このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
必要があってスーパーマーケットに敷き布団カバーを買いに行った。ところが布団カバーが見当たらないのである。店員に聞けばいいのだが、中国語で掛け布団と言うところまでは言えても、"敷布団のカバー"と言う言葉が言えないのである。それらしいのが在るのだが何か違うのである。どこが違うかと言うと柄が派手派手で端にフリルが付いているのである。 派手な柄模様なのでこれはベットカバーかと思った。別の店に行ったときに、見本として並べてあったのでようやく分かったのであるが、あの派手派手フリル付きが敷布団のカバーであったのである。中国であちこちのホテルに泊まったが、どこでも敷布団のカバーは白とか薄いピンクであった。ところが家庭では違うらしい。中国ではどうも敷布団は人に見せるものらしい。そうしてみると確かに中国の家庭ではベットが目に付く。 中国では家が狭いせいもあり、座る椅子が少ない為か、客をベットに座らせる場合が多い。そのベットにはベットカバーは無く、掛け布団は隅に綺麗に畳んである。だから敷布団が良く見えるのである。それで敷布団のカバーを見栄えの良い、柄物にしているのかもしれない。 この様にようやく理解出来て、派手な敷布団カバーを買ってきたのである。そう言えばテレビで見る軍隊の訓練の中に、掛け布団の畳み方をキチンと教えるところがあった。そして畳まれた毛布の角が、直角になっているかどうか、上官が検査している場面もあった。この検査の場面は度々見た。直角度の検査は、中国の軍隊の中の重要な項目の一つであるらしい。私から見るとこの軍隊の訓練は、チョットばかり滑稽であったが、もしかしたら解放軍の貴重な伝統なのかもしれない。 それと掛け布団をキチンと畳む習慣は、ベットの敷布団の上を椅子替わりにする為に、必要なことなのかもしれない。 同じベットでも日本と中国では、何か違うのである。 |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |