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旭川2002年12月 その1

冬が来た。冬といえば雪。雪といえば・・・どうせなら日本で一
番寒いところへ行くか。
そして、旭川への旅の計画が始まった。旭川は明治時代に日
本の最低気温を記録したところ。旭川地方気象台のホームペ
ージで毎日気温をチェックする。大体最高気温がマイナス6度
とか8度とかという感じか。出発の前日の予報では第一級の
寒波がくるという。さてどうなることか・・・。今回は初の息子と
の二人旅である。彼は別段鉄道に興味があるわけではない
が、今回は雪が見たいとのこと。
小学生の息子を連れて行くこともこんな寒いところでは不安要
因のひとつ。

7時20分発の便。6時過ぎには羽田空港に着いていた。冬な
ので当然まだ真っ暗だ。にも関わらず、空港にはこの人。スキ
ー板を持っている人は北海道方面か。
出発便が多いためになかなか離陸できず、すでにここで10分
遅れ。計画では、旭川空港からバスで駅へ向かい10分ほど
の乗り継ぎで「スーパー宗谷1号」に乗るという予定であった。
ここで10分遅れということはすでに無理・・・(汗) 冬型の気
圧配置で関東上空は晴れ渡り、遠く富士山をみることもできた。

離陸してすぐにディズニーランド、ディズニーシーを眼下に見る
ことができた。東北地方にさしかかると、雪雲がかかり始め、
その下では雪が降っていることが想像できた。
飛行機は山形上空を通過し、次に気づいた時にはすでに北海
道にさしかかっていた。予定よりはやく飛んでいる!!一度は
あきらめかけた「スーパー宗谷1号」への期待が高まる。富良
野上空を通過し、北側よりアプローチ、ランディング。予定通り
の時間だった。
空港から外へ出たところに気温計がある。「マイナス20.1度」
その表示に少々唖然としながらも飛行機の中や空港が暑かっ
たために妙に心地よく感じる。

すぐにバスに乗ったが、運転手もいない。「いつになったら発
車するんだ?」待つこと約20分。やっとバスは発車した。空港
より駅までの所要時間は35分とあった。もうすでに9時30分
を過ぎている。どう考えても間に合わない。結局あきらめざる
をえなかった。(苦笑)

道路も何もかも雪で真っ白だが、バスも車も普通に走ってい
る。東京だったらとんでもなく交通が麻痺しているだろうに。い
やいや北国の人はすごい。
10時30分ごろ旭川駅に到着。予定ではもうとっくに和寒駅に
着き、今ごろはまもなくやってくる「スーパー宗谷2号」を撮影
する準備をしているころだったが。

 旭川駅

駅で早めの(と言っても朝食を食べた時間を考えると早くな
い)昼食をとり、快速「なよろ1号」の出発を待つ。何本かの列
車が旭川駅に到着したがなぜか撮りそびれてしまった。
11:12に旭川に到着する「スーパー宗谷2号」を離れたホー
ムから待った。到着ホームで待つと11:14発の「なよろ1号」
に乗り遅れる危険性があると判断したからだった。もしもこれ
に乗り遅れると一大事。息子のみが降りる場所すら知らず出発
してしまう。豆粒ほどにしか写らない悲しさ・・・。

そして、列車に乗り込む。すると車内放送。「富良野線が遅れ
ているため乗り継ぎの客のために出発が遅れます」とのこ
と・・・だったら到着ホームで待っていればよかった・・・(汗) 
なんともハプニング続きの北海道旅行スタートである。

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