このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

HONG KONG  香港

ブランドショッピングとグルメの街、香港。
でも、その他にもいろいろ楽しみがあります。僕も、B級グルメ?と安物ショッピングを中心に何回か香港通いをしています。
そんなことで、これまで行った香港のいろいろです。

HONG KONG  INDEX

  香港の地理

  香港の乗り物    香港の乗り物ページへ!

  マーケット

  夜景

  新しい空港と古い空港

  ダウンタウン??

  番外編その1 ちょっと足をのばして中国本土

  番外編その2 GLOBAL PASSPORTは使えるのか??  

註)香港の地名は広東語圏なので旧字体で書かれていますが、表示できないので日本語の漢字表示またはカタカナにしています。



 香港の地理
 香港は大きく4つのエリアにわけられます。
 香港島、九龍半島の九龍地区と新界、そして島嶼部です。
 香港島と九龍地区は旅行で訪れることの多いエリアで、ショッピングセンターやホテルはほとんどがこのエリアにあります。
 銅鑼湾(コーズウェイベイ)や金鐘(アドミラルティ)、中環(セントラル)などのショッピング街や有名なビクトリアピークもこの香港島にあります。
 九龍地区は、かのペニンシュラホテル(半島酒家)のある尖沙咀(チムシャーツイ)から北にのびるネイザンロードを中心に繁華街が広がるエリアです。廟街(男人街)や女人街のある旺角(ウォンコ モンコック)もこの九龍にあります。
 新界地区は、九龍半島の北部、中国との区域境までのエリアですが、ここは旅行者が訪ねるようなところもほとんどありません。しかしここには、田園地帯や自然の山など普通にイメージする香港とは違った一面が見られます。
 島嶼部は、今まではなかなか行くことはないエリアでしたが、’98年に香港新空港(チェックラップコック空港)が大嶼山(ランタオ島)にできて以来、身近なものになりました。 




 香港の乗り物
 香港の乗り物で有名なものといえば、やはり、スターフェリー(天星小輪)と「二階建て路面電車」トラムです。
 このほか、地下鉄(MTR 地鐵)やバス(巴士)、ピークトラム、エアポートエクスプレス(機場快速)、九広鉄道(KCR)といったところが旅行で使うことの多い乗り物です。
 乗り物は、乗り物ページにまとめてあります。

乗り物ページへGO!!




 マーケット
 香港でマーケットといえば、まずは女人街と男人街が有名です。
 しかし、これらはいかにも香港といった雰囲気はありますが、観光地化されてしまっていて今一つ物足りなさがあります。
 とはいえ、一度は訪ねる価値はあります。
 特に男人街の妖しさといったらなんとも言えないものです。ただ、夜は危ないので気を付けましょう。(できたら避けた方が良いと思います。)
 また、屋台レストラン街はハッキリ言って高いです。町中の麺家や粥家のほうがよっぽど安くすむことも有りますので、値段に注意です。
 女人街は男人街にくらべ安心です。下着や洋服、偽物バッグなどさまざまなお店が有りますが、最近はどのお店も品揃えが似てきてしまいました。ちょっと悲しいですね。
 観光客も多く、夜でも歩けますが、スリなどには気をつけましょう。
 このような観光地化されたマーケットでは格安ではあるものの、それなりのモノしか無いので、掘り出し物が欲しい方にはスタンレーマーケットがおすすめです。
 
スタンレーマーケット(赤柱市場)
 赤柱:スタンレーは、香港島南部にある海辺の町で、この町のビーチから延びる商店街が「スタンレーマーケット 赤柱市場」です。
 この商店街には、チャイナドレスやアクセサリーなどのお土産屋から、サーフショップ、骨董品店、パシュミナ専門店、シューズ店、水着屋、シルク専門店、家庭用品店など様々なお店が並んでいます。
 これらのお店の多くは町中よりも安く、また、お店の人も観光客慣れしてはいるものの、香港の中心から遠いという地理的なものもあってか親切で、値切りやワガママにもある程度応えてくれるなど、気分よく買い物できます。
 特におすすめはスポーツシューズ店やチャイナドレス、雑貨といったところです。特に雑貨は日本の中華街で見るような茶器などがあるのですが、格安で、日本の半額以下で購入できます。チャイナドレスは寸法を合わせて直してもらえますので、町中で買うよりも良いかもしれません。
 また、この市場の隣はビーチですので、夏であれば、ビーチ訪問と兼ねて訪ねてみてはいかがでしょうか。

(交通)
 中環(セントラル)交易広場(エクスチェンジスクエア)から城巴(シティーバス)6系統で約30分、西湾河(サイワンホウ)から新巴(ファーストバス)314または14系統で30分。赤柱市場で下車。終点まで乗ると、通り過ぎてしまうので注意。
 行楽シーズンには湾仔などからもバスがあります。
  バスの乗り方はこちらへ




 夜景
 「香港と言えば夜景」ですね。こればかりは世界中のどの都市の夜景を凌ぐのが納得できます。
 もちろん有名なものは「ビクトリアピーク」からの夜景ですし、香港で一番美しいかもしれません。

ビクトリアピークからの夜景です。まん中の海がビクトリアハーバー、右手が香港島、左手が九龍半島です。

ビクトリアピークの他に、簡単に見られる夜景としては、やはりスターフェリーからの夜景です。
スターフェリーからの夜景を見るには、尖沙咀(チムシャーツイ)から中環(セントラル)に向かう船では左側、湾仔(ワンチャイ)に向かう船では右側に座ると良く見えます。
とはいえ、船ではあっという間の夜景なので、ゆっくり楽しみたいという方は、スターフェリー乗り場〜香港芸術劇場の間のデッキからの夜景がおすすめです。日本だったらまちがいなくカップルばかりなんでしょうが、カップルや観光客の他に家族連れもいますので、ゆっくり見ることが出来ます。

スターフェリー乗り場から見た夜景です。湾仔方面を見たものです。




 新しい空港と古い空港
 香港の玄関口である香港国際空港は、大嶼山(ランタオ島)のチェックラップコックにあります。
 しかし、98年7月までは、香港市街のど真ん中である九龍城のすぐ横に香港啓徳(カイタック)国際空港がありました。
 香港市街は香港島の山と九龍半島側の山に囲まれているため、平野部がほとんどない中に、海辺には高層ビルが立ち並んでいます。
 このため、この市街地内の旧空港への飛行機は「コーヒーカップの底に着陸する」とか「洗濯物を引っ掛けるかのように」といった形容をされる、低空で急カーブを描きながらしかもビルのすきまを縫うかのような着陸を余儀無くされていました。これが香港名物「香港カーブ」というものでした。特に夜の着陸では、香港の夜景の中にそのまま入って行くかのように着陸するので、なかなかのものでした。新空港開港直前に香港に行った時、着陸直前の機内アナウンスで「香港新空港の完成で、この角度からの香港の夜景は見られません。最後の夜景をお楽しみください」というのがあったのが印象的です。
 新しい空港の開港によって、これは見られなくなりましたが、今度はアジア最大とも言われる巨大空港が出迎えてくれます。
 とはいえ、ちょっと香港っぽさが無くなっちゃいましたけど。
   
九龍城の町中の上空すぐを着陸する飛行機。(98.6撮影)


香港啓徳国際空港(98.6)




 ダウンタウン??
 香港のダウンタウン(下町)エリアというのは、そこらじゅうが下町っぽいので。「ここだ!」とはならないんですが、日本の下町と合い通じる雰囲気をかもしだしていて、僕のおすすめは九龍半島なら九龍城です。
 様々なお店が並び、雑然とした雰囲気は見ているだけで楽しいものです。
 ネイザンロードや尖沙咀(チムシャーツイ)も雑然としてはいますが、ここほどの雑然さはありません。
 中国茶の専門店んどもあって、香港らしいお土産の買い歩きにも便利です。

九龍城

 九龍城の雰囲気はちょっと強烈なので、夜は正直近寄りがたいんです。
 そこで、夜であれば香港島の銅鑼湾(トンローワン コーズウェイベイ)です。
 ここは、東京で言えば新宿、大阪で言えば心斎橋でしょうか。商店街とちょっとしたお店が集まるエリアです。
 中心は「そごう」で、ここからタイムズスクエアやリーガーデンズといったショッピングに向けて商店街が広がっています。
 ブランドショッピングで有名なエリアですが、商店街をのぞくと香港らしいロープライスの服や電化製品のお店などもあり、なかなか楽しめます。
 
夜の銅鑼湾付近(この道路のまん中に二階建てトラムが走ります)




 番外編その1 ちょっと足をのばして中国本土
 香港が中国に返還された今、中国本土へも楽に行き来できるのかな...と思ったら大違い。
 下手な国境越えよりもよっぽど面倒な手続きが必要でした。ここでは、僕の「日帰りシンセンの旅」を紹介します。

 尖沙咀(チムシャーツイ)のホテルからまずはバスでKCRホンハム駅へ。尖沙咀からは無料バスがあるのですが、ホテルからは遠かったので、路線バスで向かいました。
 ホンハムからKCRに乗車、九龍糖、沙田(シャーテン 競馬場のあるところ)を経て、新界の住宅地を進みます。
 乗車すること40分、いよいよ区域境の駅、羅湖(ローウー)に到着です。
 KCRの電車。これが区域境への足です。(写真をクリックすると乗り方ガイドへ)
 改札を出ると、そのまま出国審査場につながっています。ここでパスポートチェックを受け、いよいよ中国に入国です。
 ここで、なんで同じ中国で出入国があるの?という疑問になると思いますが、香港は「中華人民共和国香港特別行政区」という中国の中でも特別なエリアであり、出入国などはまったく別で、違う国のような考え方です。実際、中国への渡航には原則ビザが必要なのに、香港はビザが免除されていますし、中国〜香港の飛行機は国際線扱いです。
 ということで、出国のチェックを受けた後、いよいよ区域境を超えます。
 区域境には小さな川があり、そこが区域境です。
 イギリスとの国境であった過去のなごりか、橋の上の区域境には白い線が引かれており、「国境越えだ!」との気分を盛り上げてくれます。
 
区域境の川。右側が香港、左側が中国です。                  区域境の橋。香港側から出国後に撮影


香港から見た中国側

 橋を渡ると中国に入りますが、まずは入国審査です。
 ビザを事前に取得しておけばなんてことはないのですが、中国ビザは高いので、安くあげたい方は現地取得がおすすめです。
 僕もこの時はこの入国審査場の2階にある外交部事務所で取得しました。ここでは、シンセン市にのみ有効な5日間のビザが100HK$(約1500円)で取得できます。ただ、広州などへ足を伸ばすのであれば、あらかじめ香港などで取得しましょう。
 入国審査場で、入国した後、やっと中国です。
 中国の通貨は人民元ですので両替をとなるわけですが、シンセン市内では香港ドルがそのまま使えます。価値は人民元のほうが低いのですが、1HK$=1元として通用しています。両替すると手数料をとられるのでそのままでも日帰りであればそれほど損はしないと思います。

 シンセン市の玄関口であるこの羅湖は中国国鉄シンセン駅と隣接しておりその前の広場には近所の農家らしき人が持ち寄った果物などが売られており、市場のようになっています。ここの果物は安い上に絶品です。ほとんどが束でいくらという売り方ですが、すいかなどは切ってもらうこともできます。香港も果物は豊富で安いのですが、ここのほうが安い上に味もいいです。
 とはいえ、ここでは注意が必要です。スリや置き引きも多い上に、しつこい勧誘(いわゆるポン引き)がいるので、注意しましょう。

羅湖駅中国側。この建物が出入国場です。 


駅前の歩道橋から見たシンセン駅


シンセンのメインストリート。香港にくらべスッキリ。

 シンセンの見どころと言えばミニチャイナというテーマパークで、周辺には東武ワールドスクエアと同じようなミニチュアパークなどもあります。とはいえ、これ以外には観光地らしきものは無いので、日帰りでも十分かもしれません。
 こういった観光地へはバスかタクシーでとなりますが、バスは香港のシステムに似ているので難しくはありませんが、タクシーはかならず交渉して乗車するひつようがあります。




 番外編その2 GLOBAL PASSPORTは使えるのか?? 
 au(IDO,DDI) Cdma Oneの新サービス「グローバルパスポート」。
 僕もこの電話の愛用者なので、これは試さなくてはということで、試してみました。果たしてCMのように「うん。今、香港。うまいねここ」といくかどうか??

 その1 街中
 香港の街中ではほとんど使えます。ずーっと3本たったまま。圏外表示にはなりません。
 ちょっと郊外でもバスで移動できるところはほとんど圏内のようです。
 
 その2 ビル内
 ビルの中もほとんど使えました。唯一使えなかったのは高層ホテルの廊下。電波が弱いのかアンテナマークは圏外にはならないもののつながりませんでした。
 ショッピングセンターは地下も含め、ほとんどOKです。

 その3 地下鉄
 日本では悲しいくらい使えませんが、香港ではほとんどの駅でも車内でも使えます。日本のように「携帯電話は御遠慮ください」なんてことはなく、香港の人たちはずっと使っています。
 郊外への電車ではさすがにトンネルに入ると使えませんが、それ以外では使えるようです。

 (結論)
 グローバルパスポートは使えます。非常に便利です。友人と持ち合って使うと便利ですね。




 
 

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