このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

全日本ママチャリ12時間耐久レース奮戦記2

 

 まずすべきことは、メンバー集めだ。

 しかし、そう簡単には集まらない。まず、開催地が遠い。東京に住む私たちにとっては、北海道の帯広平野はあまりにも遠い。旅費も当然高くつく。次に、休暇の問題がある。土曜日に東京を飛び立ち、レースに徹夜で参加し、レース終了後に飛んで帰る「弾丸ツアー」なるものもあったが、0泊2日の徹夜レースはあまりにもキツすぎる。

 そんななか、職場関係で二人スキモノ、いやモノ好きを口説き落とした。金がないから、東京、札幌間の往復は青春18切符。おいおい、レース前後もおいらは耐久が続くではないか・・・夜行快速の指定券を手配し、札幌からのレース参加のツアーバスの手配をし、まったくトレーニングをしないうちに本番の日が近づいてきた。

 トラブルは数日前に起こった。参加者の一人の身内に不幸がり、参加できなくなってしまった。もともと3人のメンバーしかいないのに、一人欠けてしまったのだ。ライダーは6人までOKのレースを二人でチャレンジしなければならないのか・・・

 

 こんな状態で、ついに北の大地に旅立つ日がきたのだ。

 

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