このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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Kununurra -2-1-2,Sep
Kununurra Backpackers
Adventure Centre $17

よく眠った。このバッパーは宿泊客が少なく、4人部屋に2人しかいない。一緒の部屋になった日本人の人に 歯軋りをしていたかを恐る恐る聞いてみると、案の定していたらしい。詫びると共に、チルダーズで歯軋りをしていて カナダ人にホウキの汚い方で突かれたことを、朝っぱらから話した。

ブリスベンとキャサリンで出会った人は、ユウコさんという人で、その友達と3人でコールスへ買い物に行ったり、 昼ごはんを作って食べたり、コールスで安く買ったメロンを分けてもらったりした。 ユウコさんは、今まで旅してきた場所で手に入れた地図やパンフレット、切符などをノートに切り貼りして 、言葉を添えて綺麗にまとめていて、凄いなーと尊敬すると同時に、私もやろうと思った。(まねし) ユウコさんの友達と卓球をしたり、屋外の、広いテーブルで色々しゃべったりして、時間は過ぎた。

暑い暑いカナナラに、のんびりするために来たのかと言うと、そうではなく、バングル・バングルという「砂岩質の岩山が 幾十にも折り重なる山脈」(地球の歩き方から引用)を、ヘリコプターに乗って空から見るというツアーに参加するために 来たのである。カカドゥ国立公園にも行かなかったし、ポートヘッドランドの仮死(カリジニ)ツアーも、体力的に 無理そうなので行かないことにしたため、浮いたお金で、なかなか良いと噂に聞き、 ラク〜にアドベンチャー気分を味わえそうな バングル・バングルのヘリツアーに行くことにしたのだ。

しかし今朝から穴が開くほどパンフレットを見て分かったことは、カナナラからはセスナ機での遊覧飛行、ここから バスで2時間ほどの場所にある、ターキークリークという街からはドア無しヘリコプターでの遊覧飛行が楽しめる ということだ。ドアの閉まったセスナ機よりも、ドアの無いヘリコプターから見る方が臨場感が味わえそう!スリルがありそう! 楽しそう!と、ケアンズに於いてのスカイダイビングで、硬直しながらヘリコプターに乗っていたことなど嘘だったかのように、 スリルを求めてターキークリークからのツアーに参加しようと意気込んでいた。

バッパーのレセプションが夕方4時に開くのを待って、ツアー情報を聞きに行くことにした。 ターキークリークにバッパーがあるかを聞くと、レセプションのおっさんは、めんどくさそうに「無い」と言った。 おっさんは、他のレセプションの人に「こいつの面倒を見ろ」というようなことを言って、私に「あとは、この人に聞け」と吐き捨てるように 言いやがった。私は、キレながらも言い返すこともできずに、レセプションを出た。

ユウコさんたちに、おっさんのムカツク行動を愚痴る。 ユウコさんは、チェックアウトをする際、ムカツクおっさんに「デポジットほんまに払ったんか?」と疑いを掛けられたそうだ。 なんや!!あのハゲは!!と、よけいムカついた。それに加え、ユウコさんの友達で、ターキークリークのバッパーに泊まったという 人がいると聞き、おのれー!あのハゲ嘘つきやがってーー!!と、ムカつきは頂点へ。 「おい!ハゲ!さっき嘘ついたやろ!なめてんなよ!このハゲが!まぶしいんじゃー!ボケー!」とレセプションに 殴りこみに行ったかと言うと、そんな度胸も力強い拳も持ち合わせていない。

あんなハゲに頼ろうとしたのが間違いだった。 バッパーには公衆電話はなく、この地域は携帯電話も繋がらないので、夕方のバスでブルームへ出発するユウコさんたちを 見送りに行くついでに、公衆電話でツアー会社に電話をかけることにした。電話口のツアー会社の人によると、今のところ火曜日は人数がまだ揃わないので 飛べるかどうかは不明ということだった。ターキークリークのバッパーの電話番号を教えてもらい、さっそく電話し、明日の予約を取った。 たどたどしい英語でも、なんとかなるものだ。「ちょっと待て」と言って、違う人に代わられたりして、むかついたけど。 今日はいちいちムカつきすぎだ。

フットボールの試合
ホッとしてタバコを吸っていると、大きな歓声が聞こえてきたので、その方向へ歩いて行くとライトに照らされた広い草むらで フットボールの試合が行われていて、大勢のアボリジニの人々が観戦していたので、混じって見ることにした。 近くでアボリジニの子供たちが無邪気に遊び回っていて、ちょっとアジアっぽさを感じて嬉しい。 試合はアボリジニチームと白人チームの対戦のようで、アボリジニチームに点数が入るたびに、みんな熱狂!私も、 今日のムカついたことなど忘れ去るほど夢中になって見ていたが、 休憩タイムに入ったらしく、最後まで見たかったけど辺りも暗くなってきたので帰ることにした。

満月になりかけの月が見える薄暗い道を歩いてバッパーへ帰った。ご飯を作りつつ、ここに泊まってメロンピッキングを している人としゃべった。メロンは重いし、大変みたいだ。しかも、こんなに暑い中!

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