覧船としてしばらく運行されていました。遊覧船みたいな形が、ようやくここで本領発揮です(笑)。

 私は、修学旅行で1987年に1回だけ乗船する機会を得ました。秋の夕方の瀬戸内海を、西陽を浴びてのんびり進む船から見た景色は、ものすごくきれいでした。

 

■絵について

今回の絵は、本当は航海中の絵にしたかったんですが、構図が全然決まらず(そのためこの回はすでにカレンダーでなくなっていた)、結局修学旅行生の乗船シーンとなりました。もっとも私自身、「宇高連絡船」=「修学旅行」なので、行き着くところに行き着いたという感もないわけではないのですが…。

…とまあいろいろ言ったところで、今回の絵ははっきりいって「手抜き」です

人物、とくに脇役の子たちのデッサンは狂いまくってます。締め切りを過ぎて焦っていたというのもありますが、どうせ締め切りを過ぎたのならもっとじっくりやればよかったなと後悔します。

結局、これが今現在のカレンダーシリーズ最終作となっています。


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