このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

■2003/8/14 昼

盛岡駅ホーム。今では数少なくなったホームの洗面台と夏の風物詩、風鈴。

駅のホームで買ってきたばかりの総菜パンをかじり乍ら次の乗り継ぎを考える。

・このまま仙台まで行くか?(仙山線で山形に抜ける?/東北本線を上って上野まで?)
・北上線で日本海側に向かうか?(まだ通ったことがないからなぁ・・)
・田沢湖線で秋田に抜けるか?(秋田まで行くとあとは一本道だし・・・)

時刻表を繰ると、田沢湖線は秋田新幹線のおかげで普通列車の数が激減。大曲まで抜けるのも一苦労だ。
・・・ならばとりあえず北上まで行って様子を見てみよう

12:45発 北上行きに乗り込む。色は違えどやはり「走るンです」

昼下がりとはいえ結構な客を乗せ盛岡駅を発車。

13:35北上着。
行程を進めるにつれ少しづつ選択の幅は狭くなってくる。
北上到着時点で考え得る行程は以下の通り。(線名で分かりにくければ時刻表を開いてみてください)
・北上線で横手へ抜ける
・小牛田から陸羽東線、西線で一気に余目へ。
・仙台から仙山線(福島から奥羽本線)で山形、米沢から米坂線で坂町。
・郡山から磐越西線で新津へ。

・・・なんだ、結構残ってるじゃないか(笑)
一本道の選択無しは面白くないが、逆にあんまり選択肢が多すぎるというものも迷うもんだな〜
なんて贅沢な悩みを抱えているヒマがあったら次の乗り継ぎを決めておかないと
「ムーンライトえちご」に乗るというタイムリミットに間に合わなくなるので手近な発車列車をみると
北上線の横手行きがこのあと発車予定。
北上線は山間を走るローカル線だが、自分は未だ未乗。丁度いい機会なので初乗りも兼ねて
横手まで行ってみるか、と言うことで1357発の横手行きに乗り込む。

ホームに出ると、1番ホームを切り欠いたオマケのような0番線から小さな気動車が待っていた。

昼過ぎとはいえ、お盆のこの時期新幹線から乗り継いできた帰省客や(東京のお土産袋で解る)、
湯田の温泉に行く行楽客が結構乗っている。私は何とか最前部のシートを確保し発車を待つ。

北上を発車したディーゼルカーは比較的新しい車両のせいかパワフルに細い鉄路をとばしていく。
最前部の席に座っているので前方の景色はばっちり。車内も採光部が多いせいか明るい感じだ。

山間の線路をエンジンをうならせながら快調にとばして走ること約1時間。
駅内温泉とそのユニークな駅名で有名な「ほっとゆだ」で列車行き違い停車。
さすがに観光地だけあってかなりの乗客が入れ替わった。

ゆだ高原を越えると岩手県から秋田県。県境を越えて山を下りると20分ほどで
かまくらで有名な横手に到着。
横手といえば、どっかで聞いたことがあるネーミングっぽい、怪しさ満点「パナデリア」
(ハンバーガショップ)…じゃなくて、
焼きそば。
駅前を歩いていると目立つのが「焼きそば屋」。横手の焼きそばは有名らしい、とは聞いたことがあったのでどんなものだろう、
とりあえず来てみたんだし食ってみようと手近な駅前のマックスバリュー(東北にはホント多いな・・・)の中の店にはいることに。

列車の発車時刻に30分ほどあったのでさっさと食ってしまおうと早い夕食も兼ねて早くできそうな焼きそばを注文。
店は夕方近いこともあるのか客が僅か1人。自分も含め2名。ご主人も入れると3名。
その店の主人はよっぽど暇だったのか客席に座ってたばこを吹かして休憩中だったんだが。

正直、この場末のテイスト臭のする店にあまり期待はして無かったのだが、3分ほどで出てきた焼きそばはなかなか(゜д゜)ウマー。
目玉焼きに真っ赤な福神漬け、別添えになってる豚肉も(・∀・)イイ。
麺も一般的な縮れ麺じゃなくて結構しっかりとした歯ごたえのある太めの麺。(長崎チャンポンの麺に近い感じ)

さすがは焼きそばの街横手。
ごちそうサンでした

←Back 】【 Next→

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください