このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


三江線の旅
1ページ(最初から見る)
ここは2ページ目です
特集のページに戻る



次の日。今日は江津まで山陰本線で戻り、江津からは今回の旅の一番の目的である三江線に乗り広島県の三次へ。三次からは福塩線で福山まで。福山から山陽本線、東海道本線で新大阪に戻る行程です。



5時過ぎにホテルを出て江津駅へ。駅前のコンビニもまだ閉まっていた。改札に駅員さんもいなかったのでそのままホームへ。駅の東にはキハ121系の2両が既にスタンバイ。



320D浜田5:34→江津5:58乗車車両:キハ121-7



車内は超ガラガラ。海側に座り景色を眺める。昨日のキハ120よりも数倍快適だ。車掌さんに18きっぷの日付を入れてもらった。列車は30分もしないうちに江津に到着。

江津へ着くと同じ列車から三江線の列車にダッシュする人が数名。接続時間が無いのかと思い自分も急ぐ。ダッシュした人は座席目当てだったようで。せっかくダッシュしてきたのに空席のクロスシートには目もくれずにロングシートに座る人が。まあ、列車の旅の楽しみ方は人それぞれ。ちなみに僕はタッチの差でクロスシートにありつけず、ロングシートに着席。

423D江津6:02→三次9:18乗車車両:キハ120 309



列車は江津駅を発車。さあ、三江線の車窓を楽しむぞ、と思ったらお姉さんに声をかけられ、三江線の活性化のためのアンケートをもらった。朝早くから御苦労様です。アンケートを記入し返却、三江線の車窓を楽しむ。



ちなみにこのアンケートは終点の三次まで、列車に乗った全員に配られた。アンケートを取っている方は地元の三江線利用者かと思いきや、外の風景をバシャバシャ撮っていたのでどうも違うようだ。

列車は江の川に沿ってゆっくりと進む。途中、無数にある30キロ制限のおかげでゆっくり景色を楽しめる。







乗客は15名ほど。8割方は同業者だと思われる。浜田からずっと一緒の人もいた。その人らもわざわざ三江線に乗るために泊まりがけで来たのだろうか。



三江線は列車の本数が少なく、全線通しで乗ろうと思ったら選択肢は1日なんと3本だけ。この始発列車に乗れないと次は9時間後の江津15時8分発になってしまう。(12時44分発もあるが途中までしか行かない)これでその日のうちに新大阪まで帰るとなると、三次から芸備線で広島まで行き、最終の「のぞみ」に乗るしかない。



川戸駅で地元の客が数人降り、クロスシートGet。残ったのは多分全員同業者。その後地元の客がパラパラと乗り降りするものの、10人くらいしかいなかった。



浜原駅からは列車のスピードが上がる。途中、トイレに行きたくなったが最近はキハ120でもトイレが付いているのがありがたい。このキハ120のトイレにはなぜか、223系にも装備されていない「音姫」が装備されている。これは水を流す音を大音量で再生してウ●コを出す音をごまかす機械で、女性用トイレに結構設置されているらしい。



キハ120のトイレはエンジンのほぼ真上にあるので、加速時に出せば絶対に分からないはずだが、キハ120のエンジン音より大きい音でウ●コする人っているのだろうか、なんてことを一瞬思った。冷静に考えたら、あれだけの小さいスペースにトイレの全機能が収まっているという事は搭載している水の量もかなり少ないはずで、少しでも節水してもらうために「音姫」を付けているんだろうな。



列車は宇都井駅に停車。山間部にある高架駅で有名ですね。






しばらく江の川は自分の座っている席の反対側に流れていたが、また自分の側に戻ってきた。



長谷(ながたに)駅にも停車。時刻は朝の9時4分、長谷駅ではこの列車が始発の次の列車ですが、この列車が三次方面の最終列車となります。






長谷駅を出発、列車はまだまだ江の川沿いに走ります。そして周りに建物が増えてきて、終点の三次駅に到着。









次に乗る列車までは2時間以上あるので、駅前を散策。三次駅前からは新大阪までバスが一日数本も出ていて、これに乗れば自宅まで楽に帰れますが、今回は18きっぷ利用なのでJR在来線のみで帰ります。

先ほど乗った三江線ですが、三次駅前の高架が気になりました。この高架、欄干がないんですね。保線の時怖そう。

三次9:57分発の石見川本行きが通過。車両は先ほどまで乗っていたキハ120 309だ。欄干が無いので床下も丸見え。



この列車を見送り、少し早目の昼食。

1726D三次11:40→府中13:27乗車車両キハ120 326



三次駅に戻り、今度は福塩線の府中までの列車に乗る。車両はまたもキハ120。塩町までは芸備線、塩町からは福塩線となる。列車はどんどん山の中に入る。



途中で何やら建設中の道路が。



デジカメでズームして撮って拡大して見ると、「中国横断自動車道 尾道・松江線建設中」との事。



これができたらただでさえ少ない鉄道の乗客がもっと減るんだろうな。

カーブなどでの速度制限は三江線は30km/hだったけど、こちらは15km/h。この路線の行く末を心配したのは言うまでも無い。



列車は芦田川に沿って進む。途中のキャンプ場みたいな所はにぎわっていて、多くの子供たちが水遊びをしていた。この辺りから府中までの景色、個人的に気に入りました。



254M府中13:30→福山14:13乗車車両:クモハ105-7



府中からは105系。ここから電化路線で、駅間もグッと短くなる。元々は私鉄か何かだな。神辺駅には井原鉄道の「夢やすらぎ号」がいたが、なんだかもうこれはJR九州の車両としか思えん。デザイナーが一緒なので当たり前と言えば当たり前なのだが、もっと個性を出せなかったのだろうか。

1760M福山14:20→岡山15:22乗車車両:クモハ115-1506
福山駅からは山陽本線。3両だが空席は充分にあった。倉敷駅からは昨日通ったルート。

1322M岡山15:46→相生16:51乗車車両:モハ115-3505



岡山からは元117系の115系3500番台で相生へ。最近は18きっぷ利用者が増えてこの区間はギュウギュウだなんてウワサが絶えないですが、4両ですが県境付近は余裕で全員が着席可能な状態。そういえばもう何年も前の話だけど、この列車、たまに網干の113系7両編成で運転された時期があったな。途中、万富と、吉永-三石でまっきいろな車両とすれ違った。万富駅で乗り込もうとする人は何やら不思議そうな顔をしていた。

962M相生16:52→網干17:03乗車車両:モハ115-1084



相生から網干までは115系4両。自分と同じく網干で降りて網干で始発の新快速を待つ人が案外多い。最近の18きっぷ利用者は賢くなったな。

3290M網干17:15→新大阪18:33乗車車両:モハ223-2153



今回の旅もいよいよこれで終わり。車両は223系8両。網干を発車した時点では空席が多数あれど、姫路駅で乗り換える人は列の先頭の方じゃないと好きな席に座れない。



おわり

1ページ(最初から見る)

2ページ目(このページ)の一番上へ

特集のページに戻る

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください