スカイダイビングで少し酔い、気持ち悪いまま、フラフラとマクドへ行き、この前まで30セントだったはずが、 近頃40セントに値上がりしたらしいソフトクリームを買い、エスプラネードの芝生に座って食べる。 冷たいソフトクリーム効果で、気持ち悪さも落ち着いたので、バッパーへ帰った。仕事を終えたミキから電話があり、私のバッパーの1階にあるパブで夜ご飯を食べることにした。 騒音のような音楽の流れる中では、大声を出さなければ会話もできない、落ち着かない。 ご飯を食べ終えると、すぐさま店を出て、この前行ったカフェへ行くことにした。 「どれにしよー」とケーキを迷う、幸せ。ケーキとカプチーノを注文。 この前はミキに払ってもらったから、今回は私が・・・。という振る舞いを見せることもなく、各自で支払い。 貧乏ケチケチ旅人の、悲しさである。
ミキは、日本でバスガイドの仕事をしていたこともあり、ガイドの仕事にプロ意識を持って、しっかり働いている。 ある時、日本に帰ったお客さんから手紙が来て、「ガイドさんに”外国で、いつも同じ所を案内する仕事をするのは 大変でしょう”と言いました。普通なら、そこで愚痴が出るところ、そのガイドさんは笑顔で”好きな仕事ですから”と言い、 感動しました。」と書いていた。そのガイドさんとは、ミキのこと。「そんなこと言ったっけなー」とミキは 笑って、その話をした。
そして今の職場で気に入られ、ビジネスビザを取って働かないか?という話が出ているらしい。 もし取れたら、ここで2年ぐらい働くことになると言う。でも、ビジネスビザを取るのは、色々と難しいらしく、 「無理かもしれんけど、それはそれで職場で認められたという事で良いことやし、初めからビジネスを狙ってたわけじゃない し、いいねんけどな。まあ人生、なるようになっていくし、今までの経験が、どこかで生きていく。 どうなっても現状に不平不満を持ってしまうこともあるけど、それは仕方ないし。」とミキは言った。 ワーホリの特権とも思える、ラウンドができないのは残念で、ラウンドの途中で、再会できることもなくなるのは 寂しいけど、 こんなふうにプロ意識強く働いている姿は、本当に凄い!私と同い年なのに、大違い!!
カフェでケーキを食べながら、そして私のバッパーへ戻り、バルコニー的なところでタバコを吸いながら、 そんな話をした。そして「次は日本で会いましょう」そう言って、自転車に乗り、帰って行くミキを見送った。 なるようになっていく人生、どこで誰に出会い、何を考え、どんな影響を受け、自分がどう変わっていくのか 分からないけど、だから楽しいのかもなーと、考えながら。
ミキとはブリスベンの10ドルバッパーで出会い、 まだ3ヶ月も経ってないけど、昔からの友達同士のような感じがする、不思議。ブリスベン、チルダーズ、ケアンズで会い、 次はどこで会うのだろう。日本か。(そして、この後ミキはビジネスビザを取得し、2年半ケアンズで働き、 日本に一時帰国し、再びオーストラリアへ学生として旅立ったので、この日以来会っていない。でも連絡は取り合っている。 ミキが日本に帰って落ち着いたら、飲んだくれる予定。2005年8月27日現在。)