いよいよエアーズロックだ!!オーストラリアと言えば、エアーズロック!!ラウンドと言えば、エアーズロック!! 大きな憧れ、エアーズロック!!シドニーにいた時は、かけもちのバイトをし、チルダーズでは毎日スノーピーズを収穫し、お金を貯めるために貧乏生活。 そんなケチケチの生活で、何もかもが嫌になるとき、何してるんやろうと空虚な気持ちになったとき、 その心を支えてくれたのは、ラウンドへの憧れだった。ラウンドをした人から聞く、様々な場所の素晴らしい景色、 オーストラリアの大自然を肌で感じる体験、人々との出会い。
その中でも、シドニーにいた頃から、いや、日本にいた頃から、 憧れてきた地。それはエアーズロック。(憧れてきたというか、オーストラリアと言えば、エアーズロックぐらいしか 思い浮かばなかったとも言う。)そして、なんとなく、私のラウンドというものを考えた時、一大イベントとして 位置づけられるのが、「スカイダイビング」「エアーズロック」 「インディアンパシフィック号」の3つであり、それを先へ進む目的として、楽しみとして旅をすることにしたのだが、1つ目の「スカイダイビング」は 期待はずれであったが、「エアーズロック」は、私を裏切らないはずだ。
シドニーにいた頃に、バッパーで出会ったヤスコが言っていた 「エアーズロックの頂上から眺める、360度の地平線」というやつを、この目で見れる日が来るなんて!! 400ドルもするツアーに参加するなんて、シドニーの極貧時代からは考えられない!それもこれもチルダーズで稼がせてもらった おかげだ!というか、私が頑張ったおかげだ!早くエアーズロックに登りたい!!というように、興奮して夜寝れなかったどうかは忘れたが、いよいよツアー当日の朝が来た。
早朝6時10分、アドベンチャーツアーのバスがやって来た。運転手兼ガイドは、22〜23歳ぐらいだと思われる若そうな、ガタイが良いというよりは、太り気味な(人のこと 言える立場か!?)、マークという奴だ。マサヨと隣同士の席を確保。いくつかのバッパーに寄り、その度にツアーに参加する人がバスに乗り込んで来る。 こうして、マークを筆頭に、あらゆる国の老若男女20人の参加者を乗せて、私たちのツアーは始まった。