このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旅日記2002北陸

2002年夏。夏の最後をしめくくろうと北陸へ出かけた。今回はまったくの思いつきの旅。私と北陸
との付き合いは長い。高校1年の最初の各駅停車の旅のときに、当時はまだEF70が旧型客車を牽
引する普通列車で通った。氷見のユースホステルで1泊し、翌日は海水浴。そのまま高岡まで行
き、銭湯でさっぱりしたあと、高岡から乗った列車。旧型客車のドアは手動で北陸の心地よい風にゆ
れる。もちろん、冷房なんてなかったが、夏草と土の香りとともに車内に吹く風は冷房よりも心地よ
いものだった。それ以来、大人になってからも列車で、または車でよく出かけた。時がたってもあ
の夏草と土の香りは変わらない。北陸は今回で何回目の訪問になるのだろうか。

プロローグ

冬にふと思い立って、最初の旅と同じように「大垣行き」に乗り込み、米原から北陸へ入り氷見へ
行ったことがあった。あの時、氷見で食べた魚の味は忘れられない。

また今回と同じように、夏に出かけたこともあった。最初の旅の時の、旧型客車の中をさわやかな
風が流れたあたり、そして、のどかな田園地帯を歩いてみたいと思った。水橋駅で降り、常願寺
川の堤防や水橋駅付近の田園地帯を歩いた。

春には家族旅行で行ったこともある。このときは初めてこの周辺の観光地をまわった。しかし、そ
のときに「天険親不知」で海に降りるときに偶然見つけた「旧北陸本線」の廃線跡。このときから
廃線跡というものにも興味を持ち始めてしまった。

こう考えていくと北陸というのは私の旅の原点があるような気がする。

残念ながら、最初の旅も含めて、写真を撮るようになったのは最近のことなので、そのときの画
像は残っていない。前回の九州行きで日本の都道府県は一応全部歩いたことになるが、何回も
訪れているはずの北陸でさえ、まだまだ知らないところがたくさんあった。日本は決して狭い国で
はないと思う。一生かかってもこの国のすべてを知ることなんてできそうにはない。

福井に行ったときに、特に名水に興味があったわけではないが、ふと立ち寄った「越前大野」。そ
こで日本名水百選の水に初めて出会った。

ちょっとテーマが大げさになってきたが、今回の北陸の旅もとてもよいものだった。

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