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まごころツアー7

平成10年8月4日

 

まごころ旅行記7

担当: 江美 雄介  大渕 文生
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JR九州レッドが映える電車区内で、全員集合!
 平成10年8月4日数年来念願だった南福岡電車区の見学に行った。南福岡電車区では主に電車の検査を行っている(簡単な修理もやるらしい)が私達は30日おきに行う「交番検査」の過程を見学させていただくことになっていた。大塚先生を含む僕達8人は、まず同電車区の方から招かれて“ハイパーサロン”という部屋で交番検査などの説明、見学の行程などを教えて頂いた。
電車区の中で見つけた看板“ハイパーサロン”…JR九州ならでは(?)のダジャレ
1.485系
 まず、僕達は485系の屋根、パンタまわり、クーラーまわりなどを見学した。はじめて間近に見ることができてとても興奮し、普段何気なく見上げているのと違って大きく感じられた。屋根の上は非常に暑くて整備をしていた方も汗まみれになりながら、やすりで細かい箇所をていねいにみがいたりしていた。大変だろうなあと思った。
 そして、足まわりを見せて頂いた。足まわりは普段見ることができないところなのでとても良い経験になった。見たことがない制御器、台車、コンプレッサー、電動発電機などの機器がずらりと並んでいた。それら全てについて部品の一つ一つまで検査することを聞いて気の遠くなる重いがした。
 次は、車内を見せて頂いた。車内といってもグリーン車の車内や運転台などで、普段は見られないだろうと思われる所まで見せて頂いた。更に、運転台には多種多様なスイッチ、計器類が並び、そしてマスコン(運転手が動力を制御する装置)というものを直にさわらせて頂いた。はじめてマスコンというものをさわってみんな興奮していた。
485系運転台
485系運転台
 午前中の検査をひと通り見学して社員食堂で昼食となった。食堂の食事は安くて美味しかった。午後からは構内のあちこちを見学させていただいた。

2.415系
 午後からはまず415系の運転台のブレーキ操作をさせて頂いた。空気が抜ける「プシューッ」という音がよかった。ブレーキ操作の時北方先輩が非常ブレーキをかけて、大きな音に驚いて汽笛を鳴らしてしまった(足で踏んだら鳴る仕組みになっている)。藤井がドア開閉と車内放送をやった。藤井は何処でも積極的に動きまわっていた。
415系運転台
415系運転台
3.813系
 813系も運転台を見せて頂いた。JR九州の最新型の車両だけに真新しくシンプルなものだった。また、自動連結器の説明をしてくださった。それから、VVVFインバータを見せてくださった。(813系は、JR九州の車両として初めてVVVFインバータ制御を採用した車両である。なお、減速時のコンバータとしては使用されず、減速時は通常の抵抗制御となっている。)
813系VVVFインバータ装置
VVVFインバータの心臓部
洗車台
奥に415系がいる

電車區神社
電車區神社

 次に外に出て洗車台を間近に見た。長い洗車台を見た時はそのスケールに驚いた。
 それから、構内南端の813、485系の電車が並んでいるところで電車区の方と記念撮影をした。
 又、敷地内には「電車區神社」なるものがあった。安全を祈願するものだろうか。神社までつくって事故がないように、祈願するという電車区の方々の姿勢がすごいなと思った。
 見学をさせて頂いて、今まで表面的にしか知らなかった電車のことについて色々と分かった。そして僕達は、すっかり南福岡電車区が気に入り南福岡電車区をイメージしてジオラマまで作った。これは文化祭のときに展示された。
 最後に貴重な体験をさせて頂いた電車区の皆さんにお礼申し上げます。

参考資料
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JR九州南福岡電車区見学会打ち合わせ(第7回まごころツアーの下見)
(「まごころツアー7」実施前のこぼれ話)
文 大塚 夢幻

画像は「まごころツアー7」にて、
485系運転台で至極ご満悦の同氏近影
485系運転台で至極ご満悦の大塚 夢幻氏
485系の屋根の上 第7回まごころツアーとしてJR九州南福岡電車区見学会を企画している。その下見と打ち合わせを兼ねて、平成10年2月27日(金)にO.Bの北方とともに南福岡電車区に行った。JRの電車区見学会は第1回まごころツアーの大分電車区(詳細は 「まごころ旅行記1」 にて)以来だが、今回はJR九州のご厚意により「交番検査」というものまで見学させていただけるそうだ。打ち合わせということだったので話だけかと思っていたら、検査の流れから検査の過程を、そのことが書いてある書類や実車を使って説明までしていただいた。打ち合わせ自体が本番の見学会のようだった。この分では実際の見学会のときは相当なものだろうと見学予定の会員たちが心待ちにしている。
 485系の屋根の上にあがらせてもらった。とても細かい所まで検査、 整備するのには驚いた。私たちの知らないところで無事故のために頑張っておられるのである。
 それにしても北方というやつは何者だろう。前回の大分電車区見学会のとき、説明をされた方を衞藤と二人で質問攻めにしていたかと思ったら、今度は車両のこまかい事(私には会話が日本語かどうかさえわからなかった。)まで詳しく知っていて、説明をされた方に「私より詳しいじゃない。へー、この車両はそうだったの?」とまで言わせたのだから恐ろしい。このぶんだと本番のときもいろいろと質問するんだろうなあ、ひょっとして1年の藤井もそれに加わったりして。あー恐ろしい。
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