このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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韓国 2 


うたた寝してる間に、飛行機はソウルへ到着したようだ。空港でイミグレを通り、入国!まだソウルに来たという実感はない。 2001年3月にできたという空港は、真新しく広々としている。

 歩いていくと、様々なカードを持ったガイドさん達がお出迎え。私達のツアーのカードを持った人は、どこにいるのかと探すと 少し化粧の濃い女の人が私達の担当のようだ。「はじめまして。李(りー)と申します。」と挨拶をされ、同じツアーの人が来るまで イスで待つ。同じツアーの人達が到着し、2人の先生らしきおっさん、3人の年齢不祥軍団、と私達2人は李さんに連れられてバスに乗り込み、 バスはソウル市内へ向かって出発した。

バスが走り出したとたん、李さんは、流暢な日本語でまさしく機関銃のようにしゃべりはじめた。
今到着した空港についての案内、ソウルについての案内、そして最後に「お客様がソウルを好きになるもならないも、 ガイドである自分の影響力があるから一生懸命やりたいです。」と笑顔で言う李さんは、かっこよかった。 ここまでが、お決まりのセリフだと思われる。普通は、お決まりのセリフを言った後は、ガイドさんはあまりしゃべらないと思う。
しかし、李さんは違う。笑顔で、ずっとしゃべりまくる。3人の年齢不祥軍団(男性3名)に、「いくつなんですか〜?」「まあ、素敵ね、かっこいいわ〜」「結婚してらっしゃるの〜?おほほほ」 などと、いきなり迫り、私達2人に、「いくつなの〜?」「学生さんですか〜?」「彼氏はいるの〜?」などと迫り、 そして、2人の先生らしきおっさんの、なんだか難しい質問にも丁寧に答え、また3人の年齢不祥軍団に迫り、どうやら3人のうち、ただ一人結婚してる男性のことが気に入ったらしい李さんは、「本当に結婚してるの?まぁ〜素敵なのに残念だわ〜」と笑顔で言っている。 なんて迫力のあるガイドさんなんだろう。と唖然としている私達に、「若いうちなら相手はたくさんいるけど、年とるとダメよ〜。私は、この仕事が好きで、こうして生活して行けるけど 一人で死んでいくのかしらー、あはははは。」と明るく欲望に満ちた発言をし、さらに私達を唖然とさせた。

そんなインパクトある李さんのトークに圧倒されているうちに、バスはソウル中心地へと入っていた。
ツアーの工程表通り、ロッテ百貨店の免税店へ案内される。集合時間と集合場所を告げられ、それぞれ店をうろつく事になった。 李さんは3人の年齢不祥軍団に「彼女達、どうかしら〜?おほほほ」と、私達の方を見てお勧めしているではないか! 何をしてるんだ、李さん、誰だよキミは!!そして私達の元へ来て、「旅に来たら、気持ちも開放的になってくるでしょ、おほほほ」と 笑顔で言うではないか。誰なんだ、キミは!何がしたいのだろうか・・・。3人の年齢不祥軍団も私達も苦笑いするしかなかった。

集合時間まで、私とナカちゃんは免税店をウロウロすることにした。私は、友達に頼まれていた化粧品を買った。 特に他には買うものもなかったので、ロッテ百貨店をブラブラすることにした。

ロッテ百貨店の前
免税店には観光客しか見当たらなかったが、ロッテ百貨店の他の売り場は、韓国の人達がショッピングをしていた。 はじめて外国へ来たという実感を少し感じることができた。しかし、特に買うものも無かったので、外に出てみることにした。 外へ出ると、大きな道路に面しており、ハングル文字で行き先の書かれたバスが行き交うのが見えた。 道にはソウルで暮らす人々が行き交う。空港から市内へ来たバスの中から見ているだけでは実感できなかった「ここはソウルだ!」 という事実を肌で感じ、少し興奮する。

街の様子に興奮
百貨店から離れないように、少し歩いて探索する。道のわきには、露天のようなものが並ぶ。 大きな道路や、建物などは日本と変わらない風景だが、道端に露天やキヨスクのような小さな店があるのが異国を感じさせる。 やっと外国へ来た実感を得はじめた頃に、集合時間が近づいてきたので再びロッテ百貨店へ入り、集合場所である免税店の入り口へ戻った。

そして、工程表通りホテルへ向かった。2人の先生らしきおっさんは違うホテルだったので先にそちらへ。そして私達2人と 3人の年齢不祥軍団は「パシフィックホテル」へ。チェックインをすませ、李さんから今後の工程を連絡される。 今日の夕食はツアーについてくる「タッカルビ」だ。「違うホテルに行った男性2人と同じ工程なので、ホテルのロビーに4時に集合してね。 それからバスで、さっきのホテルへ行って2人をピックアップしてから夕食の場所へご案内します。」ということだ。 ここまでは普通のガイドさんである。しかし、さすが李さん、この後にもトークは続く。 「あの3人の男性の部屋はXX号室よ、うふふ。」私達に、何をしろと言うのだろう・・・。 私とナカちゃんは顔を見合わせて苦笑いしながら、自分達の部屋へ向かった。



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