バッパーからメランカロッジまで、タクシーで行こうとしたが、レセプションの人に聞くと歩いて行けるということなので、 マサヨと二人、歩いて向かうことにした。途中にあったスーパーで、念願のタバコを購入。久々にお気に入りのタバコ、 CAPSTANを手に入れることができた。メランカロッジに辿り着き、しばらくするとマークや他のメンバーも揃い、夕食は始まった。 次々と出てくるピザを食べ、ビールを飲む。近くに座っていた、クルクルした髪型のドイツ人の女の子と、その友達の可愛い子と 初めて会話を交わしてみたりするが、たいした盛り上がりも見せず。 広島青年が、私に「なんかいいねー、強いねー、ワーホリ9ヶ月いるオーラがある、しっかりしとる」と言い、 ワーホリ3ヶ月目のマサヨには「大丈夫?心配や」などと言っており、 私も強くなったもんやな!と、喜んでみたりした。 (ここは、女性として喜ぶべき箇所ではなかったような気がする。と、今更気付いたけど。)
こういうツアーは、みんなで仲良くなって、盛り上がって、別れが辛いものだと思っていたけど、 何せ、乗っけっからシャイ揃いで盛り上がらず、最後の方に少し盛り上がりを見せた中に入ることもできずにいたので、 時間が過ぎ、少しずつ「じゃあ帰るよ!」と去っていくメンバーが出てきた頃に、私とマサヨも 「やっと帰れる」といった感じで、名残惜しさも残さず、帰ることにした。 それでも、このツアーで出会った思い出深い人たちとは写真を撮っておこうと、2日に渡り川の字になって寝た、 イギリス人のおばちゃん、勝手にビールを飲んでしまった、天野っち、天野っちの彼氏と、マサヨの5人で記念撮影。 広島青年がシャッターを切る。
キャンプ場や、キャンプファイヤー、バーベキューや、自分たちで作った食事の数々、 ガイド兼運転手のマーク、20人のメンバーを乗せて3日間走ったバス、 バスから見えた風景、結局一言もしゃべっていないブラピ似のスイス人、 通訳してくれたアメリカ女性、クルクルした髪型のドイツ人、その友達の可愛い子、小柄なアイルランド人、 写真を撮っていないものは数々あるけれど、心の中に留めておこう。きっと2度と会うことはないとしても、 忘れていくとしても、心に留めておく。と、カルチャーセンターのアボリジニの人の言葉をパクって、 そんなことを思った。
もう夜も遅いので、帰りはタクシーを使い、バッパーへ帰った。 私とマサヨはバッパーのタバコを吸ったりできる広いスペースにあるイスに座り、 少しの酒と、ツアーを終えた満足感の相乗効果により、再び色々あれこれ、様々なことを 話した。深夜に及ぶまで、根掘り葉掘り、あれこれと話した。 金曜日に出会い、たった4日の付き合いだったけど、ツアーにマサヨがいてよかった、日本人がいてよかった。
このツアーによって、体力が無いことを、嫌というほどに思い知った私は、三大ワーホリツアーと言われる、テナントクリークのギャリーによる、 デビルスマーブルスツアーは諦めることにした。大きな岩を登ったりして、相当ハードだと聞くし。 それより何より、もう岩とか、ツアーとかは懲り懲りだ!明日は、ダーウィンへ直行!