このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
「やはり広い」北海道2004年夏(3)
朝4時に起床。前もってフロントには5時には出発することは話してあった。 今日の最初の目的地は富良野のファーム富田。今回の北海道へ行く きっかけとなったところだ。そう、「富良野のラベンダーは今日が見ごろ です!」と言っていたその場所だ。ここは以前家族で来たことがあるが、 8月終わりで花も終わっており、土とお土産物だけが印象にあった。それ でもたくさんの観光客がいた。道内屈指の人気観光スポットだ。朝も7時 半を過ぎたころから観光客が増えだし、昼ぐらいには人でいっぱいにな ってしまうとの情報をつかんでいたので、とりあえず7時30分には着きた いと考えていた私は5時には出発した。帯広市内は霧がかかっていたが 国道を飛ばし、途中までは1日目に来た道を引き返す形だ。帽子を飛ば した狩勝峠で休憩し、落合というところで北へ向かう。先を急いだが 幾寅駅 には立ち寄った。ここは映画「鉄道員」の舞台となったところ。駅名も 「幾寅」とは小さく書かれ「幌舞」の文字が。駅前のセットはそのまま保存 されている。できれば雪の降る時期に来たいものだ。早朝のため観光客 はおらず、地元の人が一人待合室で列車を待つ。 | |
ここまで来ると目的地もだいぶ近づいてきた。富良野市を過ぎ、中富良野 を過ぎると「ファーム富田」の看板が。定刻7時30分の到着だった。すぐに 荷物をもって「彩りの畑」へ登る。もうすでに三脚を立てている人や観光客 もいたが、まだそれほど多くなく写真は撮れそうだった。この時期だけ見る ことができる色とりどりの花々。そして一番手前にはラベンダー。あたりは ラベンダーの香りに包まれていた。鎮静効果があるためか落ち着いて撮 影することができた。予報どおり少し暑い。家族連れで見えていた方と隣 合わせで話をしながら写真を撮る。まもなく列車が通ることを教えると、別 段鉄道に興味はないようだったが、せっかくだからとその列車を撮ることに したようだ。ここでの撮影を終え他の畑に行ってみる。どこもきれいに咲 いている。花はやはり季節物だ。 ラベンダー畑駅 の方へ行ってみる。今は ラベンダーの畑ではないが、文字通り畑の中の直線にこの時期のみ 簡易的に作られた駅のようだ。まもなく列車が通る時間だったのでその 列車を撮影後、車を取りに戻る。 | |
このあと11:15分に来る「のろっこ号」をこの駅で撮ろうと考えていた。 待合室となる簡単なテントの下でひとりの旅の人が列車を待っていた。 この方と列車がくるまでの30分程の間、お話をして過ごした。とても気さく な方でいろいろな話をしていると30分はあっという間に過ぎた。旅の話や なぜか仕事の話など(笑)。今回は道東を中心にまわるという。列車を 見送ると冬に息子と行ったことがある美馬牛と美瑛の間のポイントへ向 かう。美馬牛駅に着くと懐かしさがこみあげてくる。さすがに以前探して 歩いた場所。雪がある時とない時では景観が違うのだが、迷うことなく ポイントに到着。以前来た時よりも道幅が広い。雪がある時期にはそれ だけ路肩に雪が積みあがっていたということか。同じ位置に三脚を立てる と冬にはなかった木の葉が視界をさえぎる。しかし、それがまた夏らしく てよい感じにも見える。ここでも富良野からの折り返しとなる先ほどの 「のろっこ号」を撮るとその後の予定を決めていなかった。 | |
さてどうするか。北美瑛の丘が広がる方は特に考えていなかったのだが、 まだ時間も早かったので向かうことにする。確かにきれいだが個人的に は冬の白一色の方が好きだ。「そういえばここを訪れるのももう3回目か」 冬にはだれもいない世界も観光客がたくさんいた。国道を富良野方面に 戻り、学田の近くで列車を撮影後富良野駅へ向かう。この駅は初めてだ。 この駅を訪れたら 布部駅 も行きたくなった。「北の国から」が始まった駅。 布部駅に着くと日に何本もない列車がまもなく到着。この列車を見送ると 札幌へ向かう。国道から滝川インターへ。道央自動車道を走り途中のPA で早めの夕食。札幌インターを出るとなぜかすごい渋滞。全然動かない。 市の中心が近づくにつれ停車時間もさらに長くなる。なぜか浴衣姿の人 が目立つ。花火大会か?予想通り花火が前方に上がった。今日はよりに よって豊平川の花火大会だったのだ。車が動かないわけがわかった。 なんとかホテルに到着。部屋の窓からはビル越しに花火が見えるのだが、 窓が閉まっているにもかかわらずやたらと音が大きく聞こえる。なぜか 下を歩く人たちの声も聞こえてくる。窓に付けられたエアコンの隙間から 音が入ってくるのだった。このおかげでススキノが近いこの場所では夜中 に何度も下を歩く人の大声で目がさめてしまうのだった。 |
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