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こんな車両に解説がいるのかどうか、はなはだ疑問ではあるが、「伊勢」「大和」にスロハ32が組みこまれていたので一応触れることにする。
スロハ32
一言で言うと、オロ40とオハ35を足して2で割った車両、である。唯一の広窓の2・3等合造車であり、合計72両が製造されたが、1・7・9・11・22・46・65・69の8両が戦災でポシャった。また、8・20・25・28・44の5両は進駐軍に接収され、返還後は特別職用車スヤ51に改造、各局に配置されたが、講和条約締結後はその必要もなくなり復元工事を行ったが、その際に北海道向けに二重窓車として復元工事を行い、スロハ32 101〜105を名乗った。全車両、シル・ヘッダー、及び車体外周にリベットあり、と言うスタイルである。この時代は’58-10改正までは「伊勢」に天ヤマの車両が、’58-10〜’59-9までは「大和」に天リウの車両が、それぞれ組みこまれて東海道を闊歩していたらしい。
模型界だが、一応ハセガワから旧ナカセイ製品の復刻版が完成品の形で出てはいる。しかし、製品にはリベットがない…。以上。
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