このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

About
WorkingHoliday
旅日記
旅する日本
SKY
BBS
LINK
管理人
放浪LIFE


韓国 10 


ホテルに帰り、夜の9時からは楽しみにしていた足ツボマッサージだ。キャラの濃いガイドの李さんが予約しておいてくれた 足ツボマッサージの店の人が9時前にホテルの前まで車で迎えに来てくれるという約束だったので、私とナカちゃんはホテルの前にいた。

しばらくすると、ちょっと怪しげな、その道の人が乗ってるんじゃないの?と思うような黒い車から、これまた、その道の人?え? 弟分?みたいな、あまり人相が良いとは言えないおっさんが下りてきて、私達に「Nさんデスカ?」と言ってきた。おお、この人が足ツボマッサージのお迎えの人か。と黒い車に乗り込む。

車は、走る、走る。弟分?みたいなおっさんは無言で運転し続ける。車は大通りをはずれ、住宅街のような小さい道へ進む、進む。 さらに小さい道へ・・・。私とナカちゃん、終始無言である。二人の心の中は同じであった。「エ・・コノヒトホントウニ、足ツボマッサージノ、オムカエノヒト?」

車は坂道を登ったり下ったり。ますます怪しい感じの道である。ああ、車に乗る前に足ツボマッサージのお迎えですか?と聞けばよかった。だいたい、このオッサンは、店の名前すら名乗ってないのに どうして信用して車に乗り込んでしまったのだろう。ああ、もうオワリだ、殺されるのか。私は、はっきり言って、死を覚悟した。

車は、右折したとたん、とても急な坂道で停車した。私とナカちゃんは、こわばらせた顔を見合わせる。二人の顔からは、さっきまでケーキや焼肉に満足していた時の 無邪気な笑顔は見られない。

その時、目の前に光りが見えた。ああ、幻か?ついに向こうの世界へ来てしまったのか?

大袈裟すぎである。その光りとは、足ツボマッサージの店の光りであった。助かった。助かったっていうか、変な想像しすぎなだけである。 弟分みたいなおっさんも、ただの足ツボマッサージ屋の店員だった。ただ、ちょっと人相がいいとは言えないだけだ。混乱させるような人を迎えによこさんでくれ!! と私は心の中でそっと思った。

足ツボマッサージ屋に入り、ソウルへ来てから歩き続けて疲れきった足が癒される。これを待っていたんだ、日々の疲れも癒される。ああ、気持ちいい。寝そうになる。 ツボを押してもらうとき、ここはどこのツボです〜と言いながら押してくれるのだけど、心臓のツボだけが異常に痛かったので、 とても不安になった。しかし、一緒にツボ押しをしていたナカちゃんと、もう一人の人に聞いたら二人とも心臓のツボが痛かったようなので、皆痛いものなのかと 安心する。私は、そのほかには小腸と肩のツボも痛かった。結構健康だと言えよう。日々パソコンに向き合う仕事なので眼精疲労などもひどいかと思ってたけど、思ったほどでもないようだ。 目のツボなんて全然痛くなかった。決して仕事をさぼっているわけではありませんよ。

帰りは、人相がいいとは言えないおっさんは既に帰ったらしく、女の人がホテルまで送ってくれた。 帰ったら、もう11時前になっていた。

前へ タビニッキTOP 次へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください