スノーピーズ畑のすぐ横を走る、サトウキビを運ぶ？電車

長いようで、短かったような、やはり長かった６月は終わり、今日から７月。 数日前からアヤカちゃんが加わって心強くなったLYNさんのファームで、今日もただただスノーピーズを収穫するだけだ。７月と言えば、 南半球のオーストラリアでは真冬だ。しかしここはクイーンズランド州。 シドニーに比べれば断然暖かい。朝晩の冷え込みがますます激しくなっていきそうだがトレーナーやセーターがあれば 凌げるし、昼間はTシャツ１枚でも暑いぐらいの時もある。日差しがきついのだ。 おかげで、ピッキングの時にいつも七分袖のTシャツを着ていた私は、日焼け止めを塗っている甲斐もなく、 腕の七分部分からクッキリと焼けて、これは半袖シャツを着る時、とてもかっこ悪いのではないか？！と懸念される。

私のピッキング生活も１ヶ月を迎えようとしており、働きはじめる時に「１ヶ月半続けます」と言ったことから考えると あと半月ほどでここを去る予定だ。やっと友達が来たのに、なんかもったいない気がする。

１ヶ月働いていようが、やはり仕事が嫌なことに変わりはなく、英語がしゃべれない事にも変わりはなく、 タバコの量が増えていくばかりだ。そんな風に今日も仕事は終わり、バスでキャラバンパークに帰る。 買い物をする人のために、スーパーの前でバスが停まってくれるので、そこで降りて銀行でお金を下ろし、 食料とタバコを買った。

シドニーで働いてた分の給料が６９９ドル入り、先月の２５日には、ここで働いた３週間分の 給料が入ったため私はかなり裕福だ。ここでの給料は、オーナーのLYNさんから封筒を渡され、中を見ると 信じられない額の書かれたチェック（小切手）が入っており、それを銀行に持って行って口座に入れてもらう仕組みになっている。 給料は２週間ごとにもらえるが、私が中途半端な週に入ったので、今回３週間分まとめてもらえたのだ。 ３週間のうち、休みが１日だけという働きの結果、チェックに書かれた給料の額は「1387ドル60セント」だ。 この前まで、もう少しで１００ドルを切りそうだった銀行残高が一気に跳ね上がり、笑いが止まらない。

笑いが止まらない私は、今まで「ピッキングの仕事が終わった後に、冷えたビールを飲んだら美味しいやろうな・・」と 思いながら、箱入りビールを常備して、美味しそうにビールを飲んでいるイギリス人たちを羨ましそうに見ていた 貧乏な私とはサラバだ！と腹を決め、６本入り１０ドルのVBをご購入！！太っ腹！そしてキャラバンパークに帰り、 裸足になって芝生の上でビールを飲んだ。シドニーを出てから初めてのビール。幸せ！