クージービーチで。

次の土曜日、ＣＩＴＹからバスで３０分程の場所にあるクージービーチへ行き、皆でバーベキューをした。韓国人の友達が韓国料理フルコギ（焼肉）を作ってくれた。おいしかった。 ビーチで遊んだりして、夏だー。夏、夏。クージービーチへ行ったメンバーは８人。そのうち６人日本人で、２人が韓国人だった。日本人が多いけど、ひとりでもその中に違う国の人がいたら、必然的に英語を使うこととなる。 英語の勉強になる。でも、私は常に単語を並べているだけで何の上達も見られない。それでも、下手な英語でしゃべるのは楽しかった。

　こんなふうに学校の友達ができてくることによって、来た頃の不安はなくなっていった。そして季節はクリスマスへと向かっていた。語学学校のクリスマスパーティーがあるらしい。 ホールを貸し切って、オージーガイなども来るというパーティーだという噂を聞き、皆張り切っていた。「ジーンズ、スニーカーは禁止。フォーマルな格好で。」という制限に、友達との話題は どんな服を着ていくか、一色となった。フォーマルな服など持っていない。私はワンピースを買った。カバン、サンダルまで買ってしまった。買いすぎた。そして、いよいよパーティーの日になった。

　あれ？何？ここ？もっと大きい所かと思ったら、意外にも小さい。パブやん。あれ？オージーガイ？少なっ！日本人多っ！私の行っていた語学学校は英語を学ぶ人だけでなく、日本語を学びたいオーストラリア人も通っていて、 その日本語クラスのオージー達が来ているということだった。かなり少数の。
　期待していたものと大きく違ったから、もう飲むしかなかった。ビールを飲みまくった。大騒ぎした。大声でしゃべって、トイレで見知らぬ人に絡んで、人の煙草を吸いまくった。楽しかった。私はおっさんだ。 語学学校のクリスマスパーティーの写真は、酔っているうちにいっぱい撮ったけど、ここで紹介することは控えておくことにします。

　クリスマスパーティーの次の日も学校はあった。２週間のクリスマスホリデーに入るため、その日が今年最後の授業となるため、先生達の企画でワトソンズベイという所へフェリーに乗って行くことになっていた。 パーティーで酔って暴れた私は、家に帰るのが面倒くさくなり、同じクラスの美容師の友達の家がパーティーがあった場所から近いので泊まらせてもらった。二日酔い、寝不足、行きたくなーいという友達を無理矢理連れて、学校へ行った。 ワトソンズベイとは、断崖絶壁から海を眺められる場所で、自殺名所でもあるという。オーストラリアへ来てはじめて、大自然や〜！と感じた日だった。 先生達が勧める、オーストラリアで有名な食べ物フィッシュアンドチップスを皆食べていたが、私は二日酔いで気持ち悪く、ひとりソフトクリームを食べた。それを見てミリアンが笑ってた。 そして、学校は２週間のクリスマスホリデーへと入った。