5.オペルって?GMって?
オペルは独逸の車です!稲妻マークのオペルトラックが東部戦線で四苦八苦している第二次世界大戦の写真見た事ありませんか?連合国軍がフォードのトラックで、独逸軍がオペルのトラック、勝敗は当然の様にフォードに上がりました。生産台数が全然違いましたもんね。
オペルは欧州のGMエディションの中核ですから、GMの小型車を担当する今、イングランドにボクスホールを有し、VWを完璧に圧倒しているような伝聞が今も伝えられております。欧州の小型車担当がオペルです。大西洋を挟んで米州には世界のビッグスリーの頂点を極める(世界の頂点を極めた)GMが君臨しています。
小型車に着手したモノの、スズキから小型車の供給を受けたり、トヨタと合弁したり、悪あがきを繰り返しながら、小型車に関する限り、スズキに全部お任せ!としたみたいです。ここが、重要なんです!
日本で恐怖の乱売合戦に鍛え上げられたスズキの低価格車生産能力は、オペルの及ぶトコじゃありません。そこで人件費の安い東欧生産で価格破壊に着手し、アジア生産にも着手し、価格競争力を得たといえるでしょう。ところが、バッタモンとザフィーラを比較すると、格差があるんです。歪んだフロントウィンドウ問題は、バッタモンの致命傷になり兼ねません。
スズキのワゴンRの欧州生産車がオペルの最低価格帯車両になりました。オペルのヴィータやザフィーラは、人件費の安い東欧やアジアでも生産されています。
GMは全ての方針を決定する権限があります。そして、オペルを最低価格帯のスズキ、特殊四駈担当のスバル、アメリカ専門のシボレー、これが決定された世界戦略ではないでしょうか?
オペルは欧州担当の中間車種専門のようです。従ってヴィータは大型化すると同時に東欧生産&亜細亜生産に移行して価格競争力を持たせる事で、やがて存在意義を失っていきそうな?そんな気がします。
ザフィーラのタイ生産車は、ヤナセ潰しの第一歩でしょう。
しかしスバルが売っても売れません、今度輸入車というのを前面に押し出すそうですか、タイ製ゆーて売るんでしょうか?
シボレーはいすゞでも売り始めました。しかし売れません、いすゞさんトラック専門メーカーになりました。撤退ですぅ。残念でした。
GMの車両に国産車並みの魅力があるとでも思っているなら、GMの経営者は馬鹿集団以外の何物でもありません。ヤナセはGMの何を売って行くのでしょうか?キャデ以外に遺されそうなメイクスは見つかりそうにありません。サーブ沈没は確実でしょう。それまで押し込まれたヤナセさん、大変です。
ハッキリ言ってアメリカ人は、無茶します。ヤナセの未来は暗いようです。
最初に戻りまっせ!
6.維持費って?やっぱ高い?
国産車と違うのは、ヤナセでの叩き行為は存在しないようです。歳末商戦二割値引きは当然!の国産車に対して、ヤナセは引きません。ですが、オペル販売店の再編を前にしてマツダ並みの値引きがオペルに関して出され始めたと、あちこちで耳にします。
加えて安い部品が流通していないオペル、部品の寿命が国産車の半分程度のオペルです。
同距離走行後の整備&修理代金積算額は、2倍までは行きませんが、国産でうまくやった場合とヤナセでやった場合を比較すれば八割増しでしょう。
購入価格から積算すれば、同程度の性能と装備を有する国産車と比較した場合、2倍を越えてしまいます。
亜細亜生産車の導入で価格破壊し、補修部品のOEM供給が実現した場合にのみ、維持費って国産並になるんじゃないか?って思っていますけれど、日本国内の輸送経費は最後までその実現を阻むでしょう。
結論、維持費ってやっぱり高いんです!気合を入れましょう!諦めましょうね!
最初に戻りまっせ!