このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
『どこまで続くかまごころツアー、山陰、紀伊半島、無限大∞ループの旅』
5日目〜8月12日(木)〜恐るべし、鉄チャン魂!
最終日の朝を迎え米子駅に行く。駅前には松本零士氏の「銀河鉄道999」を思わせる像がある。SLはモデルとなったC62と思われるが、確かなところはわからない。(どなたかご存じの方はご一報を!)このツアー最後の「メインディッシュ」はトロッコ列車「奥出雲おろち号」だ。
木次(きすき)駅から元ラッセル車のDE15を改造したディーゼルカーに牽引され、中国山地をゆっくり越える。車内天井の「おろち」を模したイルミネーションがとてもきれいだ。亀嵩(かめたけ)駅で、予約を入れておいた手打ちそばを買って食べる。これまた藤井が調べて予約までしておいてくれた。今回のツアーの食べ物の中で一番おいしかった。つなぎを全く使ってない手打ち麺なので麺の太さがまばらで短い。かといって粉っぽくなく、水がいいからなのかツルツルっとのどを通って行く。
予約を入れておくとホームまで配達してくれる。 |
列車は更に山を登り、真っ赤な橋脚が緑の中に印象的な、国道314号線の「奥出雲おろちループ」が見えてきた。鉄道もスイッチバックになるのだが、スイッチバックということは客車が先頭に来るということなので、どうなるのかなと思っていたら、一番後ろの車両はなんとオハフ13を改造して最後尾に簡単な運転席が作られていた(形式はスハフ13800番台らしい)のであった。ガラス張りなので見晴らしは損なわれていない。(もちろんこの車両の存在を知らなかったのは私だけである。)
備後落合で「おろち号」とお別れし、接続列車を待つ間の一時間、我々は駅近くの川で遊び童心に帰った。私と藤井は近藤の「空爆」に遭いびしょ濡れになった。愉快だった。最後にいい想い出もできて、まもなくこの旅も終わりを迎える。いつもの広島−下関4時間行が我々の肉体を疲労の限界にまで持っていき、もう当分列車に乗らんでもいいと思わせてくれる。早く我が家のふとんの中でおねんねといきたいところだ。
ところが岸原が列車の中で時刻表を取り出し、みんなと何やら話し合っている。何かなと彼らの会話を聞いて驚いた。なんと折尾から筑豊本線経由で吉塚、香椎と廻り、最後は宇美線で23時59分に宇美に到着、宇美駅まで親に車で迎えに来てもらうというのだ。廻りの連中も「切符を有効に使うべきだ」、「俺も行く」と言っている。もう着いていけない、マラソンランナーが35km地点で先頭集団から遅れて行く時の心境に今自分は似ているのではないかと思った。今回の旅は彼らの鉄道好きを改めて見せつけられた旅でもあった。
まごころツアー10データファイル | ||||||
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①「トラブル」回数 | 4回(最多記録) | |||||
②参加人数 | 5人 | |||||
③交通費 | 21400円(私鉄込み) | |||||
④総移動距離 | 3012.8Km | |||||
⑤総乗車時間 | 66時間8分(生徒たちの場合) | |||||
⑥総模型購入代 | 51,555円(き○はら君の場合) | |||||
⑦おいしかった駅弁ランキング
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