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早春の愛媛2004年「しおかぜとみかん山の風景」その1
すっかり定番となってしまった最近のパターン。何しろゆっくり旅を している時間がない。なるべく短い期間で効率よく旅するために はどうしても仕方がない。ということでまた空港へ向かっている。 季節に関係なく、まだ夜が明けない時間に羽田空港へのバスに 乗っている。写真はレインボーブリッジを渡っているところ。スロー シャッターで三脚も使っていないので当然のごとくぶれている。 | |
6:00ちょうどに羽田空港着。まったくいつもと変わらない朝の 羽田空港。今日は週末。週末だろうが平日だろうがいつも早朝 より混んでいる。これもいつもの光景。すぐに搭乗手続きを済ませ 手荷物を預ける。まもなく、スノーボードを持った若者達が行列 をつくる。タッチの差でセーフという感じか。札幌行きのすべての 便と沖縄、そして、なぜか鹿児島行きが満席。札幌と沖縄はわか るが、鹿児島はなぜか・・・。まさか、最後の「つばめ」を乗りに行った り、撮りに行ったりする人が多いためか・・・そんなはずはない・・・ いや、しかし、鉄道関係の雑誌の多いこと。新刊もどんどん発行 されている。実は「隠れ鉄」が世の中予想外に多いのかもしれな い。そんな「隠れ鉄」の皆様が鹿児島へ向かっているのか。 | |
そんな中、私の今日の目的地は四国の松山。あえて愛媛県を選 んだ。鹿児島ももちろん魅力だが、沿線にはかなりの人出が予想 される。人込みがきらいな私は、そういうところは避けるのが通例 だ。なんとなく春霞の瀬戸内海、と考えた。あわよくば、伊予カンが 終わったあと、何か柑橘類はなっていないかと思った。前もって JAえひめ中央に問い合わせたところ、「みかんや伊予カンの鉄道 撮影地はあるが、残念ながらこの時期はもう当然収穫後で、現在 木になる品種はあるものの管内の鉄道沿線にはない」とのご回答 をご丁寧にもいただいた。また、撮影地についての情報も、なんと JAからいただいたのだった。この場を借りて感謝の意を表したい。 たとえ、みかんが無くても、瀬戸内海があればよいか、ということ で松山行き、全日空機に乗り込んだ。 | |
何のトラブルも無く、まったくの定刻に出発。離陸後、大きく旋回す ると羽田空港が眼下に見える。雲ひとつない晴天。日本地図をその まま見ている景色が広がる。 飛行機の窓から 津久井湖、相模湖。まもなく河口湖、西湖。富士はちょうど機体の下 に入ってしまい、どちら側からも見ることができないと機長から説明。 順調に飛行を続け、8:53分、松山空港に着陸。そして、いつも通り のレンタカーの手続きに入る。 | |
今日はまず、下宇和〜立間のみかん畑が広がるポイントへ向かう ことにしていた。カーナビを「立間駅」にセットし、松山自動車道を経由 して、11時過ぎに目的地に到着。多少うす雲が広がる程度で天気も 上々。法花津湾を見下ろす高台のポイントだ。ところどころ黄色い菜 の花が咲く絶景撮影地。「あれ?あのオレンジはもしかして・・・みか ん?」近づくと紛れもなくみかんだった。何本かの木にまだみかんが 残っていたのだ。作業をしておられた農家の方に写真撮影の許可を 得、尋ねてみると「温州みかん」だそうだ。早速鉄道と絡めて撮影す る。みかんはもうすでにまったくないと思っていたので幸運だった。 | |
いくつかのアングルで撮影した後、途中のコンビニで買ってきたおに ぎりを車内でほおばる。さて、次に向かったのは「名水」だ。地図を見 るとそんなに離れていないところに「観音水」という名水百選に指定 されているものがある。実際には山を越えることができないため、道 も迂回するが、30分ほどで到着した。山の中の名水にありがちな、 林道のような道を上っていくと、ポリタンクに水を汲んでいる人の姿 があった。その先は遊歩道にはなっているが、登山道ほどの急坂を 登って行くと、洞窟の中から水は湧いていた。 「名水めぐり」観音水へ | |
さあ、先を急ごう。なにしろ、晴は今日のみ。撮れるだけ写真を撮って おかなければならない。予讃線は松山を出ると内子線経由のものに 分かれる。特急は短絡ルートである、内子線を経由する。そちらでは ない方、海沿いの鉄路が次の目的地であった。こちらは「青春18切 符」のポスターですっかり有名になった「下灘駅」がある路線。肱川に 沿って長浜を右折すると海沿いに出る。喜多灘駅を通過。串駅に到 着。この間にポイントがあったはず。とりあえず、先へ行ってみる。 下灘駅。駅のホームは見えるがどこから入ったらよいかわからない。 さらに先へ進む。築堤に一面菜の花が広がるところがあった。思わず 小道に入り車を留める。たくさんの観光客が写真を撮ったりしていた。 よく見ると、雑誌に出ていた場所だった。早速カメラを取り出し撮影の 準備に入った。 | |
しばらくして列車が通過。しかしタイミングを逃し、失敗。 次の列車まで少し時間があく。他のポイントを探そうかと思ったが、 菜の花のあまりの見事さにもう1本撮ることに決めた。何もすることが ないので、例によって菜の花の写真を撮る。 | |
それも終わってしまうといつもとはちょっと違う行動に出た。それが左 の写真だ。「観光客スナップ」。みなさんよい方々で気軽に応じてくだ さった。ありがとうございました。 |
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