桜島直下の大隅半島の街・垂水市と、鹿児島南部の鴨池港を結ぶフェリー。利用者はかなり多いらしい。
　垂水港は新しい建物・駐車場で、料金所が建っている。かなり広い駐車場があるせいか、あまり混雑しているようには見えない。それでも多くの車が入ってくる。
　とりあえず満車で出航。垂水発では右手に、鴨池発では左手に、桜島が見える。島を走り、間近に見上げる桜島の風景も迫力があるが、離れた所から見る桜島もその全景が一望出来るとあって、また違った魅力のある風景だった。
　船内には売店や、うどんコーナーまで設置されている。人のみで乗船する人も多いせいか、船内は満員の感じがする。多くの人がうどんコーナーに並び、うどんを食べている。航行時間３５分の航路としては、かなり豪華な船内設備だ。朝食をキャンプ場で食べた直後だったので、うどんを食べることはあきらめたが、チャンスがあれば是非とも食べてみたいと思った。
　鴨池港ではそのまま市内へ向けて走り出す。乗り込む車も直接乗り込んでいく。この航路も、桜島フェリーと同じ方式で料金徴収を行っているようだ。
　垂水方面から鹿児島方面へ向かうには、場合によっては桜島フェリーよりもこちらの方が便利な場合も多いようだ。錦江湾を走るフェリーには、それぞれに持ち味があり、その味を生かしてがんばっている気がする。これからも、地元の人や観光客に利用される航路であって欲しいと思った。