このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鉄道ニュース2004年1・2月号


明けましておめでとうございます。今年も鉄道ニュースを宜しくお願い致します。


●JR九州、博多駅在来線ホーム一部撤去へ(1/9)
JR九州は、博多駅の九州新幹線用ホーム新設を、今春にも着手する考えを明らかにした。これに伴い、現在使用されている在来線のホームを撤去。後に新幹線ホームを新設する方針。九州新幹線は今年3月にまず、新八代〜鹿児島中央間で暫定開業する。博多〜新八代間の全線開通は2012年ごろの予定だが、04年度予算案に博多〜新八代間の事業費約800億円(昨年度比+50%)が盛り込まれ、開業が早まる可能性が出ている。在来線の運行を続けながらの難工事となるため、JR九州は「今春にも着手しないと間に合わない可能性がある」と説明。具体的な開始時期は「早期着手ができるよう関係機関と協議中」とした。
●JR西日本、3月13日ダイヤ改正概要発表(1/15)
JR西日本は、3月13日のダイヤ改正概要を発表した。
・福知山支社・
特急「まいづる」を1往復、京都〜東舞鶴間(京都〜綾部間は、「たんば」・「きのさき」と併結運転)に増発する。また一部の特急列車の運転時刻が変更される。特急「はしだて」1・2号では利用客の多い京都〜福知山間で、山陰本線では特急「北近畿」2・4号と15・19号を従来の6両編成から7両編成で運転される。
・米子支社・
快速「とっとりライナー」と快速「アクアライナー」の停車駅が見直される。とっとりライナーの新規停車駅は、湖山・鳥取大学前・松崎・下北条・由良・下市・御来屋・大山口で湖山・下北条・由良・下市・御来屋・大山口は1本、鳥取大学前は6本、松崎に2本の快速が停車する。快速「アクアライナー」は 西出雲に1本停車させる。また、特急列車と普通列車の接続を改善するほか、三江線では一部列車の時刻を変更する。
関連項目
●JRグループ春の臨時列車概要発表(1/16.1/19.1/22.1/23)
JRグループは、3月1日〜6月30日までの春の臨時列車の概要を発表した。
◎JR北海道◎
札幌と本州を結ぶ寝台特急では、特急「北斗星3・4号」を個室寝台を4月1日〜6月30日まで3両増結する。道南の列車では、青函トンネルの見学に便利な特急「ドラえもん海底列車」を函館〜吉岡海底間に春休み・ゴールデンウィーク期間中に毎日1往復運転する。(7月3日〜11日と9/4〜10/11は土曜・日曜、7/17〜8/29は毎日運転)また、5月1・2・4・5日には、ドラえもん海底列車82号も1往復運転される。「SL函館・大沼号」と「大沼・流山温泉バーベキュー号」もゴールデンウィーク期間中に運転される。更に、桜前線の北上に併せて函館〜弘前間に特急「さくらエクスプレス」を今年も運転される。道北では、「富良野・美瑛ノロッコ号」(旭川〜富良野、富良野〜美瑛間)と「フラノラベンダーエクスプレス」(札幌〜富良野間)を6月5日〜30日まで毎日1往復運転する。道東では、「くしろ湿原ノロッコ号」をゴールデンウィーク期間中と5月15日〜31日の毎日1往復ずつと6月1日〜27日は2往復運転する。
◎JR東日本◎
・新幹線・
東北新幹線関係では、「はやて」を期間中、上下6本を増発する。「こまち」は、下り7本・上り6本を増発する。また、東京〜仙台間に停車駅が少ない「やまびこ」号を1往復増発させる。上りが「やまびこ132号」で仙台を6:00→7:44。3月20日以降の毎週土曜日に運転する。下りが「やまびこ179号」東京22:16→仙台23:56。3月19日以降の毎週金曜日に運転する。いずれも上野と大宮のみ停車する。つばさは、上下7本を増発する。上越・長野新幹線関係では、「GALA湯沢」行きの直通列車を中心に運転する。長野新幹線では、スキーの利用客の多い「あさま639号」を全車指定で運転する。
・在来線・
東北本線関係では、東北新幹線の八戸からの連絡特急である「つがる」を下り6本、上り4本を増発させる。また、583系(仙台車・N21編成6両)を使用した、臨時快速「ゲレンデ蔵王」号を3月5日、「ムーンライト仙台・東京」号を3月19日〜4月3日の春休み期間中と、ゴールデンウィーク中や6月12日までの土曜日に増発させる。(「ML東京」は前者の前日に運転)中央本線関係では、「あずさ」号を諏訪大社の御柱祭にあわせて下り3本増発する。上越線関係では、「フレッシュひたち」号の車両を使用した特急「フレッシュ水上」号と臨時快速「嬬恋草津スキー」号を引き続き設定した。また、新規設定列車として、「きらきらうえつ」号を使用した、「きらきらあがつま」を6月5日に上野〜長野原草津口間に、4月25・26・29日には、高崎〜横川間に快速「SL碓氷」号を設定した。いずれも全車指定席。このほかにも 各種SLやお座敷列車などが設定されている。
◎JR東海◎
・新幹線・
昨年10月のダイヤ改正以降、「のぞみ」の利用客が伸びていることから期間中、上下1726本(ゴールデンウィーク時は289本)の「のぞみ」を設定した。更に200本の追加設定も準備している模様。
・在来線・
高山線関係では、特急「ひだ」を上下3本の増発を行うほか、古川祭が行われる4月19日に、「ひだ17号」を飛騨古川まで延伸運転する他、普通列車も10本設定する。中央線では、特急「しなの」を上下3本ずつゴールデンウィーク期間中や「木曽漆器祭」期間中に設定した。また、臨時夜行急行「ちくま」も春休みやゴールデンウイーク期間中に設定する。関西・紀勢線関係では、特急「南紀」号を2往復ずつ増発させる。(しなの・南紀・ひだ号はいずれも名称の前にワイドビューが付く)
◎JR西日本◎
・新幹線・
山陽新幹線では、従来の東京〜新大阪・広島間の「のぞみ」号を期間中、博多まで上下6本ずつ延伸運転する。また、ゴールデンウイーク期間中に500系車両を使った「のぞみ526号」を博多〜新大阪間に、毎日運転のひかりRailstarを、3往復設定。更に週末・休み明けの”通勤”「ひかりRailstar」を新大阪・岡山〜博多間に1本ずつと、小倉〜博多間の臨時「こだま」を引き続き設定した。
・在来線・
北陸本線関係では、特急「サンダーバード」と「雷鳥」を含めると228本を増発。好評の特急「ビジネスサンダーバード」と「ユニバーサルエクスプレス」(いずれも681系または638系)も追加設定した。また利用客の多い「サンダーバード」12本については、3両増結して12両編成で運転する。一方、名古屋・米原〜金沢・富山方面の特急「しらさぎ」を名古屋発が9本・米原発計16本を増発。こちらの列車も利用客の多い8本の定期「しらさぎ」を増結、11両で運転する。山陽本線関係では、関西から各方面に向かう各種夜行快速とユニバーサルスタジオジャパンに来園に便利な快速「ハリウッドエクスプレス」を下関〜大阪間に設定。広島から東京へ向かう特急「サンライズゆめ」を期間中6本設定した(下関発3本、広島着3本)。その他には、萩・津和野の観光に便利な快速「萩・津和野」号を下関〜津和野間に新規設定した。
◎JR四国◎
松山・高知から大阪・京都方面に向かう、夜行臨時快速「ムーンライト松山・高知」を春休み期間中を中心に運転する。また、ゴールデンウィークの4月30日〜5月5日には、予讃線の特急「しおかぜ」、計132本の列車を松山〜岡山間を8両編成で運転する他、指定席数を増す。これに伴い、宇多津駅で分割・併結している特急「いしづち」は多度津〜高松間のみの運転となり、高松方面から松山方面へは宇多津駅、松山方面から高松方面へは多度津駅で乗り換えとなる。トロッコ列車関係では、まず土讃線の阿波池田〜大歩危間に、快速「三重連トロッコ大歩危」を新規設定、琴平〜大歩危間に「大歩危トロッコこんぴら」を、阿波池田〜大歩危間に「大歩危トロッコへそっこ」を、1日1往復ずつ走らせる。予讃線では、岡山〜琴平間に快速「瀬戸大橋トロッコ」を2往復、3月7日の 「しおかぜウォークなのはな大会」開催に合わせて、伊予市〜伊予長浜間に「なのはなトロッコ」を上下4本設定した。予土線では、快速「清流しまんと」を1日1往復設定した。
◎JR九州◎
・新幹線・
3月13日に部分開業する九州新幹線「つばめ」は、69本のフルダイヤで運転する。うち、5往復について、6月30日までの毎日運転とし7月以降については、利用客の動向を見て判断する。
・在来線・
6月30日までの「つばめ」に連絡する特急「リレーつばめ」号も5往復設定した。また、鹿児島中央〜吉松間の特急「はやとの風2・4号」も6月30日までの運転とし、吉松からは「しんぺい」号に連絡させる。更にSL人吉号を 昨年より2日間多い、4日間を3月21日から運転させる。一方、九州と関西を結ぶ夜行快速「ムーンライト九州」を春休み期間中運転する。
●JR西日本、急行「白兎」「但馬」 リバイバル運転 へ(2/13)
JR西日本は、キハ28・58系を使用したかつての名急行である、急行「白兎」と「但馬」を3月と5月に1日だけの復活運転をすることを発表した。まず3月27・28日に急行「白兎」が京都〜米子間(山陰本線経由)を1往復する。更に3月28日午前10時〜11時30分には、後藤総合車両所にて急行「白兎」や境港線で運転されている「鬼太郎列車」と37系気動車の車両展示会が行われる。5月2日には、大阪〜豊岡間を急行「但馬」を1往復運転する。同日午前12時〜午後2時には豊岡鉄道部構内にて急行「但馬」やラッセル車などの展示会も催される。同列車ともに全車指定席でいずれも運転の1ヶ月前の午前10時より全国のみどりの窓口等で発売される。車内では、国鉄時代の硬券をイメージした記念乗車証の配布やオリジナル鉄道グッズの販売、記念弁当の販売などが行われる。(記念弁当は京都・米子〈白兎運転日のみ〉、大阪・豊岡〈但馬運転日〉でも販売。尚、米子は3/28・京都は3/27のみ販売)
●日本旅行、急行「日南」・「錦江」 リバイバル運転 へ(2/13)
日本旅行は、3月13日の九州新幹線新八代〜鹿児島中央間の開業に併せての 旅行プランの一環としてかつての急行列車をリバイバル運転することを発表した。復活運転するのは、急行「日南」と急行「錦江」の2本。急行「日南」は、3月14日に宮崎〜小倉間を3月20日に門司港〜宮崎間を走行する。急行「錦江」は、3月14日に鹿児島中央〜宮崎間を、3月21日に宮崎〜鹿児島中央間を走る。いずれの列車も団体臨時列車で乗車券の一般発売はない。旅行プランは、2月13日午前11時から発売される。乗車された方には、ツアーオリジナルのグッズや記念参加証475系記念乗車証明書、オレンジカード、開業記念弁当、九州新幹線つばめ&肥薩おれんじ鉄道パンフレットがプレゼントされる。詳しくは、 日本旅行 まで。
●JR西日本、山陽本線岡山〜庭瀬間に新駅開業へ(2/17)
JR西日本岡山支社は、山陽本線岡山〜庭瀬間に新駅を設置、来年秋の開業を目指すことを発表した。駅名は現在、未定で設置箇所は、岡山市北長瀬地区の旧国鉄岡山操車場跡地で8両編成対応のホームを上下線に設置、山陽・伯備線の普通列車190本、約1700人の利用者を見込んでいる。同駅は、多目的スポーツドームの「岡山ドーム」などに近く、02年から周辺住民が新駅設置を要望していた。


鉄道ニュース2003年12月号へ

戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください