このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

頭の良くなるドリンク剤

  よく訪問した家が二軒あった。この二軒とも偶然かもしれないが、祖父母が子供を育てていた。この両親の場合、子供を育てるのが難しい環境にあるのかもしれないが、祖父母に全面的に育児を任せざるを得ないほどのことではないと思えるのだが。それなのに中国では、全面的に祖父母が子供の養育をするケースが多いようである。日本の習慣からするとチョット考えられない。中国では家族の絆が強いせいか、親が育てても、祖父母が育てても同じことと考えるのかもしれない。

  本題はそのことではなく、中国人は薬好きだと言うことである。訪問した二軒とも4、5歳の女の子の一人っ子がいたが、共に何かのドリンク剤をストローで飲ませていた。病気ならば仕方ないが、病気でもないのに飲む薬である。効果は病気を治す為ではなく、より健康になるとか、頭が良くなるというものらしい。
私には信じられないのだが、頭の良くなる薬とか、より健康になる薬とがあるものだろうか。他に多くの子供が飲んでいるドリンク剤には、カルシューム入りのものが多かった。カルシュームが不足している子供にとっては、必要なものかもしれない。しかしそんなに多くの子供がカルシューム不足とは思えないのだが。

  それにしても中国人は頭が良くなる薬とか、若返る薬とかを信じているふしがある。本当に若返る薬を信じていると言ってしまうと、言い過ぎかもしれない。しかしそれを信じたい気持ちは多いようである。それだからこそ、そう言った怪しげな薬が売れるし、広告も多い。中国ではお土産に薬をくれることも多い。日本では薬をお土産としてくれると言うのは特殊の場合である。中国でお土産としてくれる薬は、あれは薬ではなく嗜好品なのかもしれない。薬が好きなのである。少なくとも私には、漢方薬を貰っても病気で無い限り、使い道をお思い付かない。

  中国には頭の良くなる薬が沢山ある。特に子供の為の頭の良くなる薬を沢山宣伝している。"忘不了"なんて名前の薬もあった。これは一度覚えたら忘れないと言うネーミングらしい。これがまたよく売れているらしい。特に受験生にはよく飲ませるのだとか。このような薬の広告には、頭の疲れを取る効能も有ると書かれている。日本では頭の疲れを取ると言う薬の効能はあまり見かけない。せいぜいカフェインかコーヒーを飲む際の効能として言われているくらだと思うのだが。やはり中国ではこう言う効能を信じている人は多いらしい。

  記憶力を良くする薬があるならば、記憶力を良くする食べ物もある。受験勉強に際して、こう言ったものを大量に飲ませたり、食べさせたりするようである。このように書くと、日本でも同じようなことがあると言われるかもしれない。しかしその程度は丸っきり違うのである。学校の受験の休憩時間には、頭が疲れないとか、強くなるとかの食べ物や薬を持参して親戚が待機しているのだとか。日本には無い現象で有る。

 この話しは新聞に書いてあったので本当である。さすがに新聞の記事は批判的な調子であった。しかし知り合いの家庭を訪問したとろ、二軒とも小さい子供に何やらドリンク剤を飲ませて居たので、やっぱりと思ったのである。この家庭はおじいさんおばあさんが育児をしているから、古めかしい薬を飲ませている、というのではない。若い親でもこう言った薬は良く飲ませるらしい。

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