このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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6クネ/富士登山、アゲイン。

登りきった三人の足。山頂の焼印

頂上に辿り着いた、やり切った気分を堪能し、「中で休んで行ってくださ〜い」という優しい声につられて、 お店で暖かいラーメンやうどんを食し、天気も良いのでお鉢めぐりをしようという話になったが、 ゆっくりしすぎて、すでに11:30になっていたので、ちょっと登った所に剣が峰という、日本最高地点があるので、 そこだけ行こう!ということになった。

勘違い。あっちが最高地点かな?

さらに高度を上げて登ったため、なんか頭痛い、頭痛い、とアキと私は不調を訴え、日本最高地点に到着!万歳! と思いきや、そこは「大日岳」と呼ばれる場所であるらしく、向こうの方にさらに高い場所が見えた。あっちかよ! 遠いし!もう、頭痛いし、無理です!ってことで、そこから、富士山の真ん中、火口部分を「すげー」と見学して、下りて、 下山準備!!マスク、サングラス(マユミは水中メガネ)は欠かせません、なにしろ下りは砂走り!

12:05 須走口、下山開始!急な坂!上に人がいる所から下りてきた。

登っている時に見えていた下山道。急だけど、思ったほど怖くはない。時に尻餅つきながら、下る、下る。 アキは、ハードコンタクトのため、 砂埃が目に入って痛そう。そして頭痛で苦しそうであった。私も頭痛。高山病か!?

下る、下る。時々、登山道と下山道が交じる。

私が、地図と時間を確認しながら下っていたのが間違いであった。登山道の山小屋と下山道の山小屋を混同して見ていた私は、 次に下に見えてくる山小屋を、六合目の山小屋だと勘違いしていた。「やっと六合目だ〜!」と着いた場所は、七合目・・・。 一気に疲れがきた。山頂では元気な様子だったマユミは、いつの間にかひどい頭痛と、外反母趾の痛みに見舞われており、 七合目の山小屋のイスに倒れこんだ。15:00の須走口から御殿場駅へ向かう最終バスに間に合わせようと、症状を我慢して 下山していたようだ。アキも私も、頭痛がおさまらない。なぜだ。みんなして、高山病か。しかし、私はサングラスを取ってみると、 頭痛は治った。サングラスがきつかっただけの模様。一人、元気になった私。時刻はすでに14:45。バスに間に合わない。 もう、タクシーで帰ればいいじゃん!ゆっくりいこうじゃん!ってわけで、ゆっくり下山開始。

曇り空で、景色いまいちここが本物の砂走り

今までの道も、砂走りだと思って、すべってきたのに、七合目から下が、本物の砂走りであった。今までのは一体何!? すごい傾斜を、ずんずんすべる。怖いけど、気持ちいい。でも、終わりかと思えば、どこまでも続く、砂走り。 時々硬い砂があって、こける。危ない。もう、ええやろ、いい加減、最後の樹林地帯に辿り着いてもいいんちゃう? と何度思ったことか。16:20、やっとの思いで砂払い五合目に到着。フラフラ。

富士山を振り返る砂払い五合目は、すぐそこ

砂払い五合目では、お店の人が「標高2000mの新五合目までは30分〜。2キロですよ〜。」と言っている。 あと30分か・・・私たちの足では、1時間近くかかるかな・・・。フラフラの私たちは、しばし休憩。 そして出発。樹林地帯を歩く。結構岩場もあったりして、登るときは「癒される〜マイナスイオンや〜」とか、 ほざいていた自分たちが恨めしい。だいたい、登ったのは昨日であったはずだけど、 色々ありすぎて、濃い時間を過ごしすぎて、もう、ここを通った記憶がない・・・。あとどれぐらい、この道が続くのか 検討もつかない。もう、ええって!というぐらいに、続く、普通なら癒される神秘的な道を下り続け、約40分ほどで、 ついに!ついに!!新五合目に到着!17:30。そして、ラッキーなことに、18:10のバスがあった。 15:00のバスが最終というのは、ガセネタであった。登下山を通じ、ガセネタを多く提供した私であった。

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