このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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7.パンプキンデー
Childers JUNE

毎朝6時の目覚まし時計で起床し、まだ薄暗い中、顔を洗い、歯を磨き、コンタクトを入れ、赤土色に汚れた服に着替え、髪の毛をくくり、 日焼け止めを塗りたくり、朝ご飯にチョコレート味のシリアルに暖めた牛乳をかけて食べ、昨晩用意しておいたランチのサンドイッチと ペットボトル(水道水)を持って6時45分に出発するバスに乗り仕事へ行く。

午後4時頃、仕事を終えて帰って来ると、すぐさまシャワーを浴び、ベットに寝転び、ゆずの歌を聴いて癒される。 6時前から夜ご飯を作る。その前に、次の日のランチ用のサンドイッチを作る。サンドイッチと言っても、トマト農場で働いてる人からもらったり キャラバンパークのレセプションに置いてある自由にもらえるトマトを、食パンにはさんだものと、ミキから教えてもらった美味しいクリームチーズを塗ったもの2種類しか レパートリーは無い。夜ご飯は、主にパスタかチャーハンである。同じファームで働くチズと一緒に食べる事もあったが、作る時間が合わないこともあるし、 外のテーブルでは主にイギリス人のうるさい人達が騒いでいるので部屋でテレビを見ながらベットの上で食べる事が多い。二段ベットの上なので、持って上がるのは危険である。 ベットの下では、マリアンが同じようにテレビを見ながら夕食を食べている。

6時半から、「シンプソンズ」という黄色いキャラクターが出てくるマンガを見ながらご飯を食べ、 7時からは「ネイバーズ」というヤングなティーンが出てくるオーストラリア製だと思われる ドラマがやっているが、これはしょうもないので、この間に食べ終えたお皿を洗い、煙草を吸う。 7時半からは「ビックブラザー」という何人かの男女が一軒屋で生活する様をすべて監視カメラで 追い、週に1度(?)その中で視聴者が決めた(?)嫌な奴が脱落していき、最後に残った人は 莫大な賞金がもらえるという人気番組を見る。色々な国で話題になっている番組の、オーストラリア版らしい。この時間になると、外で騒いでいるうるさい主にイギリス人達も 部屋に帰ってビックブラザーを見るというぐらいの人気ぶりだ。

そして8時からは、携帯で友達に電話をして愚痴って、憂さ晴らし。 私は「オプタス」という電話会社の電話を使っているのだが、同じオプタスを使っている友達に電話をすると 7時以降は最初の20分間(30分やったっけ?)はフリーコール!無料で話せるという素晴らしい制度があるため、 お得である。20分が過ぎれば、また切って、かけ直せばいいのだ。なんと素晴らしい事だろう。 電話会社は赤字にならないのか?という疑問もあるが。ドコモにもぜひ取り入れて欲しい。

私の巧みな勧誘により、今ラウンド中であるシドニーで語学学校が一緒だったアキが今週末にもチルダーズに来ることになった。 そして同じくラウンド中のアヤカちゃんもタリーで仕事をしていたけど来週にはチルダーズに来ることになった。 これで最近はもう慣れてきた一人寂しい夕食や、日本語のしゃべれない日々とはお別れだ! 最近はそれだけを心の糧にして日々を過ごしている。

電話をしながらもタバコを吸い、吸い、9時前にレセプションに次の日仕事があるかが貼り出されるので それを見に行って、歯を磨いて、コンタクトを取って、9時過ぎには寝る。 そういう繰り返しの毎日が過ぎていく。チルダーズに到着した次の日から毎日働き、13日連続勤務して、やっと1日休みがあった。そして再び働く日々が始まる。

みんなとパンプキンディナー
スノーピーズもう嫌やーしんどいー時間経つの遅すぎー!とイライラしながら働いていたけど、 今日はチズが、仕事中にスノーピーズ畑に来ていたLynさんの友達のおばあちゃんにパンプキンスープの 作り方を教えてもらい、今夜はチズ、ジェイド、マリアン、私の4人でパンプキンディナーだ。 なぜパンプキンかと言うと、この前仕事を終えた後、車の荷台に揺られて違う畑に連れて行かれ、「好きなだけ 持って帰っていいよ」とLynさんが言い、畑にころがるパンプキンを皆好きなだけ持って帰ったのだ。 私も大きいものを1つ持って帰って来ていた。

チズとジェイドがおばあちゃんのレシピ通り、パンプキンを細かく切り、タマネギを1個加え、水を入れ、牛乳を入れ、煮て、スープストックを入れて パンプキンスープを作った。 私は母に電話をして、家でよく食べた覚えのあるカボチャの煮たやつ?の作り方を聞いて、それを作った。 マリアンはワインと食後のデザートを持ち寄り、楽しいディナーがはじまった。 私が作ったカボチャは、みんなのお口に合うのか?と不安だったが、「ナイス!」などと言って食べてくれて ホッとした。但し、みんなカボチャの皮を取って食べていました。皮は食べないものなのか。 パンプキンスープもワインもデザートも凄い美味しかった。満腹。そして、「あーなんか異文化交流してるー」と感じ、 とても楽しかった。

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