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自動車一般・雑記

 自動車産業という存在は、川上から川下まで、膨大な人員を擁する企業体連合に成長しております。従って彼等自動車産業企業連合に属する利権に触れるコトはタブーでありました。ユーザー車検が、彼等に対する最初の一撃でありました。その結果、車検費用は一気に低下した事実は、御存知の通りです。
 並行輸入も、輸入車価格を低下させるのに貢献したと言えます。BMWなんかは、並行業者が「わしら、殺す気かぃっ!ベンベの野郎!」と絶句した程に凄まじい価格設定してしまいました。(ぼろ儲けしてた奴等が普通の利幅になっただけなんですけど、あの手の方々は常識が一般の方々と少々異なる模様です)
 でも、自動車産業には、様々な暗黒面が潜んでいるので、そんな、ちょいとヤバイ話を少しづつでもしていこうかと思います。
 1.オイルの交換時期は?
 2.或る雑誌の恐るべき挑戦!
 3.増殖し続ける添加剤!
 4.油圧警告灯とオイル残量の関係?
 5.窒素ガスって効くんでしょうか?
 6.輸入車だからって、甘やかすな!
 7.ウィンドウの話!
 8.外車は何故に高いのか?
 9.用品はホントに効くのか?
10.10・15モードのうそ!
11.チューニングとは?2002.7.1
12.輸出向け国産車?2002.7.2
13.テフロン系オイル添加剤?2002.7.9
14.メーター巻き戻し?2002.7.12
15.認定中古車?2002.7.20
16.固いサスの幻影?2002.8.4
17.1BOXの恐怖?2002.8.10
18.ディーラー下取りの恐怖?2002.8.29
19.ドライバーの挑戦?2002.10.28
20.燃費伝説の終焉?2002.10.23
21.怪しい燃費グッズ?2002.12.25
22.危険過ぎる中古車?2003.6.10
23.危ないスタンド・カードは安全か?2003.8.22
24.危ない自動車評論家?2004.2.27
25.燃費グッズの収支計算?2004.5.15
26.ある意味理想の車って何でしょうか?2005.2.2

1.オイルの交換時期は?
 さて、最もヤバイ話題をしょっぱなに持ってきてしまった。

 私の持論を申し上げましょう。自動車会社の推奨距離で問題無いでしょう。私の場合、ヴィータで二万キロ交換してましたけれど、問題ありませんでしたから。
 ツァフィーラの場合、メーカーは15000キロで推奨距離をうたっております。国産車の場合でも、そんなもんです。ポルシェかてそないです!ところが、そのままいきますと、オイル交換の売上が八割消滅してしまいます!そんなコトショップが許すと思います?自動車屋が許すと思います?メーカーがナンと言おうが!彼等は3000キロ交換って言い続けるんです!うそっ!って仰っておられる方々、何故か、オイルを販売しておられる方々に多いような?

 オイル交換は、カーショップ・スタンドの生命線です!スタンドの粗利は1割を切ったとか!利益率の大きなオイル交換と、水抜き材販売無くして、スタンドの経営は成り立たないようです。

 エンジンオイルを交換すると、廃棄物が出てしまいますね?我々は廃棄物を減少させねばならないんです。3000キロで4リッター?みんながみんな、そのペースで交換していたら、どれほどの廃油が発生してしまうでしょうか?
 トヨタさん、頑張って、推奨オイル交換距離、5万キロに伸ばして自動車の廃棄物一気に九割減らしませんか?トヨタがやったら、みんなも続きますもん。

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2.或る雑誌の恐るべき挑戦!
 CGと言う雑誌がありました。自動車雑誌ではなく同人誌みたく趣味に走りまくっていた雑誌です。編集長さんがバリバリのオタクで、平気で無茶言うおっさん、趣味と道楽に走りまくったメンバー、或る意味こんな雑誌が存在できる日本はまだ捨てたものではないなと思えた雑誌でした。(過去形ね、過去形よ)

 ○ー・オブ・ザ・イヤーを主催しながら、メーカーの接待攻勢の凄まじさと、撰者達が如何に接待漬けになっとるか!を曝露した三○さんのコラムが大好きでした。あの人、これが原因で追い出されたんですけれど。御存知無い?新車情報のあの方ですよ。福岡でも一時期放映されていたんです。好きだったな、あのバリバリの怪しさ!CGTVなんかより、絶対に面白かったですよ!

 この雑誌が一時期、自動車業界を敵に回す挑戦を繰り広げていました。オイル交換廃止しよう!のトラスコオイルフィルター(これはこれでやっつけ仕事の怪しい部品でしたが)実験と、輸入車をもっと安くしよう!のウェストフィールド輸入代行挑戦!の二つです。

 石油業界だけでなく、自動車屋の怒りをかったこのオイル無交換企画、ジェミニ(オペルのばったもんね)でのオイル無交換五万キロ成功!の後、エンジンをオーバーホールしてその効果を実証しました。これは、石油業界と、自動車屋の怒りを買いました。やがて、トラスコフィルターの実験は続行されましたが、消滅していきます。オイル交換が無くなったら、自動車業界半分が倒産します!当然でしょう!

 英国車販売でぼろ儲けしていた人々の怒りを買ったのが、ウェストフィールドの輸入代行挑戦!である!CGだけでなく、世代を超えて日本のオタッキーに広く支持されてきたA型エンジンをウェストフィールドに搭載して日本に輸入しよう!そして、そいつを安く販売しよう!と燃えていた彼等はそれを断念します。幾ら掛かるか、ばれてしまったら、英国車販売でぼろ儲けしていた人々は食えなくなります。当時のCGにこの手の業者からの広告が幾ら出されていたか、、やがて、この企画も断念に至ります。

 私は、この二つの企画をCGの恐るべき挑戦と呼び、高く評価しています。

 三○氏が去り、へんしゅーちょーが去り、日本自動車雑誌最後の砦的存在であったCGも、自動車雑誌界の暮らしの手帳から、その他大勢の雑誌に落ちぶれていきます。自動車業界にロクな奴は居ない!という或る人物の言葉は、まったくの事実になっていくのです。

 私ですか?自動車業界にだっちゃ、マトモな奴も居るくさ!何人かは!ですけど。

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3.増殖し続ける添加剤!
 自動車業界で、傍流ながら、侮れない勢力に成長したのが、各種各種添加剤販売業者の群れである。保守本流はオイル交換である。保守本流のオイル交換に付随して成長著しいのが、この添加剤だ。
 効かなくても良い!心の奥底では誰も効くと信じていない!という恵まれた存在である添加剤は売り方が異なっている。勿体つけた説明文!インパクトの或る宣伝文!効くと思って買う人が何人いるんでしょうか?最初から諦めて居ますから、効かなくても、文句言う人は少ないと思います。返金要求して、取れたという話を聞いたコトがありません。払うよーな人が居るんでしょうか?みんな諦めていますから。嗚呼、こーゆーと、この手の業者から凄まじい苦情が来ますね。JAROは見ているハズですが、誇大広告しようが、この手の雑誌広告には法の縛りがありません。
 効果があるんですか?シャーシダイナモの計測結果や、燃費計測結果、さて、どこまでホンマですねん?

 アクセル開き気味で走った後に、添加剤を叩き込んで、アクセル開かずに走行する。結果はすぐに出ます。果たして、どう、違うのでしょうか?添加剤でも燃費向上をうたう場合、10・15モードで測定させれば良いんです。そうなると、添加剤、幾つ残るのでしょうか?

 だいたい燃費向上をうたう添加剤の中で精確に測定してうたい文句通りの効果が出る添加剤はあるんでしょうか?

 利幅の大きな添加剤、ショップ経営の大きな支えになりますから、何時までたっても、添加剤は無くならず、ダマされる人々は引きも切らないんですね。業界上げて保護しているようなモンですから。

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4.油圧警告灯とオイル残量の関係?
 ブレーキ警告灯が点灯したら、ブレーキパッドが磨耗してフルード面が下がった証拠、パッド交換して復帰する。間違えてもフルード補給なんかしちゃあいけない!パッド残量は無いのだから、どうせ、交換しなくちゃいけないし、交換したらフルードがこぼれてしまう!ところが、油圧警告灯が点灯した場合、これは死刑宣告に近いモノがあると、私は思っている。

 オイルを食い始めたら、エンジンは終わりだ!某三菱自動車の場合、油圧警告灯が点灯した場合、マニュアルを紐解いて、正規の潤滑油量を確認し、きっちり規定量をジョッキに入れて補給すれば良い。Fすれすれになっている!というのが、常識だ。
 オイル消費量が一気に増大した場合、オイルリングが固着していると考えて良い。こうなると、ディーゼルオイル叩き込んでエンジン内部の掃除をするしか、手は残されていない。酸化物をどんどん溶かし込める様にアルカリが異常に強いディーゼルオイルならでもの荒業だ。そりゃあもう、高い○ルシュタインのエンジン洗浄なんざアホらしくなる位、汚れが落ちる。

 後はSTPのオイルトリートメント叩き込む!しばらくは使えるだろう。エンジンは一気に超高級車並に静かになるぞ!ブローバイも無くなるし、一石二鳥だ!

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5.窒素ガスって効くんでしょうか?
 最近窒素ガスでタイヤを膨らますのが流行っている。マイルドになると言われている窒素ガス、空気の七割から八割が窒素が占めているんですけれど、何故窒素ガスが持て囃されているのでしょうか?特性に差があるとは思えません。今回、ここを論じていこうと思います。

 理由は、コンプレッサーの後処理が良くないからじゃないかな?と思っている。空気を圧縮すると、水蒸気も一緒に圧縮されます。空気が圧縮され気圧が上がると温度が上がります。圧力が上がると沸点が上がりますから、水蒸気は水に戻ります。でも、圧縮されて温度が上がっても、その時点では、水蒸気のまま存在しちゃうんですね。これを冷却すると水蒸気が水になって出てきます。冷却式エアドライヤーの原理です。

 普通の湿度は60%くらいでしょ?従って、圧縮された空気には、水蒸気が水の状態で存在しているのではないでしょうか?だからコンプレッサーには、エアードレンとエアードライヤーが装備されます。圧縮空気から排出される水分を除去する為です。冷凍式のエアードライヤーでも九割程度しか補足できないようで、露点がマイナス50℃とか、80℃とか言うエアドライヤーがあれば、確実なんですが、普通のコンプレッサーでは半分も除去できていないのではないか?
 タイヤは走行時摩擦熱を一気に発生させて温度が上がってしまいます。この時、中の水分が一気に蒸発してタイヤ内部の圧力が水蒸気の体積膨張分を加えて跳ね上がってしまう!

 ところが窒素ガスは、完全ドライなんです。水分は無し!水蒸気発生に伴う圧力上昇が発生しない。だから良いらしい。

 キーワードは水分です。タイヤ屋さんのエアコンプレッサー、ちゃんとドレン処理してドライヤー装備してくれていたら、タイヤには窒素ガス!なんて無駄な出費は押さえられるんですけれどね。

 今度実験してみようかと思います、携帯式のコンプレッサーにドレントラップとエアードライヤー装備してね。でも、利幅低下のタイヤ屋さんから恨み買いそうだな?

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6.輸入車だからって、甘やかすな!
 日本車では許されませんが、輸入車ならば許されるコトが多過ぎます。昔から富裕層では、細かな不具合を指摘せず、余裕を見せることが、ある種の尊敬を受ける行為とされてきました。フォードが自動車価格に引き下げに貢献したコトは知られていますが、日本の自動車業界が価格引き下げに貢献したコトは、あんまり評価されていない。

 日本の自動車急成長の秘密は、偏執狂的クレーマーの権化としか言い様の無い日本人ユーザー、これにつきます!
 世界一洗車が大好きな民族である日本人、世界一細かい事に注意する民族である日本人、欧米では道具としてしか見ない自動車を、家具としてて扱う日本人、自動車の成立時に貧困であった我々は、自動車を高級品として捕らえてしまいました。

 その結果、塗装のタレ?ゴミ噛み?許すまじ!走行中のエンスト、許すまじ!と、過剰反応するクレーマーになってしまいました。
 そんな偏執狂的クレーマーに鍛え上げられた日本車の品質は向上しました。しかし、安全装備や高速域での直進性、シート、走行安定性等はあんまり進歩しなかったのとは、対照的です。
 最近、NHKの尽力を起点とする安全装備の急激な進歩が見うけられます。○ヨタなんかは「ABSなんか要りません!」とか言っていましたが、ほとんど装備するに至ったし、ボディの強度も急激に向上中です。ところが、排ガス規制と安全装備の国際水準化に伴って、日本車の数少ない利点であった燃費が低下しつつあります。ま、こんなんは、ここでは論じる必要ありません。

 輸入車の一般的傾向として、ウルサイよ!すぐに壊れるよ!エンストするよ!という事が上げられます。じゃ、本国にきっちり対策品ださせろよ!それが輸入業者の仕事だろ?それが駄目なら、徹底的に泣け!日本の常識は、世界の非常識らしいけど、日本人は言うし、対策させるんだから!

 或る小話があります。
 ある男が、新車で伊太利亜車を買いました。が、故障ばかりで、奥さんから責められて、にっちもさっちも行かなくなりました。

 毎日、雨の日も、家族を乗せて小旅行もしています。相談を受けた或る男は、静かに言いました。
 「おまえは馬鹿か!奥さんも馬鹿か!イタ車を普通に使うからいかんのだ!イタ車は、洗って、磨いて、改造して楽しむものだ!雨の日に乗ったら錆びるだろ!走ったら壊れるだろ!普通に使うなら国産ば一台買え!」
 国産車を購入した後は、伊太利亜車は旦那の趣味の道具になり、夫婦不和は無くなったとさ。

 今のままで、売上増大を目論むなど、趣味の非実用品がそんなに売れるハズが無いじゃありませんか?

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7.ウィンドウの話!
 日本には梅雨が或る!そして、雨は夜間の視界を更に悪化させる。で、撥水材の登場である。ところが、以外と効かない。

 何故か?ガラスが傷だらけ汚れきっているかららしいのだ。
 某今日の得する一言のウェブマスターは、ひたすらウィンドウを磨かれた。その結果、良好な視界を確保されている。だが、そんなモン買いこむ根性も、三十分も磨く根性も無い私は、昔やった手法を思い出した。

 撥水材の安い奴(型遅れか、生産中止の不良在庫処分品三百円以下で十分の様だ)を買ってきて、ひたすら塗り込み、拭き上げを繰り返す!と、驚くほど撥水材が効力を発揮する!普通の塗布型パッド付撥水材であれば、問題無いらしい。
 理由は簡単だ。油膜を除去するには、アルコールが一番の様だ。研磨剤では脂を分解できないが、アルコールは脱脂剤としては結構優れた部類に入る。これを利用して毛根の脂を除去し、弱った髪を復活させる裏技も存在する。柑橘類の皮に含まれる成分にも同様の効果があるらしく、既にこれを利用したワックス・コーティング剤や脱脂剤も存在している。

 パッド付撥水剤には、アルコールが多量に含まれている様で、ひたすら塗っては、硬めの繊維のウェスで拭き上げる。これを繰り返すと何故か窓ガラスが綺麗になってきて雨染みが消えた頃には、撥水剤が異様なまでに効き始めている。アルコールが油膜や古い撥水剤の皮膜や、ワックス・コーティング膜を除去してくれ、固めの繊維のウェスで拭き上げる事でガラス表面が平坦になる。撥水剤の性能測定の前提条件であるハズの、油膜皆無!平坦研磨ガラス面!が獲得できるからではないか?事実45キロで水滴がビンビン飛んで行った。うたい文句は四十五キロで水滴が飛ぶ!うたい文句がホントになるなんて!用品としては凄いコト!ですぞ!

 一応、メーカーでも、超限定理想条件下では、実験を行っているだろう。裁判でも起こされた時に言いぬけ出来る実験結果を残しておくのが、自己防衛する企業というものだからな。

 ここでワイパーゴムなんかを新品にしちゃったりすると、どちらも綺麗になり過ぎてビビリが発生するぞ!

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8.外車は何故に高いのか?
 日本車は安い!と思っている貴方、外車だって安いのだ!日本車だって高いのだ!東欧では欧州車が幾らか御存知か?アメリカではアメ車が幾らか御存知か?イギリスで日本車が幾らか御存知か?

 実際の価格は、各メーカーの各国のウェブサイトで、シュミレートしてご覧になれば、恐ろしい価格が出てくることに愕然とされるはずだが、ここで一つ、あっちの消費税は二割とか来ている、内税のトコもあるから、さっぴいてくれ。
 何故何処外車は高いのだろう?理由は簡単だ。馬鹿が売り、馬鹿が買う!からだと思う。売れなかったら価格を下げざるを得ない。売れるから、価格を吊り上げるのだ!

 売れない車は値段が下がる、下げなければ売れず、撤退だ!かつて、円高の時代があった、今はその時の六割しかない。余計に上がる!並行輸入業者も値段を吊り上げる。

 外車が高い!と思われる貴兄、それ以上に高くても良いのよ!と納得して購入する輩が、商売成立させるだけ居れば、下がる事は無い。私のツァフィーラ、五十万円安かったらもっと売れていたハズだ!
 手直ししなくて良いように事前に手を打つ知能も無い馬鹿が売っているから、高くして販売店の利益を確保しなければならなくなる。

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9.用品はホントに効くのか?
 普通雑誌という代物は、広告を出してくださる怪しげな用品が、ホントに効くかどうか、まじめな評価実験なんかしない。

 それが最低限の礼儀ってもんだ。ところが、高松市にある研究所が売り出している怪しい商品の、まともな評価実験をしてしまった雑誌があったのだ!マトモな数字が出るハズも無く、そのまま載せてしまった。
 それがまた、馬鹿正直に追加実験までしてしまった!流石は休刊に追い込まれただけはある。
 でもね、効かないモノは効かないと書くのが、異常という、恐ろしい常識が通用しているのが、日本の自動車雑誌なのです!

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10.10・15モードのうそ!
 自動車の燃費の目安として、10・15モードという燃費の目安がある。市街地走行を勘案して、実走行に近い条件下で測定していると豪語するんだが、国産車で10・15モード燃費をマークする車を知らない。普通六割、ひでぇのは半分しか走らない。日本車の10・15モード燃費なんて信じる方が馬鹿なのよ!的数字に過ぎない。

 日本の自動車会社は、そんな数字を公表しても恥ずかしくないらしい。でも外車は結構簡単にマークできる!そっちがマトモだと思うのだが?

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11.チューニングとは?2002.7.1
 チューニングとは、調整って意味ですよね?でも、日本のチューニングっちゅうのは、歪な形で成長してきました。其れ故に日本のメーカーチューンの凄さは凄まじいモンがあります。だって、壊れないし、長持ちするんですもん!
 ショップチューンの場合、寿命は短い!例えば、強化マウント+メタルクラッチ、半年でマウント千切れ、駆動系はがたがたです!ターボ車の定番ブーストアップ+マフラー交換、半年で白煙吹くわ!馬力は無くなるわ!エンジンがたがたになっちゃいます。
 ブーストアップするなら、最初に燃料ポンプ換えとけよ!プラグとコードも強化だぜ!オイルクーラー強化も忘れるな!インタークーラー交換が当たり前でしょ?どっかに逃げは付けとけよぉっ!
 ショップでチューニングしたら、整備経費は一気に跳ね上がるんです。添加剤で潤滑性を向上させているエンジンオイル、10度温度が上がれば寿命は半分になります。リミッターが作動するまで回転を上げて(上げたくなるんですよ!)燃料カットが入れば、燃焼室内は一気に温度が上昇し、ピストンやリングに蓄積していく損傷、棚落ちか、ピストン穴明きです。
 チューニングした車は、細心の注意を払って扱わねばならない!その原則は故意に語られません。
 そこのトコを考えて作られたのが、メーカーチューンの車です。だから、早くて、壊れない!ショップチューンの車とメーカーチューンの車を比較してみると、最初はショップチューンが早くても、半年後、一年後、其の差は凄まじく広がっています。
 でも、チューンに投じた費用を半年ごとに投入していけば、性能は低下せず維持できますよ。後は、其れだけの金を投じ続けて、維持する気力と財力が続くか?ってコトなんです。だから、ショップチューンは金を食うんです、金食い虫ですから、日本の景気高揚に少なからず貢献し、多くのショップを維持する原動力になっているんです。
 お金の無い人は、メーカーチューンの車を買って、愉しく乗りましょ?

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12.輸出向け国産車?2002.7.2
 先日、アメリカで最高の安全性を評価されたのはMPVであったという。でも、何故、日本でのMPVの評価はそう高くないのだろうか?これは昔から噂されている輸出向け車両は別物の実証例ではないのだろうか?
 昔から、輸出向け車両は別物という噂が、広く流布されてきた。同様というか、同傾向の、衝突安全試験を行っている、日米欧の三種の機関があるのに、何故にこれほど、評価が異なるのだろうか?
 国内販売は、凄まじい乱売合戦が展開している。値引きは半端ではない。一例を挙げれば某MA○DAの乗用車は二割引きが当然というのは、少々前の常識であった。二割引きといえば商用車のレベルなのだ!三年乗ったら三割しか下取りしないMA○DA故の苦悩であろう。
 その値引き原資は何処から引き出されるのであろうか?卸価格は低いのだろうか?キャッシュバックは凄いのだろうか?ここんコト公開されていないから、推測でものを言うしかない。でも、どーしてこんなに違うんですか?アメリカ最高の車は、日本でフツー?っておかしくないですか?
 導き出される結論は
 1.日本とアメリカの試験方法は全くの別物、評価が異なるのは当然!
 2.輸出車両と国内販売車はまったくの別物!
 3.たまたまの偶然!
 こんなもんじゃ無いかな?そーいや、なんか、ソコんトコ突っ込んだ本があったなぁ?シートのブラケット、国内向けと輸出向けは別物とか、曝露した本。

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13.テフロン系オイル添加剤?2002.7.9
 オイル添加剤は、利幅が大きく、様々な誤魔化しが横行している自動車業界最強の暗黒面である。その中で最も怪しく、最も危険な代物が、マイクロロンを始めとするテフロン系潤滑油添加剤であろう。何せ、元々の製造元が効果なし!自動車に使用してはいけません!と豪語し、自動車メーカーが、使用した場合、一切の保証は行いません!と断言しているという凄まじさは、正しく最悪の添加剤と言えよう。

 ところが、マイクロロンを用いた長期実験として、前述のCGの精密フィルター併用長期レポートがある。この精密フィルターというのは、工作機械メーカーならば、結構なところが採用しているトイレットペーパー型積層フィルターの転用品であり、その濾過能力には実績がある。
 この精密フィルターでは、通常、発生する摩擦金属粉や潤滑油炭化に伴うカーボンまで一気に補足する能力を有しており、通常の油圧ユーザーが指定する汚染度合いを遥かに凌駕する清浄度に保つ事が容易に出来る。
 このフィルターを併用しながら、五万キロを走行したジェミニのエンジンは、非常に良い状態に保たれていたという結果が報告された。この事実は、何を示しているのであろうか?

 1.潤滑油は精密フィルターで濾過し続ければ、五万キロは使用可能。
 2.触媒となる汚染物質を除去すれば、粘度上昇は問題無く五万キロは使用可能。
 たった一例では在るが、少なくとも、この長期実験では、それが証明された。

 但し、ここで、決して無視できない重大な要素が、ここには含まれている。マイクロロンは超微細なテフロンが潤滑面にコーティングされて効果を発する!とうたわれている。従って、前述する長期レポートの場合、テフロン粉末がほぼ全量補足されていたハズなのに、何故、障害にならなかったのか?

 答えは一つ、マイクロロンの性能起因物質は、テフロンではなく基油にあるという事だ。マイクロロンを使用した場合、多くのユーザーが、潤滑油の粘度低下を証言している。燃費向上は、潤滑油の粘度低下に伴う摩擦抵抗低下に拠ってもたらされているに過ぎない。添加剤では真実を語る事が重要ではなく、インパクトともっともらしい理論で、ユーザーを納得させる事だけが求められているのだ!
 現在のごとく憂えるほどに、添加剤が跳梁跋扈する所以は、凄まじいばかりの利幅を約束してくれる事にあり、多くの添加剤が発売されている所以もここに収束する。

 ここで一つ、何故、自動車業界は、マイクロロンの存在を許しているのか?脛に傷持つモノ同士の庇い合いのではないだろうか?自分が広告に出た事で、その品性までも暴露するから、恐ろしいなぁ、由良さん!

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14.メーター巻き戻し?2002.7.12
 中古車の判別は、走行距離とボディのちり(合わせ)を基準とする。それが私のやり方だった。

 しかし最近は、中古業者というか自動車屋さんのリサイクル意識の向上は凄まじく二個一、三個一という凄まじい代物や、オコシが連綿と日本中の自動車屋さんで量産されているようで、中古車は事故車と思え!に宗旨換えし、判断を放棄した。

 これにはメーターの巻き戻しも起因している。これも根が深いわ、自動車業界の暗黒面に立ち入るわ、危険過ぎる話題だ。

 日本では1年一万キロが基準で、これ以上になると過走行車として値段が下がる。メーター戻しで、高く売れれば、みんなが燃えるらしい。メーター戻し対応で導入されたデジタルメーターも巻き戻し可能だ!

 ヤフオクをはじめとする様々なオークションをのぞいて見て欲しい。メーター戻し!には事欠かない。先年、メーター戻し業者が逮捕されても、需要のあるところ、業者が存在する。需要と供給の関係はここでも実証されているなぁ、困ったもんだ。違法行為に荷担しているオークション開催者の意見を聞いてみたいが、そんな不逞の輩でも客には違いないから、知らんふりしているようだ?

 これと並行して、高いリサイクル意識を有する自動車屋さん達は、その技量を向上させ、プロでもわからない事故車再生人気車は数多い。地球に優しく事故車を再利用するのだから、グリーンマーク商品というので、国土交通省も、陸運局もお目こぼししているのかな?

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15.認定中古車?2002.7.20
 中古車に関して記述したが、実は意外と中古車を認めている私なのだ。対象は、中古外車それも認定中古外車のみである。中古外車でも、マツダ系列のシトロエンなんざ、絶対に手を出さない。私はマツダのディーラーを信用するほど甘い人間ではない。正規モノと言われつつ、様々なトラブルを続出させる様は、某氏をして外車界のネッツ・トヨタと呼称させるに至っている。チャンネルがくるくる変わるフィアット系統、近々タイ製GMブランドが輸入されるかもしれないアルファの中古車(トラビックの挫折に学習して断念するか?学習能力が意外に低いのか?ここ数年で彼等の知能程度が判明するであろうGMJ)なんざ、絶対に禁止だ!

 知られた銘柄の、ディーラー認定中古車は、初期不良が出尽くした代物で、保証付きをディーラーで購入する。しかしディーラーがメーカー直営に近いトコでないと無意味だ。BMWとか、ベンツとか、オペルはヤナセなら安心できそうだが、最近立ち上がったチャンネルは不確定要素が多過ぎて、判定&信用不可能だ。中古外車屋の怪しさは言語道断なので、評価をここでは行わない。私の知り合いは中古自動車屋にでんマトモな奴もおるくさ、何人かは!と放言して憚らないから、実態がどの程度か予想もつく。

 但し、認定中古外車という代物は、ここ数年が盛りではないかな?手厚いヤナセの伝説を目指しているとしか思えない某○MWのアプルードカーは、これは買いだぜ!状態なのだ。これが何時までも続くとは、、思えないんだもん。

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16.固いサスの幻影?2002.8.4
 私は、固いばねレートを誇るサスは、大嫌いだ。固いばねレートのサスは何故出現したのか?日本のサスは、何故か、固い。そして、よーへたる。根性無しのスプリングが多量に出回っている。装着後、数センチ車高が下がり続けるのは当然という、恐ろしい品質管理が横行している。だから、サスは社外品使用不可と言っている。
 固いサスはロールしない。ロールするとロールアンダーが出るのだが、荷重移動してもアンダーが出るのか?そのアンダーは問題なのか?原因は、日本車固有の低いボディ剛性であろう。荷重が変動したら、ボディがたわみ、その後サスに荷重が加わり始める。このボディのたわみ分を誤魔化す為の固いサスが誕生するのだ。

 足回りはしなやかを最上とする。で、最初にボディ強化だ!次にブッシュ強化、んでもってダンパー容量アップ、最後にサス系全体の剛性アップ、この順番だ。
 サス交換の利点は、サスを交換するなら、ダンパーもしとこうよ!のセールストークが使える点だ。工賃も掛けられる。すぐ抜けるダンパー使用の末路は、ボディの成仏である。ボディが成仏したら買い直し、また新しい部品が売れる。改造によって、寿命を短縮させ、車両の更新で、仕事を再生産する。日本のショップは、この手の自転車操業で存続しているに過ぎない。元々規制で不要な出費をユーザーに強いるコトで拡大してきた、日本の自動車産業。その自動車産業の一角に過ぎない日本のチューニング業界は正常化する機会を失い、もはや、自滅するしかない業種になってしまった。

 その象徴が固いだけのサスなのだと思う。

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17.1BOXの恐怖?2002.8.10
 先日、某高速道路で、1BOXが横転していた。どこの1BOXも横転しやすい傾向があるようだが、どこでも販売しているので1BOXは危険だ!とか言う訳にはいかない。
 日本の1BOXは全幅より全高が大きい長方形を立てて走る危うさが在る。見れば、すぐに、判りそうなもんだが、私が新車購入計画で最期までアストロ・エスティマに固執したのは、ここに起因する。誰だって死にたくないが、メーカーは1BOXでも通常なら問題無いという判断で、販売しているハズだ。その通常想定以外の状況下ではどうなる?
 でも、それでも、荷物が載るモン!一杯乗れるモン!と買う人が多い。それがイヤで、危険過ぎる車は売りたくないと、初代エスティマが作られたハズだが、彼等も流れを変えられなかった。少々歪に、死んでも構いません!的悲壮な覚悟をもって乗る、それが恐怖の1BOXと思う。

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18.ディーラー下取りの恐怖?2002.8.29
 知り合いが、NAスープラ・オートマ17インチモデル、過走行車を所有している。彼はそのスープラを引っさげて最期のシルビア叩きに行ったが、しょっぱなから14万円下取りと言われたという。下取り手数料が五万から十万円であるから値引き無しとしか言えない。8月一杯までしか登録できないと噂される現行シルビア、某雑誌では在庫無しの筈だが、八月中旬というのに、福岡には10台の在庫があるらしい。加えてガリバーでは60万円と言われたという。オークションで90から100として、70万で下取り屋に売れる筈だから、ディーラーボロ儲けで商談進める気だったらしい。
 じゃ、良いからと言っただけで、値引きは一気に下取り含めて70万円に跳ね上がったというから、凄まじいとしか言えない。
 私の見立てでは車両が280万円として、値引き2割で56万加えて下取りスープラ70万200万で手を打つと目していたが、可哀相にもう少しで、知り合いはダマされるトコであった。
 私なら150万現金で用意して、印鑑持参で、サシの勝負だ。ギリギリ八月二十三日、夕方、書類一式用意して、全部並べて勝負である。駄目モトの覚悟で、一発勝負すれば、案外いけそうだ。行けなくても良い、それが勝負ごと、博打だ。
 だから言っているディーラーは活かさぬ様に、殺さぬ様にである。こーゆー商売をする奴等は、搾り取るだけ、搾り取れば良いのだ!と思う。

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19.ドライバーの挑戦?2002.9.25
 自動車雑誌と言えば鬼畜・太鼓持ち・恥知らずの巣窟である。金さえ貰えば提灯記事を書き散らし、詐欺同然の行為に荷担する鬼畜・太鼓持ち・恥知らずには事欠かない。
 ところが鬼畜の雄ドライバー誌が、怪しいグッズ叩きを開始した。
 一説には有名読者の痴呆発症で、降りかかる火の粉は払う!と、決意したとの風聞も聞いた。流石にヨタ話だろうが、痴呆発症有名読者も、ド派手に宣伝打っている磁力グッズも、怪し過ぎるトルマリングッズも、全部ひっくるめて、叩き始めたのである!
 詐欺同然の商行為に日夜邁進しているとはいえ、大事な大事な広告主を足蹴にするも同然の今度の行為!
 あ、そうか?イングランドが良くやった勝ち逃げか?そろそろヤバクなってきたんでトンズラこいて高みの見物である。こーゆー奴には大悪人が多かったりするんだ、注意すべし!

 追伸2002.10.28
結局、ドライバーはケツをまくった!顧客重視の編集方針変更で、叩いた顧客の後始末提灯記事の嵐が吹き荒れていたが、どー落とし前付けるのだろうか?磁力系のフォローと、某有名読者のフォロー、遠赤外線系のフォローと、節操の無さは鬼畜・太鼓持ち・恥知らずの筆頭、自動車雑誌やなーと、実感させられた。

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20.燃費伝説の終焉?2002.10.23
 日本車は故障しない、燃費が良い、でも事故ったら即死!という三つの言葉で表現できた。ところが最近その全てが成り立たなくなりつつある。
 某国営放送の欧州における某三菱自動車の事故の実情を紹介した番組は、日本車は鉄板けちって軽量化、グズグズのボディは事故れば即死?両足切断?という印象を与えた。事実、この業界の人々はそんな事実を知り抜いていた。でも、大事な顧客にツバ吐くような行為は慎んでいたのである。自動車ジャーナリストとは、事実の探求より、顧客の利益優先で仕事をしてきた事は暴露されてしまった。
 その反動でボディが強化された。業界・運輸省(国土交通省)挙げての、自動車安全改善運動は、一気に日本車の安全性を向上させ続けている。今や高張力鋼板も多用される様になって、ボディは丈夫になってきたが、その結果車両重量が増大して、燃費は長期低落一直線である。所詮日本車の低燃費は命無用の軽量化の賜物に過ぎなかった事が明白に成ってきている。
 高張力鉄板多用&レーザー溶接すれば、軽量化とボディ剛性が両立するのは目に見えているが、無茶高い電気料金と円高は、それを不可能にしている。強いボディこそ基本というベンツ的哲学は日本では成立しない。
 某日産の安全ボディは実情に即したオフセット衝突時では無意味な実験室的数字に過ぎない事もあちらこちらで暴露されたし、某トヨタのボディは剛性感皆無だし、某スズキの接着剤&高張力鋼板多用の軽量化ボディってピロ化したらスポットがもげてしまった体験から即死覚悟的悲壮感を漂わせている。
  確かに10・15モード燃費は異常に良いが、実際にはその半分程度しか走らない。燃費スペシャリストの神業でしか成立しない机上の空論に過ぎ無い事はオーナーならば御存知であろう。もはや安全性無視で稼いだ軽量化ゆえの命無用の好燃費が通用しなくなった今、燃費伝説の終焉である。

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21.怪しい燃費グッズ?2002.12.24
 日本では、怪しい燃費グッズが跳梁跋扈しているのだが、その巣窟とも言えるのが、ネンピ一番ととか言う、怪し過ぎるサイトである。掲示板でグッズ肯定派と否定派が繰り広げるグッズに関する理論?論争は見ていて飽きない。ホントに燃費向上するグッズがあるならば、買いたいものだが不幸にしてそんな代物を見た事が無い。

 年間二万キロは走行するワタシである。ガソリン代は年間20万円。2割も向上したら凄い事になるのだが。

 この怪し過ぎるグッズの性能調査と実証を公的機関で行う事は出来ないのであろうか?日本から陸続とノーベル賞受賞者が出現し続ける位凄い性能をうたっているのだ!ガソリン内燃機関の熱効率を一気に倍増させ得る凄い発明品が続々だぁっ!日本政府はこの埋もれた研究に眼を向けて技術立国に邁進すべきでは無いのか?もう、日本車の燃費はリッター30キロ以上になっているだろうと思うのだが。何故、日本車の燃費は実質そこまで行かないのかな?

 まあ、自動車業界こぞって保護しなければ、雑誌の広告が消滅し、廃刊の嵐が吹き荒れかねない。業界全体で保護している怪しいグッズは、日本のモータリゼーションの退廃振りを世界にアピール出来る証拠品に他ならないのだが。

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22.危険過ぎる中古車?2003.6.10
 私は中古車を限定でしか評価しないと言ってきた。小心者の私には、日本の自動車屋さんがリサイクル・リユースのエコ的使命感に燃えて再生した修復車に乗る勇気は無い。修復技術の進歩は電子制御まで投入した結果、誰でも新品程度の精度をある程度までなら出す事が出来る様になってしまった。

 修復によって、各部に応力の残ったボディに、大きな外力が加わった場合、スポット溶接部分がどの様な挙動を示すか、考えるだに恐ろしいものがある。スポット溶接した部分には残留応力が発生する事はご存知のとおり。さて、修復した時にスポット増しするのは、正しい事か?間違った事なのか?

 ボディを修復する事は、その行為自体が誤った行為に他ならない。鉄板は曲げれば硬くなる、加工硬化したら、どうなる?事故った場合の挙動を予測するなど、博打に他ならない。もしも鉄板が割れてしまったら、ボディの衝撃吸収能力は一気に低下して凄まじい加速度が人体に加わる可能性が高い。その結果は搭乗者の死に直結する。

 某オークションに出品される或る車種では、修復率は八割近い。今や車検で食べられなくなった自動車屋さんは事故車両を仕入れて余った時間の総力を注ぎ込み修復して回している。だから自動車屋さんはなくならないのだ。

 事故率が高く、価格の高い人気車種でなければ成立しないのだが、中古部品の流通量増大は、起しの爆発的増殖に寄与した。その結果、やっちまった場合に死ぬしかない高度修復車両が日本中に溢れかえってしまった。今や中古車を買うほど勇気が無い私は、新車で我慢している。

 どう見ても、起しとしか見えない中古国産車に乗られる方々の勇気に敬服する私であった。

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23.危ないスタンド・カードは安全か?2003.8.22
 ガソリンスタンドという業種は、粗利から考えると末期的業種に他ならない。現状では、セルフで生き残りを図っているが、設備投資を勘案し、価格競争の厳しさを加味すればお前はもう死んでいる、、状態だ。

 そして、セルフスタンドで人件費を含めた経費節減の目玉はカード決済に他ならない。ところが、このカード危険な代物に成り果ててしまった。カードのデータ抜き・偽造カード作成は日常茶飯事、カードの不正使用はカード会社の経営を圧迫しつつある。自動車保険の盗難事件倍増での経営圧迫と同様という訳だ。そこで何故、カード決済に走るのか?目的は個人情報の収集としか考えられない。

 ところで先日、福岡のガソリンスタンドではカードデータの抜き取りが発覚した。スタンドでカードデータを抜き取って、その筋に横流ししていた。だから、私は、スタンドでカード決済される方々の勇気に敬服している。

 スタンドでは「ウチは○○○の名前で商売させていただいてますから」と言うのが、常套句ではある。だが名前で商売させてもらってますからという言葉には、何の価値も無い。
 何か在っても、背負った看板のトコが、責任取るのか?看板に価値があるというなら、不良軽油がここまで跳梁跋扈する筈も無く、硫酸ピッチなどという危険物が不法投棄される事など無いだろ?
 軽油の税金を考える。灯油の値段を考える。A重油と呼ばれる廃油再生品の値段を考える。灯油にA重油を混ぜて軽油の代用とすれば、燃料費が大幅に圧縮できる。ところが、この軽油の代用品、微粒子が大幅に発生する代物なのだ。黒鉛を吐き散らしながら走るトラックの多くが、この軽油を使用していると言う方々も多く、都知事はこの不法軽油を根絶しろと怪気炎をあげていた事を覚えておられる方も居られるだろう。

 この不法軽油の製造の副産物が、硫酸ピッチで、スンゴィ悪臭を放つ上に処理できない代物なんだ。不法投棄も出来なくなって、路上放置する輩まで出て来た。不景気で不法軽油の使用量が増大し、硫酸ピッチが膨大に排出されている。膨大な不法軽油は誰が販売しているのだろうか?

 こーゆー脱税とバッタモンが横行しているこの業界、まともにするには、どうすりゃあ良いのか?誰にも分からないし、誰にも出来ない。低硫黄軽油の生産に着手するという石油業界、不法軽油を追放する事すら出来ない。不法軽油を根絶できれば大気汚染も大幅に向上する事は間違い無いでしょ?低硫黄軽油を生産するより、不法軽油を追放しましょうよ。

 そんな、ダーティーな一面を有する業界に、自分のカードを預けるなんてそんな恐ろしい事出来ます?

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24.危ない自動車評論家?2004.2.26
 日本という国家には、スポンサー命で頑張る自動車雑誌に事欠かない。そんな自動車雑誌とその業界に携わる人間には、非常に怪しい人間が多い。それを助長しているとしか思えないのが、カ−・オブ・ザ・イヤーであろう。COTYと略される事が多いのだが、この栄誉、自動車に対して与えられるのではなく、自動車会社の広報部門に対して与えられる栄誉となって久しいようだ。

 新車情報で暴走して居られる某氏は某雑誌のコラムに於いて、COTY接待競争のすさまじさと、それに踊らされる評論家達の姿を書いた。へんしゅ〜ちょ〜とのやりとり、緊迫感は凄かった!この記事を押し通したが故に彼はこの雑誌を辞する事となる。
 次には、某氏もこのお祭りから離脱した。このお祭りの堕落ぶりは凄まじいの。
 当初はへんしゅ〜ちょ〜とか、気高き理想をぶちあげていたんだが、彼等は一つ大きな落とし穴がある事に気が付いていなかった。彼等は選考委員にまともな人間を揃える事が出来なかったのである。まともな人間が居ない自動車評論家の中から、まともな人間を選べと言っても、出来る訳が無かったのだ。

 私の表記にご不満のある方々は、自動車評論家と呼ばれる方々のHPを覗いてみられる事をお勧めしよう。
 ネット上でじど〜しゃひょ〜ろんかの方々がHPを運営するのが、当然になり、主なコンテンツとして掲示板と日記が揃ってしまった。そこを覗いてみると、今日も接待、夕べも接待、明日も明後日も接待と言うCOTY選考の最終追い込み状況下の現状が伺い知れそうな表記に事欠かない。
 それでも、ご不満の方には、或る人物の行為を語ってみようか?例えば、ドリフト至上主義!FRサイコー!目指せFR復権!と叫びながら、COTY選考ではFRの日産フェアレディZにわずか4点、FFアコードを満点にした人物が居る。常日頃の彼の主張は、どういう意味があったのか?謎である、それで食ってきたというのに。
 彼の行為が影響を及ぼしたのか?投票内容は非公開となったらしい、これで、接待され放題になった!と狂喜乱舞しているだろう。最後の重しが取り払われて、自動車評論家と言うべき人々は、更に堕落していくのか?自浄作用を発揮して更正するのか?それは自動車業界が決めるべき事だ、その結果がどうなろうと、、、、

 自動車評論家が絶賛する車は、不人気車になってしまう。ネット界では有名な2ちゃんねるのスレッド数知れずという親方さんが絶賛するトラビックという車、不人気車種である。ご自分でも購入された程なんだから、非常に良い車なんでしょう。彼等の行為を眺めていると、接待?請負仕事?という言葉が浮かび上がってきます。

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25.燃費グッズの収支計算?2004.5.15
 私は、ガソリンの消費量と走行距離を記録してきている。そこで数字を眺めながら気が付くことは、意外と深刻だ。

 私の場合1キロ走行するのに、約8.8円のガソリン代を使用している事が判っている。リッター当たり10.9キロ走っているし、安いガソリンばかり買い込んでいるから、当然だ。

 ここで考えて見ると、年間のガソリン代は12万円ってトコだろうか?さて、燃費が2割向上するとします。2万4000円くらいガソリン代が節約できるとしましょう。アーシングでそのくらい燃費向上するという方も居られますが、私の場合、まったく効果があるという分析が出来ませんでした。

 例えば、私は、エンジンオイルは年に一度交換です。このオイル代も走行経費を押し上げます。安く上げようとすれば、2500円で終了するでしょう。ヴィータでは高いオイルと安いオイルで、燃費の有意差が見られなかったし、25000キロまで燃費が変わらなかったんで、1年で交換する事にしていますから、3000キロ毎に高いお金を出してオイル交換を続けて居られれば、貴方の走行経費ははね上がるのです。

 さて、高価なオイルをまめに交換すれば、走行経費を押し上げます、逆にメーカー推奨間隔で指定グレードのオイルを交換すれば、走行経費を押し下げられます。或る意味貴方の交換したオイルは環境を汚染するのです。交換は徹底的に減らすことで廃棄物削減をしてみませんか?
 産業界で使用する潤滑油は、塩素系添加物をゼロにしてきました。しかし、塩素系添加物を目一杯使いまくっているのが、自動車の潤滑油です。産業界は何故塩素系添加物をゼロにしたのでしょうか?理由は簡単、廃油の使用方法の筆頭はA重油としての燃料消費なのです。ダイオキシンの発生につながるのでと言われた産業界は、塩素系添加物を追放したのに?

 だからこそ、エンジンオイルは目一杯使っていただきたいのです。例えば180キロで走った場合、4500回転くらいでしょうか?通常の範囲内です。普通の人間がシビアコンディション領域までエンジンを回せるでしょうか?サーキットの使用条件、常時レッドゾーン寸前で回せる人間なんか居ないと思うのですが?

 そうして、一般大衆は無意識のうちにも、自動車業界に貢献させられる様に、誘導されている訳ですね。オイル交換を減らし、無用なグッズを購入しない事で、環境に貢献してみませんか?収支も非常に改善されるハズです。

 車の家計簿を付けてみれば、収支計算が容易になります。グッズ(エンジンオイルを含む)の有益・有効性がすぐに判断できるようになりますよ。だって燃費は最低値と最高値で二割は変動する代物なんですから。燃費スペシャリストでもね。だから、ばらつき程度内の変動しか無いグッズでその数字がキープできれば宜しいのですが、それが何回も続くのか?みんなが、表計算ソフトで自分の燃費を管理し始めたら、グッズの効果なんか一発でばれてしまいます。

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26.ある意味理想の車って何でしょうか?普通車編2005。2.2
 私は、車で移動します。もしも公共交通機関で移動したら、とんでもない金が必要になります。だから、本当は小さくて、燃費が良くて、静かで、乗り心地の良い車が欲しいのです。ある意味旧型ヴィータは良い車でした。トルクが在ってパワーが無い、重厚な乗り心地、これで燃費がよければ最高だったんですが。

 私は自動車という物を、移動する道具と捉えています。従って、消耗品は少なければ少ないほど良いですね。基本設計理念として、車両重量は軽め、高張力鋼板でボディ剛性を確保します。消耗品のブッシュとダンパー、エンジンオイルとATFの寿命延長を狙って大容量にしましょう。

 まず、私の理想とする車の基本スペックを申し上げましょう。少々ミニバン形状のハッチバック・コンパクトカー、車高は低過ぎるより、少し高めが運転しやすいです。税金の関係から、排気量は1リッター3気筒でOHV、2バルブOHCで2本プラグの同時点火のデスビかな?馬力は70馬力?トルクは8キログラムメートル、車両重量は850キロ、全長は3.5メートル、車幅は1.699メートルの5ナンバー枠目一杯。タイヤは目一杯外側に配置してホイールベースは2.4メートル近辺、ホイールベースとトレッドは長目のほうが良いですね。

 このサイズであれば、馬力は無くても、ワイドトレッドでコーナーリング性能も確保できますし、軽量なので4速オートマで行けます。

 フロントブレーキはディスク、リアブレーキはドラムで十分です。エンジンオイルは少し多めに4リッターが正規容量にしてもらって、、、オイルは10w−30が指定とか。

 オイルポンプとウォーターポンプは電動、カムシャフトとアーム・そしてクランクの両端はボールベアリング保持で、機械損失をギリギリまでつめます。オイル消費量も減りますから、オイルポンプをモーターで駆動しても十分でしょう。リリーフしないのでオイルクーラーも不要になるし、サーボじゃなくてPMW制御程度でコストダウンは必至ですね。車室内面には断熱材を厚めにコーティングして断熱・防音すれば、エアコン性能は小出力ですむので、燃費も良くなります。私の走りでレギュラーガソリンを使用してリッター当り15キロは走って欲しいです。エコランしてリッター20キロ、高速道路エコランで25キロ、このくらいの数字を出すなら車両重量は950キロ位ではないと、マークできそうにありません。

 排気バルブは伝熱性向上させた液体金属入り、低いフロアパン位置で投影面積を圧縮して、タイヤは14インチの165サイズ、フロント65でリア70という組み合わせ、アンダーの出ないセッティングをしたいです。ダンパーは容量があればシングルチューブで良いんですが、コニーで十分ですよ。ロッドは太めで、ガス無しの自分で分解整備できる昔のハチロク・2CVみたいな奴が良いですよ。維持費も安く出来ますから。

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