このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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4.DAYOFF
Childers JULY

気がつけば、20日間の連続勤務をしていた私は、「しんどい人は休んでいいわよー」というLynさんのお言葉に甘えて休みを取った。 いつものように、6時にマリアンの目覚まし時計の音が鳴っている事をボンヤリ感じながら、また心地よい眠りに落ちていくという 幸せを感じながら、20日ぶりのDAYOFFは始まった。

何時の間にか、マリアンはスノーピーズ畑への仕事へ出払ったようだ。もう一人のシェアメイトであるイギリス人の子は 今日チルダーズを出て行くらしい。ガサゴソと仕度をする音が聞こえ、私が夢とうつつを行き来している間に イギリス小娘は出て行ったようだ。9時すぎにやっと目覚め、行動を開始する。

そのイギリス小娘は、確かジェニファーとか言う名前だった。 私は、この人によって、イギリス人の奔放さをまたもや思い知る事になった。 イギリス人がすべてそうだと言うわけでは無いだろうけど、そういうイメージをさらに強くさせられた。 ジェニファーは、酔っ払って夜中に帰って来て大きな音を立てて部屋に入って来たかと思うと、隣の部屋に住む彼氏を連れ込み、やりだした。 私は、年末のシドニーバッパー生活以来の光景を目の当りにしたのだ。(いや、2段ベットの上から下を覗き見る事もできず、耳にしただけだ。)

そう言えば、年末のシドニーバッパー生活においての犯人も、部屋を散らかすイギリス女性だったが、 ジェニファーもまた、この部屋を恐ろしく汚いものとする要因となる人物であった。ジェニファーのベットの下、横、脇には 雑誌から紙切れから靴から様々なモノが散らばり、果ては食べ終えたお皿が洗いもせずにそのまま放置されている状態だった。 部屋にはホウキが備え付けてあるが、散らかり放題の部屋を誰も掃く気にはならず、この1ヶ月間それが使用された事はなかった。

ジェニファーが出て行き、スッキリとした床部分。こんなにも床部分が広かったとは!!と驚くほどであるが、 そこは真っ黒な埃だらけであった。始めてホウキの出番がきた。数ヶ月ぶりに使われるホウキ。部屋の扉と窓を全開にし、 ホウキで汚い埃を掃出すと、物凄い埃と共に、本来の床の色(赤土色のコンクリート)が顔を出した。

下のベットへ移動
この1ヶ月余り、二段ベットの二階で不便な日々を送っていたが、イギリス小娘が出て行ったことによって下のシングルのベットが 使えるようになった。 部屋が綺麗になり、便利なシングルベットを確保し、洗濯をし、昼ご飯を食べ、 部屋でのんびりして休日の幸せをかみ締めていると、昼すぎにズッキーニ軍団が帰って来た。

ズッキーニは早く仕事が終わる事が多いようだ。 ズッキーニ3人衆も帰って来たので、おじいちゃんの車に乗せてもらってみんなで買い物へ行く事になった。 いつも買い物をして重い荷物を持って、20分の道のりを歩いて帰って来るのは辛い。しかし今日は車という事で、3リットルものワインが入って、 たったの9ドル70セントという素晴らしい飲み物、カスクワインをアキが購入した。私も真似して買った。ビールより割安で長持ちしそうだ。 シリソリーズでチョコレートも買って、最高に幸せな気分でスーパーの隣の肉屋の前の椅子に座って、皆が買い物を終えるのを 待っていると、仕事を終えたスノーピーズ軍団を乗せたバスがスーパーの前に停まった・・・。今日は2時半で仕事が終わったらしい。 せっかく「私だけ休日!」という気分を味わっていたのに!!バスを見て少し驚き、少し損をした気分になった。

この日の夕食後のみんなの話題は、「旅の話」になった。 タスマニアに既に行ったアヤカちゃんとタカシの話によると、 メルボルンからタスマニアに渡るフェリーが素晴らしいと言う事である。何が素晴らしいって、夕食のバイキングが 豪華で豪華で凄いってことらしい。シェフが肉を切り分けてくれるという話だ。貧しい食生活を続ける(のに、なぜか太い)私は、 その話を聞いて、「タスマニア行きたいー!!フェリーに乗りたい!」と強く思い、肉・・・、いや、旅の事で頭が一杯になりながらDAYOFFは終わった。 明日からまたスノーピーズとの格闘の日々がはじまる。

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