このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

WH入門
WH1年間
WH一般教養
MONEY
WH終了
WH BBS
WH LINK
WH TOP
放浪LIFE
-HOME-

Broom -1-4-6,Sep
Roebuck Bay Backpackers
$14

夕方5時にカナナラを出たバスは、長い長い夜を越えて、翌朝7時半、ブルームに到着した。

ブルームには「Kimberley」という大人気のバッパーがあり、1泊17ドルという値段の割りに、綺麗で、 施設も整っているという噂であるが、月の階段が見れる時期には当然満員になっていて、直前になって予約することが できたのは、怪しげなバッパーだけであった。

お金を払い、鍵を渡され、部屋を探し当てて、「あかへん!あかへん!」 と、開けにくい鍵に、朝っぱらから多少キレながら部屋に入ると、広い部屋であったが、女だけの部屋だと聞いた部屋の中には、 何故か男もいて、早朝から大きな物音を立てて入ってきた私に驚いた様子のカップルは、裸に近い格好で、あたふたしていた。 「ワレ!なんで男がおんねん!!しかも、長期滞在しているのか、部屋は散らかり放題。こんな部屋嫌や!!バスで一夜を越して 、こっちは疲れとんねん!」というわけで、 荷物を置くまでもなく、レセプションへ戻り、「部屋を変えてくれ」とキレ気味で言い、入ってみた新しい部屋は、 こちらも長期滞在してそうな散らかった部屋で、しかも上のベットしかあいてなくて、嫌ー!!と思ったが、このバッパーに 期待することが間違っていることであろうと悟り、荷物を置いた。キッチンや、洗濯場所、シャワーなどの様子を確認したが、 キッチンと洗濯場所は、悲惨であった。

かすかに見える、海の青
気を取り直して、タウンビーチへ行こうと歩き始める。地図上では近いと思っていたが、結構遠い。 しかも、暑い。暑すぎる。持っていた水も底をつき、脱水症状になりかけながら歩いていると、左手に、 今までに見たこともない、びっくりするほどの綺麗な海が見えてきた。何や!この色は!グリーン?ブルー?エメラルドグリーン?蛍光色?? 表現困難な、綺麗さ。「まじでー?」と独り言を言いながら、海へ向かって歩く。

Town Beach

そして30分ほどかけて、干からびそうになりながら辿り着いたタウンビーチ。ダーウィンの海の色にも「今までに見たことがない!」と 驚いたが、それ以上。噂通り、西は違う。

綺麗な海を、充分にぼけーっと眺め、引き返すことにした。帰り道の途中にあった「ブルーム歴史博物館」に3ドル払って 入ってみた。ブルームは、20世紀初め頃、多くの日本人が真珠養殖に携わっていた街。小さな博物館の中には、 日本人の写真や、小物、若くして亡くなった人を偲ぶ詩などが展示されていた。中庭のような所には、割れた墓石があり、 かなり怖かった。昔、ここに働きに来ていた人たちも、この表現し難い海の色を見て、感動したのだろうか。

Kununurra-3-へ ラウンド2topへ戻る Broom-2-へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください