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2004秋 北海道MTBソロツーリング(その2)
最終更新日 2004.9.27
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(旭川空港にて)羽田空港を飛び立って1時間あまり。
窓の外はもう”ほっかいど〜〜”!!
11:30、飛行機は着陸態勢に入った。
窓から外を見ると美瑛の美しい田園風景が見えた。
ホント、パッチワークみたいだ・・・。
11:40、旭川空港到着。天気は薄曇り。気温21℃。風は爽やか〜!
空港の玄関先でMTBを組み立てていると、地元のおじさんに声を掛けられた。
「ふ〜ん、今の自転車は良く出来てるね〜。昨日?凄かったよ、台風。あちこちで屋根が吹き飛んだよ。層雲峡まで行くの?な〜に、今日中に着くさ。気をつけて!」
20分ほどおじさんと話をした。
さて、自転車も組みあがったし、そろそろ出発しようか!
(空がひろ〜い!!)12:00、旭川空港をスタート!まずは旭川市街に向かってゴ〜!!
それにしても空が広いな〜!早くもハイテンションである。
旭川空港から東神楽町(ひがしかぐらちょう)市街までの道のりは、のどかな田園風景が続いていた。道はほぼ直線だ。
しばらく走っていると、ところどころ木が根こそぎ倒れていた。
台風18号の爪あとだった。
農家の納屋の屋根もめくれていたり、ブルーシートが掛けてあったり。
空港で話をしたおじさんも、これほど強い風の台風は記憶がないと言っていた。
大変だったんだな〜。
(「蜂屋」のしょうゆラーメン)13:30、忠別川に架かる大正橋を渡る。いよいよ旭川市街だ。
お腹もペコペコ。お昼は”旭川ラーメン”と決めていた。
14:00、旭川ラーメンの老舗「蜂屋(はちや)」(3条15)に初めて入る。
昼時はとっくに過ぎていたので、お客はまばらだったが、40人は余裕で座れるくらいの広々とした店内だった。
「アブラは普通と濃い目がありますが・・・」
店のおばちゃんに聞かれ、とりあえず「普通で」と答えた。
どうやらスープに入っている脂の濃さが選べるらしい。
これがしょうゆ?!と、びっくりするような独特の色と、なんともいえないスープの香り。
昭和22年創業以来、ずっと守り続けているというこだわりのスープ。
麺も自家製という。
これが噂の・・・「蜂屋」のラーメンか!
はっきり言って、好き嫌いが分かれるところだ。
自分は、好き!である。
スープも全て飲み干し、お腹も満足!!ご馳走様でした〜。
(旭橋)旭川は”橋の街”でもあった。
旭川市内には石狩川、忠別川、美瑛川などの大きな川から、小さな川まで多数流れている。
当然、橋がたくさん架かっているという訳だ。
市内の旭橋を起点に石狩川沿いを「旭川層雲峡自転車道」という自転車専用道路が敷かれている。(一部未完成ではあるが)
旭川から層雲峡までは、この自転車道を走る計画だ。
15:00、旭橋を見つけ、さっそく石狩川沿いの自転車道とおぼしき小道を走りはじめた。
しばらくして、なんだか方向がおかしいことに気がついた。
いつの間にか牛朱別川沿いを走っていた。
危ない、危ない・・・。地図をしっかり確認しなきゃ。
(自転車道にも倒木が・・・)少し戻って自転車道を見つけホッとした。
自転車道はしっかり二車線になっていて、周りの草も刈り込まれていて、整備が行き届いていた。
15:30、そろそろ今夜の宿に予約を入れないと・・・。
一日どこまで走れるかわからないので、あらかじめ宿に予約はしていない。
やはり今日中に層雲峡まで走るのは厳しかったなぁ。
まあ、のんびりいこう。
旭川に隣接する比布(ぴっぷ)町にある、とほ宿「夕休」に予約を入れることができた。
夕方までには着くだろう。
石狩川の向こうには大雪山系が見える。
明日はあの山の向こうまで走るんだなぁ。行けるかなぁ。
当麻町に入ったころから、ポプラや白樺の木が自転車道をさえぎるようにして倒れていることが多くなった。
はじめのうちは迂回して進んでいったが、だんだん面倒になって国道に戻ることにした。
(比布町にて)
比布町に入ると一面田んぼの風景に変わった。
稲穂が夕日に反射してキラキラと輝いている。
16:20、R40に戻る。
国道はさすがに車が多い。夕方になって急に風がひんやりしてきた。
16:50、農道の脇でママチャリに乗った宿主さんが出迎えてくれた。
広〜い田んぼの中にポツンと「夕休」はあった。
今夜の客は自分ひとりだけだった。
23:30、心地良い疲れの中、眠りについた。
【9月9日の走行距離:54km】
(その3)へ続く
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