このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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青春18きっぷ 夏の旅 --2-- 

2002年8月11日、午前9時33分近江八幡駅発の電車に乗って、18きっぷの旅は始まるはずだった。 名古屋には午前11時3分に到着する予定で、ユキコさんと待ち合わせをしていた。しかし、案の定時間にルーズな私はダラダラと準備をしていた ため電車に乗り遅れた。私にはよくある話だ、最低だ。反省はしても次に生かせないため時々人格を疑われる。

あちこちにチェックのある時刻表。

ユキコさんに遅れるというメールを送り、午前9時52分発の米原行き普通電車に乗り込んだ。 電車はガラガラだ。4人掛けのボックス席を確保して、大荷物とカヨさん家への手土産をアミ棚に上げ、コンビニで買ったお茶を窓際に置き、 右手に広がる田園風景を見ながら、これから始まる旅に心はウキウキ気分だ。時間に遅れたくせに、呑気なものだ。時刻表で乗り換えの時間をチェックしたりしている間に 電車は終点米原に到着した。ここで名古屋行きの電車に乗り換える。ホームが違うので階段を上がってまた下りたけど、乗り換え時間は10分もあったため余裕だった。 早目に乗り換えたため、座席を確保。この電車は米原までの電車とは違って混み合っていた。座れたことにホッとしているうちに電車は動きだし、風景を楽しもうと必死に目を 開けていたが眠気に耐え切れず、夢とうつつを行ったり来たりしてるうちに車内アナウンスで「名古屋だみゃー名古屋だみゃー、えびふりゃーだー」と流れた。というのは嘘だが、 予定通りでは無かったけど、午前11時33分に名古屋に到着した。

中央改札で待ってるねーというユキコさんのメールに従い、上にある表示を見ながら中央改札へ辿りついた。自動改札の向こう側にユキコさん発見! しかし青春18きっぷは自動改札を通れないため、駅員さんのいる改札までノコノコ歩いて改札をくぐり抜けた。「久しぶりー!これ名古屋名物のお菓子。食べてー。」と ユキコさんからお土産をもらって久しぶりの再会。ユキコさんとは日本に帰ってから会うのは2回目だ。前回はピッキング仲間と共に3月に大阪で再会していた。 時間に遅れたことを謝ると、ユキコさんは嫌な顔ひとつせずに「いいよー」と言った。心が広い。少し痩せた 感じのユキコさんと、相変わらず太い私はお昼ご飯を求めて歩き出した。

名古屋といえば、えびふりゃーだ!と思ったけど、えびフライはどこでも食べれるので、ユキコさんお薦めの「味噌煮込み」を食べに行くことにした。 さすがお盆の始まりの日曜日ということもあり、レストラン街は混み合っていた。お薦め味噌煮込みの有名な店も、大繁盛で45分待ちで、やっと店の中に入ることができた。 味噌煮込みがどういうものか知らなかったので、味噌煮込みが出てきた時はカレーうどんかと思った。 固い、固い麺にカレーのルーかと思うほど濃い味噌。初めて味わう触感。「こんな固いうどんは始めて食べるわー、おいしー!」などと言いながら食べたけど 「ほんとにー?」と疑われた。いや、ほんまにおいしかったですよ、ネギの苦味も消えるほどの濃いスープに歯ごたえ有りの麺!さすが名古屋!言えば言うほど嘘っぽくなるけど、 ほんまに美味しかったです。

名古屋城内にある金のシャチホコと記念撮影。

そして名古屋と言えば名古屋城!というベタな発想で地下鉄に乗り名古屋城へ向かった。駅を出てから、けっこう歩いた。名古屋城は広くて敷地内に入ってからも結構歩いた。 すごい勢いで照りつける日光、猛暑、酷暑、残暑、「暑いー!暑いー!たまらんわー暑すぎるー!」と、そればかり言いながら汗をダラダラかきながら私は歩いた。 私は短大生の頃に名古屋城の中に入ったことがあったが、ユキコさんは初めて入るということで、名古屋城の中の近代的な作りにガッカリした様子だった。 名古屋城の中はクーラーが効いていて、とても涼しくて嬉しかった。しかし帰り道、地下鉄の駅まで歩く道は長く、暑く、私はまた文句を垂れながら歩いた。文句だらけ。

私は午後3時20分名古屋発の電車に乗る予定で、ユキコさんも夕方から仕事ということで、あっと言う間に時間は過ぎた。 また滋賀県に遊びに来てやー!と言いながら、私は浜松行きの電車を待つホームへ、ユキコさんは仕事先へ向かう電車を待つホームへと向かった。

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